北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

反原発闘争に参加する青年たちと全共闘世代の若者たち

2011年07月12日 | 日記
昨日の「反原発1千万人署名運動・東京西部」の結成集会で、初めて参加してくれたK君が興味深いことを提起してくれました。彼はこの反原発闘争の高揚の中で、同世代の青年たちをこのうねりにもっと引き込みたい、ただデモして終わりじゃなくて次のステップに一緒の進みたい…などと考えているそうです。けれども周囲の同世代の人たちはなかなかノッてくれない。これはなぜか?かつての全共闘世代の若者たちはどうだったのだろうか、現代の青年たちとは違った若者たちだったのだろうか?私のように“耳学問”で知識として全共闘運動を知っている者ではなく、ホンモノの全共闘世代のおじさんが応えていました。「同じだよ!」そう、若き人間としてのありようはまったく変わりなかったと、私も思います。確かに、生活状況とか教育環境とか、大きな違いはあったでしょう。ただ、それが若き人間としてのありよう…怒り、情熱、魂、正義を求める心…などに本質的な違いはないでしょう。しかし、決定的な違いが少なくともひとつはあります。それは、自分がすぐにも参加すべきだと確信することのできる労働組合運動の存在です。いざ入ってみればすぐに幻滅せざるをえないものでしかなかったとしても、そう思わせる存在としての「階級的」労働組合運動の存在が、全共闘世代の若者たちにはすぐに見えるものとしてあったけれども、現代の青年たちにはよくよく社会を見すえていかないと見えないものだということではないでしょうか。K君!みんなで一緒に「見すえていく」活動を、コツコツと倦まずたゆまずやっていこうね。