北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

三里塚現地緊急闘争

2011年07月21日 | 日記
先日の東京西部ユニオン合宿の2日目、合宿参加者は二手に分かれて、一隊は三里塚現地緊急闘争にかけつけました。ちなみに他の一隊は養老渓谷に寄った後、東京・夢の島にある第五福竜丸展示館に行きました。三里塚現地はかの現闘本部強奪の東京高裁判決の後、ますます緊迫の度を増していました。集会場となった萩原さんの畑の隣には機動隊の宿舎が建設されていて、国家権力・空港会社の姿勢がよく表わされている情景です。現地を訪れるたびに風景が変化しています。デモの終点である市東さんの畑(周囲を全面的にフェンスで囲まれています!)からは、今日明日にも強奪されようとしている現地闘争本部の上部が見えます。成田治安法適用によって封鎖されている状態が長期間にわたり、鉄のフェンスに蔓草が絡まりついて異様でシュールな景観です。葉山岳夫弁護士によると、この状態のまま空港会社が強制執行に出てくると、国家の財産である鉄のフェンスを無断で除去するという“違法”な状況が現出するというのです。それを避けるには、まず国土交通相が成田治安法の適用を解除しなければならないが、そうすればその瞬間に反対同盟の立ち入りを認めなければならなくなる…これは“緊急事態”ですね!かつて沖縄米軍基地の土地強制収用についても、“空白の4日間”問題がありました。沖縄にしろ三里塚にしろ、「法治国家」を装う日本帝国主義の正体が、労働者人民の闘いによって暴露されている現場だということです。