河合城 近江国(蒲生)

比定地の佐久良大明神

お城のデータ

所在地：東近江市(旧・蒲生郡蒲生町)川合町　　map：http://yahoo.jp/szLdeqf

現　状：神社・水田・集落宅地

区　分：居城 

築城期：室町期

築城者：河合氏

城　主：河合左近大夫　吉田出雲上男・吉田安芸定雄・吉田若狭守定之

遺　構：不明たが、佐久良大明神・玉緒神社の鎮守の森に空堀・敷割・低土類が残存する。

目標地：川合町：上本郷集会場・川合バス停・ヘアサロン川島

駐車場：川合町：上本郷集会場に駐車場

訪城日： 2016.5.8

お城の概要

　川合集落の東端の上本郷地区に比定地の位置する。集落内の旧道には称名寺があり、玉緒山山麓には、玉緒神社・願成寺がある。

川合集落は、いくつかの地区に分かれるようだ。川合集落には、上本郷地区の河合城と川合地区の川合城の二つの居城が存在したようだ。

江戸期には大森藩領であったか？

お城の歴史

 『大洞弁天当国城主名札』に河合村城主として、河合左近大夫の名がみえる。城跡は寛文八年(江戸期)にその多くが開発消滅した。

又『佐々木南北諸氏帳』には。「蒲生郡　河合城主　観音道覚帯兼佐々木末九代源三秀吉六男太郎厳秀末江南隋一弓名人　吉田出雲上男・旗頭　吉田安芸定雄・吉田若狭守定之」の名を記す。

 

上本郷集会所に駐車

佐久良大明神

玉緒神社

勘定縄

玉緒神社の鎮守の森に空堀旧道の玉緒神社の鳥居

参道横に称名寺

堀痕の用水路？

参考資料：滋賀県中世城郭分布調査1、『日本城郭大系』11。佐々木南北諸氏帳、近江国輿地志略

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丸山城(澤山城) 近江国(日野)

お城のデータ

所在地：蒲生郡日野町中在寺　　　map：http://yahoo.jp/Qy0EyJ

別　称：澤山城

現　状：山林

区　分：山城(砦・詰め城)

築城期：織豊期

築城者：室木氏(室木俊方　蒲生惟賢の子)

遺　構：畝状竪堀・土塁・未完の平削跡(数カ所残存)頂部に平坦地(見張台か物見櫓)、頂部に東側廓部。

標　高：２７０.８ｍ　　比高差：１００ｍ

目標地：国道３０７号線沿いの北脇集落の諸木神社

駐車場：国道３０７号線沿いの御神木の、反対側の民家横に路上駐車

訪城日：2016.5.8

丸山登山口に説明板。・・・山頂に天神を祀る祠はあり、昔から神霊が宿る神体山と呼ばれている。戦国時代には室木氏が籠もった城(澤山城)の伝承、天徳寺の存在や麓に祀られていると中心に村々が形成されていたといえる・・・云々

お城の概要

滋賀県中世城郭分布調査４(旧・蒲生郡・神崎郡の城)の解説は、「頂上に神社の所に平坦地であるが、その他に城郭に結びつく遺構はない。」とある。

が、今回、国道３０７号線沿いの南側山麓の御神木から、獣害ヘンスを開けて、直登した。２０ｍ程登ると、畝状竪堀・土塁遺構や未完成な平削跡が、頂部への途中に数カ所残存する。まさに、急造の砦遺構であろう。頂部には(神社の祠の北約５０ｍに)平坦地が残存する、見張台か物見櫓あとが？頂部に東側には１０ｍほど円形の廓部も残存する。

 お城の歴史

滋賀県中世城郭分布調査４(旧・蒲生郡・神崎郡の城)には、『蒲生郡志』に「戦国時代室木氏頼の攄りて城砦を築しより丸山城と称す、一に澤山ともいへり」、とある。

北脇集落の『桜谷城』『桜谷館』の詰め城であろう。

また、近江蒲生氏の一族に「室木俊方」は蒲生惟賢の子　近江蒲生氏

尾根北端の頂部平担地

天神社の祠を祀る頂部平坦地

参道が在り、参道の下り坂石仏唯一の景色

参道の出口に空堀が残存する　

藤の花

丸山(西側安部居集落の佐久良川の三代橋からの遠景)

北脇集落に戻るに佐久良川で戻れず、西側安部居集落の佐久良川の三代橋を渡り

国道３０７号線沿いの交差点の金毘羅宮

諸井神社本殿は小倉行隆が建立した

室町時代の文部省指定の重要美術品石灯篭が残る

駐車位置

北脇集落の慶安寺

野谷屋敷からの丸山城遠景

参考資料：滋賀県中世城郭分布調査４(旧・蒲生郡・神崎郡の城)、現地説明板 

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