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半世紀前の事....

238 バベットの晩餐

2012-02-11 06:00:57 | 散策
 ユトランドはヨーロッパからでたデンマークの半島です。その北の端の小さな村であった話でバベットの晩餐会’は私の沢山の映画を見た中でトップランクに入る作品です。前回のデンマークの話の流れで是非とも紹介したいと思います。

 そもそも最近映画を見る気にならなくなったのです。GyaO!で無料映画を見ていたのですが、それも面白くなくなりました。何を見たか忘れてしまいますが、多分、最後に映画を見たのがプリンセス トヨトミになると思います。如何に良い映画と言っても、堤 真一、役所 広司、西田 敏行等、出てくる俳優が何時も一緒では考えさせられます。監督で言うと、三谷 幸喜が目立ってますが、ラジオの時間(多分)等初めの頃は良かったのですが、空想映画ばかりで見に行く気も起りません。
 日本の映画は宣伝で、舞台裏を見せ過ぎです。昔、ケイン コスギの映画で橋から船の柔らかなマットに向けて飛び込むシーンを見せていましたが、それを見て行きたいとは!映画の宣伝部にいる人の気が知れません。それかと言うと、ジャキ-チェンは年取って来ましたし、レッドクリフは面白く見られましたが、CGを駆使している外国映画も面白く無くなって来ました。

 そこで、この‘バベットの晩餐’は1世紀以上前の昔のノルウェーの小さな村の話です。その話をデンマークに変えて1987年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。
 デンマークのユトランド地方の、なだらかな海岸線がノルウェーのフィヨルドの厳しい海岸よりこの映画で生きました。ノルウェーは一度ムンクを見に一度行きましたが、私の見た海岸線は素晴らしいですが、この映画ではやはりデンマークが舞台になったのは正解でした。
 
 話は、2人の美人姉妹が途中まで中心となって進みます。キリスト教の1会派の長の娘で2人姉妹が非常に質素な生活を送っていたのでした。そこにパリから逃げて来た女性を、家政婦として家に置きました。服も黒か灰色を常に着ていて、粗末な生活を送っている2人が何故、家政婦を雇う様な事になったのか映画を見て下さい。そして、その家庭の不味い料理法を直ぐに学んで、経済的にも料理で助けて、そのまま十数年間て働いていました。

 ここまでが暗い話ですが、毎年宝くじをその女性バベットが1枚買っていたのでした。それが当たり、牧師の生誕100年を記念して、その禁欲の生活をしている老人達に夕食を出すという話で、実際の映画はとても品のあるユーモアに満ちた面白い作品ですから、機会があれば楽しんで下さい。ここでは簡単に書きますが、将軍が晩餐に呼ばれて、その家政婦バベットがパリで超一流のシェフであったのでした。さらっと超一流のシェフと分かるところとか海亀のスープ、ウズラを食べる所、ブーブクリコ等総てに全員12人に、賞金1万フランを使いきった最後が最高です。

 ビデオに撮っていたのですが、私が貸した人間を忘れてしまって(これ読んでいたら返して下さいね)、今何処にあるのか残念ですが分かりません。ただ、映画の方が絶対に本を読むより素晴らしいです。フランチの贅を尽くしたフルコースを見るだけでも、映画を見る価値があると思います。

  
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