城郭探訪

yamaziro

戦国女性の足跡 お市を巡る男たち

2015年11月06日 | 郷土の偉人

=武将に操られた生涯 安土城考古博物館でトピック展=

大変な美人としても知られたお市の肖像画

◇近江八幡
 織田信長の妹だった故に、戦国時代の悲劇のヒロインとして知られる「お市」の生涯を紹介するトピック展「お市を巡る男たち」が県立安土城考古博物館で開かれている。二十九日まで。
 天下統一の戦乱が繰り広げられた戦国の世で、お市は、武将たちの政略や政争に巻き込まれた代表的な女性。
 その男たちに操られた人生とはどんな苦難があったのか。輿(こし)入れ、夫との死別の繰り返しの中で、戦国の女性としての生きざまを歴史資料をもとに紹介している。
 お市は、本当に信長の妹であったのか、諸説ある中で、信長の政略で浅井家に嫁ぎ、長政との間に授かった「茶々、初、江」の三姉妹を育てた。信長と敵対する関係に転じた時も長政と「小谷城」の落城ぎりぎりまで籠城。長政亡き後は、柴田勝家と再婚したが、羽柴秀吉との戦いに破れ、自決して世を去った。秀吉がお市に好意を抱く場面がドラマに描かれることがあるが、真相は不明。
 今回の展示では、お市とその取り巻く武将との人間関係を中心に、乱世を生き抜いた女性の生涯を分かりやすく紹介している。

情報:滋賀新聞  


最新の画像もっと見る