北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

三里塚無農薬野菜を食べる

2010年07月17日 | 日記
三里塚の無農薬産直野菜を毎週ケースでとっています。市東さん・萩原さん・鈴木さんが試行錯誤しながらつくり続けてきた野菜です。三里塚闘争の基軸である三里塚反対同盟を支え、三里塚闘争とは何かをあらゆる人々に伝える闘い(ケース拡大を!)です。わが家のように食事を自宅で摂ることが少ない家では、この野菜をきちんと消費すること自体も“闘い”です。今日もケースが届き、季節を感じさせるモロヘイヤも入り始めました。そこで…

ナスの煮つけ、キュウリの酢の物、インゲンのごま和え(先週届いていた物ですが)。モロヘイヤのおひたしもつくったのですが、小分けにして冷凍してしまったので写真はなし。

『ドル漂流』(榊原英資)を読む

2010年07月16日 | 日記
著者は言わずと知れた元大蔵省財務官・「ミスター円」です。この本の主旨は、欧米経済の歴史的凋落と中国・インドの新興国経済の興隆によって、ドルの基軸通貨としての役割が弱体化するなかで為替の世界は無極化する…といったところでしょうか。この主張の絶対的根拠は、「ドル暴落はありえない」というテーゼです。アメリカの対外債務はドル建てであるから、ドル安局面でも他の諸国とは異なって債務増とはならない。ドル安はアメリカの輸出を増やしてGDPの増加をもたらす。したがって、ドル安はアメリカにとってプラス要素こそあれマイナスはほとんどない、と説明されています。そうでしょうか?ドルの評価はアメリカ帝国主義という国家・体制に対する“評価”の問題ですが、これはマーケット関係者によって下されるものではありません。階級闘争の現場で規定されるものであり、労働者階級がその闘い=プロレタリア革命の進展によって“評価”するのです。こうした歴史の原動力を考察の外において、単純なバランスシート上で行なわれる議論はダメです。

区役所前昼情宣。毎週金曜日、婦人民主クラブ全国協議会杉並支部の仲間と一緒に継続しています。あまりに暑くて水分補給で役所内の自販機に向かおうと途中でゼッケンをはずしていたら、自転車整理をしている労働者から「まだ30分しかやっていないじゃないか!」のゼスチャー。「まだこれからこれから」のゼスチャーを返す。

追悼 映像を使った佐藤慶・針生一郎

2010年07月15日 | 日記

しばらくぶりで「阿佐ヶ谷市民講座」に出かけてきました。わが尊敬すべき映画人である白井佳夫さんが、これまた大恩ある故佐藤慶さんの追悼企画で話しをされるというので。7本の関連する映画の映像を少しずつ観ながらのトークです。佐藤慶という「役者」は(選挙の推薦状などに書いていただいた肩書は、常に「俳優」ではなく「役者」でした)やっぱりすごい役者でした。演じている彼のまわりには、確かに“磁場”がありました。白井佳夫さんが最後に述べた「木下恵介・小津安二郎・黒澤明は佐藤慶という役者を絶対に使わなかった。それは…」というコメントが、佐藤慶とはいかなる役者であったかをかえって明瞭に浮きあがらせているように思いました。針生一郎という知識人もすごい人だったのだなあ。

「北島邦彦と未来をつかむ会」への夏季カンパを

2010年07月14日 | 日記
例年のことですが、「北島邦彦と未来をつかむ会」への夏季カンパをお願いします。参院選が終わり、新杉並区長も決まり、いよいよ来年4月の統一地方選挙に向けてのスパートが始まります。まずもって「財政」です!世界大恐慌は私たちの生活そのものを直撃しており、これまでの延長線上に夏季カンパの闘いがあるわけではないことは重々認識しています。しかも参院選を経たこの政治危機=革命的情勢は、政治的立ち位置をめぐってあらゆる人をふるいにかけ、とりわけ社民的な政治傾向をもつ人々の大流動化はきわめて激しいものがあります。「昨日の支援者」が「今日の敵対者」になっている…と言ってもいいような現象もあります。そのうえで!いよいよ私たちの出番です。職場生産点における労働者の組織化、闘う労働組合の再生をめぐる闘いです。党派闘争です。この闘いそのものの帰趨が問われることになるのが、来年4月の統一地方選挙=杉並区議会議員選挙です。ともに闘って勝利しましょう!そのための基盤となる夏季カンパにご協力を!よろしくお願いいたします。
郵便振替口座名:「北島邦彦と未来をつかむ会」
郵便振替口座番号:00170-7-87864

杉並区長選・区議補選

2010年07月13日 | 日記
杉並区長選・区議補選についてのコメントを書かないでいると、北島ブログ・ウォッチャーのみなさんにもうしわけないので一言。やっぱり自民党は分裂状態で、いわゆる“まともな”選挙ができなかったのでしょうかね。田中区政の誕生という結果になりましたが、民主党区政の誕生ということで、山田区政時代以上に政治党派の与党化が進んでいくことでしょう。その意味からも田中区政との本格的対決が、山田区政時代より一層問われることになってきます。時代認識と路線でゴリゴリと対決することです。党派性を満展開する闘いが求められます。
区議補選については特に言うべきこともありませんが、無所属区民派・S元区議の大惨敗は印象的です。補欠選挙の構造上いかようにも評価のしようがある票数ですが、少しでも選挙に関わったことのある人間ならば、この票数が表わしている事実は自明のはずです。