北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

子宮頸がんワクチンによる副作用

2013年03月16日 | 日記
杉並区内で子宮頸がんワクチン「サーバリックス」(スミス・グラクソ・クライン社製)の接種を受けた女子中学生が、頭痛など重度の副作用に1年以上も悩まされ、一時は車いすでの生活を余儀なくされていたこと、区がその医療費を補償することが報道されました。
杉並区ではワクチン接種を希望する12~17才の女性について、無料で受けられるように費用助成(6万円程度)を行なっています。この制度が導入される時に、私は反対の立場から議会で追及しました。経年的な治検データが不足していること(効果や副作用について)や、そのデータが製造会社1社のデータに依存していることなどから、全額助成までするべきではないと考えたからです。「任意」と言っても、がんの予防に関わる6万円もの高額助成におよぶことであり、「義務」と同様な効果が生じることになります。それはまた、「ワクチン接種さえすれば100%大丈夫」的な誤解さえ生み出しかねません。
杉並区は医療補償について迅速に対応したかのように見えますが、医師会への通知などはなされておらず、ワクチン接種を受ける女子中高生の健康を真剣に考えた施策なのかという懸念が残ります。保育園入園の待機児童問題と同じように、区の対応の“迅速さ”だけが印象に残るようなパフォーマンス?


すでに桜の開花が報道されていますが…桃の花。