北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

夏に期す格闘すべきテーマ

2011年07月24日 | 日記
「議会に出なくてよくなったので時間があるでしょうから、〇〇をやってもらえませんか?」という場面によく出会います。そのおかげでそれなりに忙しく“選挙浪人”の生活に入っています。しかし、それだけでバタバタしているのはもったいない!この夏を期して、数年越しでみずからに格闘すべき(学習)テーマを設定しようと思います。第1は労働法について。基礎からしっかりと学んでいくとともに、労働委員会をはじめとする法的実務も実地で身につけようということです。第2は外国語会話(まずは英語)について。私たちの闘いもますます「国際連帯」という要素が加わっています。その点で直接のコミュニケーションは重要で、みずからそこでの突破口を切り開きたいという決意です。しっかりやりましょう!

東京西部労働学校

2011年07月23日 | 日記
明日24日は動労千葉を支援する会総会で、第3回労働学校は変則でしたが土曜日夜の開催になりました。今回のテキストは中野洋(前国鉄千葉動力車労働組合委員長)著『新版 甦る労働組合』です。「時代認識と路線で労働組合を組織する。それは義理と人情に支えられてこそ正しい認識と路線になる」と言われます。しかし、この2項を対立する概念としてとらえ、どちらが軸でどちらが優位かなどと考えてはなりません。「時代認識と路線」が組合指導部から提起され、それを現場組合員は受け入れるかどうかではないはずです。確かに「時代認識と路線」の骨格は組合指導部が提起することになるのかもしれませんが、それを労働組合の具体的な方針として血肉化するのは、現場組合員の中における徹底的な討議というプロセスです。そのプロセスは“受け入れ”にとどまるものではなく、“創出”であるはずです。「現場に受け入れられない時代認識と路線はまちがいなのではなく、受け入れられるような討議を徹底化できない組織のあり方がまちがっている」ということですかね。

放射能被害に関する“専門家”のウソの上塗り

2011年07月22日 | 日記
牛肉の放射能汚染が大問題になっています。3・11以降誰の目にも明らかになってはいますが、“専門家”はさらなるペテンを重ねています。牛肉問題の当初は、あたかも稲わらを無造作に飼料として与えた畜産農家に責任があるかのように吹聴していました。そして、牛肉汚染の範囲がほぼ全国に波及していることがわかると、「基準値を超えた牛肉を食べても大丈夫。なぜなら基準値は相当厳しい数値を設定してあるから…」と言い始めています。じゃあ聞ききますけど、それなら何のために基準値・許容値などというものを設定するのか?これら“専門家”(そのほとんどが東大教授とか東大名誉教授です!)の言辞がいかにご都合主義に貫かれているか、いや「ご都合主義」でもない体制迎合・体制擁護そのものです。

三里塚現地緊急闘争

2011年07月21日 | 日記
先日の東京西部ユニオン合宿の2日目、合宿参加者は二手に分かれて、一隊は三里塚現地緊急闘争にかけつけました。ちなみに他の一隊は養老渓谷に寄った後、東京・夢の島にある第五福竜丸展示館に行きました。三里塚現地はかの現闘本部強奪の東京高裁判決の後、ますます緊迫の度を増していました。集会場となった萩原さんの畑の隣には機動隊の宿舎が建設されていて、国家権力・空港会社の姿勢がよく表わされている情景です。現地を訪れるたびに風景が変化しています。デモの終点である市東さんの畑(周囲を全面的にフェンスで囲まれています!)からは、今日明日にも強奪されようとしている現地闘争本部の上部が見えます。成田治安法適用によって封鎖されている状態が長期間にわたり、鉄のフェンスに蔓草が絡まりついて異様でシュールな景観です。葉山岳夫弁護士によると、この状態のまま空港会社が強制執行に出てくると、国家の財産である鉄のフェンスを無断で除去するという“違法”な状況が現出するというのです。それを避けるには、まず国土交通相が成田治安法の適用を解除しなければならないが、そうすればその瞬間に反対同盟の立ち入りを認めなければならなくなる…これは“緊急事態”ですね!かつて沖縄米軍基地の土地強制収用についても、“空白の4日間”問題がありました。沖縄にしろ三里塚にしろ、「法治国家」を装う日本帝国主義の正体が、労働者人民の闘いによって暴露されている現場だということです。

菅政権はさらに原発でペテンを重ねる

2011年07月20日 | 日記
昨日政府が行なった「福島原発事故の処理が工程表のステップ1をクリアした」なる発表ほど、ペテンの上にペテンを重ねるものはありません。さっそく担当相がTV番組をハシゴして広報に努めていました。ステップ1は事故の様態が安定した状態を指すとされていますが、どういう「安定」なのか!?3・11前に比べれば1桁違う放射線量が毎日観測されていて、それが顕著に増加することがないから「安定」だというのです。しかもTVの報道番組では担当相が、「水素爆発、水蒸気爆発、その他大量の放射線が漏出する事態はない」と断言しています。どうしてそんなことが言えるのか?メルトダウンないしはメルトスルーしたと言われている核燃料の実際の状態については、誰一人目視して確認できてはいないのです。牛肉をはじめとして、放射能被曝による被害はさらに拡大していっているというのに。これは菅政権による目的意識的な情報の捏造・操作です。許すまじ。