今年も抗加齢医学会総会が終わりました〜
耳寄りな情報が歯科領域で目に止まりました。
一つは、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎も引き起こすと言われている歯周病菌対策のクルクミン歯磨きです。
歯周病の最悪玉菌PG菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)をやっつける効果があるもので、それだけで歯周病を抑える十分な効果が得られるそうです。
もとより歯周病は、歯の周囲の骨を溶かし歯を失う原因になっています。
このウコンの成分のクルクミンを可溶性にした歯磨きがサラヤより発売されています。
付記
日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病(37%)となっており、歯周病罹患率は15-24歳が20% 、25-34歳で30% 、35-44歳で40%、 45-54歳は50%、そして55歳以上は55-60%という割合になっています。
http://www.tdc-smile.jp/blog_tips/2020/07/post_3022/
もう一つは、虫歯菌をやっつけるヨーグルト(ヨーグルトタブレット)です。
虫歯の発生のない人の口腔より分離したL8020という乳酸菌を発見されて、虫歯菌退治のヨーグルトを発売されたそうです。
同様の効果を持つ乳酸菌タブレットを僕は買い求めました。
歯周病菌やむしば菌の抑制に効果のある乳酸菌です。 口腔内環境の長年の研究の結果、むし歯歴・歯周病歴のない人の健康な口のなから発見されたヒト由来の乳酸菌で、正式名称を「ラクトバチルスラムノーザスKO3株」といます。 80歳で20本以上の歯を保ってほしいという思いが込められ、L8020乳酸菌と名付けられてます。
最近の研究で、歯周病菌が産生するLPS(内毒素)が歯周組織を破壊し、血流を通して全身に伝播されることで全身に悪影響が及ぶことがわかっています。
L8020乳酸菌が産生する抗菌ペプチドKog1には、内毒素(LPS)を不活性化する作用があることが確認されました。
ヨーグルトに加工した場合においてもL8020菌に抗菌性があり、むし歯菌および歯周病菌(代表的な4種)を有意に減少させることが確認されているそうです。