北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

またも“怒涛”の数日

2011年09月20日 | 日記
先週末も忙しかったです!夏バテする余裕もありませんな。
9/19明治公園の反原発集会(あえて「反」と言っておきましょう)は、ある意味ひとつの“ページ”を開くことになるであろう行動だったと思います。集会主催者の思惑を大きくのりこえて、規制をする警察権力=政府・資本の想定をも大きく撃ち破って、この反原発集会・デモは打ちぬかれました。やはり労働組合の旗・のぼりがゴリッと林立していることの力強さは特筆すべきで、それを持って支えているのは、指導部の思惑なんか関係なしに怒っている現場の労働者だってことを、「集会やデモには労働組合の旗がない方がいい」なんて言っている人には考えてほしいですよね。そうした言辞がいかにも連合・全労連など体制内労働組合を批判しているように見えながら、きわめて自己中心的なそれこそ「セクト主義」なんだってこと!


NAZEN前段集会―発言は斉藤郁真・全学連新委員長。

9/18には動労水戸最高裁勝利レセプションでいわき市へ。動労水戸の闘いのエネルギーは、結成25年になんなんとしてもまったく衰えていない。やっぱりハンパじゃないよ!


10/23(日)反原発★反失業高円寺デモ&交流集会

2011年09月15日 | 日記
いや~、だいぶ更新をサボってしまいましたな。このような拙いブログでありながら、せっせとアクセスしてのぞいてもらっている読者のみなさんには申しわけなし。けっこう忙しかったですね。
9・11-9・19と続く反原発のうねりの中で、杉並でも反原発デモを地域発信型でやっていこうというプランが盛り上がり、10/23(日)に高円寺で(おそらく高円寺中央公園がデモ出発点になると思いますが)デモをやることになりました。警察や行政とのやりとりはこれからですが、「原水禁運動発祥の地―杉並」の名に恥じぬデモにしたいものです。そのうえでデモだけで発散してももったいないので、デモを阿佐ヶ谷までやって地域センターを借りて交流集会を打ちぬく計画です。交流集会の内容については議論中。福島現地の現状と怒りをストレートに聞くものにするか、原発労働者が置かれている現実―被曝労働や非正規労働の実態を知るものにするか。それらの議論もスタッフ会議でやっていますので、どうぞ気軽に参加してください。スタッフ会議はちなみに今日が第1回で、セシオン杉並3Fでやります。デモ&交流集会の準備会議ですが、しっかりと原発の学習会もやります。今日は福島原発事故の現状についての整理を(あまりに情報が多過ぎますから!)、新聞記事をもとにしてやりたいと考えて用意しています。

反原発新宿デモ

2011年09月11日 | 日記
反原発新宿デモに参加してきました。25人(人数は未詳)が不当にも逮捕されたとのことで、警察権力のビビリズムが凶暴化しています。デモの悌団も細切れにし、さらには車道側だけでなく歩道にも機動隊を配置するというサンドイッチ警備で、デモの隊列から外れようとする人をも規制するという異常さ、許しがたさ。デモが新宿の労働者人民と合流することに極端に恐怖しています。ここまで追い込んでいるってことですね。今日の反原発行動は全国一斉行動ということで、6・11に比較すると新宿行動そのものの人数は少なくなっていましたが、年齢が若い層が圧倒的に多く、わが青年労働者・学生のアピール力は絶大だったんじゃないかな。とにかく元気のよさが違う!


TSに刻印された。

『原水禁署名運動の誕生』(丸浜江里子)を読む

2011年09月10日 | 日記
『原水禁署名運動の誕生』(丸浜江里子)を読みました。ビキニ事件を契機とする杉並を軸にした原水禁署名運動のドキュメント的な記述を期待する向きは、アレッ!と感じることでしょう。杉並公民館-安井郁を中心にした原水禁署名運動を生み出した杉並の“風土”、それを戦中-戦後のパースペクティブのなかで社会学的に解明した論考というのが正解でしょう。私も知っている日本共産党の人たちがあれこれ登場して、おもしろい(?)ね。
この論考の中で興味深かったのは、「主婦の運動」として語られがちな原水禁署名運動ですが、労働組合による職場での署名の取り組みが強靱に行なわれていたということです。とりわけ国公労組の闘いが取りあげられていて、気象庁気象研究所・農林省蚕糸試験場・通産省機械研究所(これらの機関はすべて杉並から移転して今はありませんが)の労組がそうです。とりわけ気象研究所労組の闘いは秀逸で、いわゆるレッド・パージに対しても、3人だけを日本共産党員としてリストを提出して、その他の活動家を隠しておいた、その人たちが原水禁署名運動を担っていったというのです。日本共産党中央のGHQへの屈服に比べて、ないしは中央指令に背反して、現場の労働者はしたたかに闘い続けたのですね。

9・11新宿―9・19明治公園へ

2011年09月08日 | 日記
年内から来年「3・11」1周年までの反原発闘争の方向性を規定するであろう10日間になりました。連合・全労連といった体制内労働組合運動の幹部たちの思惑は明確で、「点検中の原発再稼働、既存原発の段階的(永遠の彼岸!)廃炉」で傘下組合員の怒りを塗り固めようということです。これは野田新政権が鉢呂経産相の口を通じて打ち出している原発政策―これに原発プラント輸出が加わりますが―そのものです。問題は「ああそうですか」と納得できるほど、労働者人民とりわけ福島の人たちの怒りは小さくないということです。だから国家権力や電力資本さらには地元反動としてある原発推進派は、必死になって福島と全国(とりわけ首都圏)の労働者人民の分断を図っています。福島の怒りを放射能とともに封じ込める、福島を密封して切り捨てる、これが野田新政権のねらいです。それなら私たちは、もっと福島の人たちの怒りに肉迫しよう、福島と全国の労働者人民の団結を闘いとろうということじゃないですか。その意味で、10/10に予定されている「すべての原発今すぐなくそう!全国会議・福島」(NAZEN福島)結成集会は画期的な地平を切り開いていくことでしょう。そのためにも、9・11-9・19の高揚は決定的で、とりわけ9・19にかけた体制内労働組合運動の幹部たちの思惑を打ち破って、「すべての原発いますぐなくそう!」を参加する労働者の心からの声にしていく、集会のありようを塗り変えていく闘いをやりぬきましょう!