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半世紀前の事....

237 第5回 デンマークを知ろう!

2012-02-04 09:41:32 | 散策
  デンマークを知ろう5回目に行って来ました。今回で参加2度目、時間が過ぎるのが早すぎますが、前回参加からこのブログを見ると早くも1年が過ぎました。大阪大学外国語学部デンマーク語専攻のゼミの学生の報告会と言うものでした。参加のみんなは、時間つぶしに来ていると思ったのですが、殆どが勉強熱心な年配の人達でした。この近辺だけで無く兵庫や京都からも来ているとはその熱心さに頭が下がる思いでした。

 少し遅れて始まり、各学生が順番に発表してデンマーク国の説明から始まって、初等教育、特別支援教育、そして言語と関係ない高齢者介護の現地報告があったのでした。驚いたのは、年は不明ですが、80歳の位の隣の方は、インターネットから得た情報をコピーして、それに幾つものマークが付いていて本当に熱心に勉強して参加していたのでした。学生達が、デンマーク語を勉強しているのに福祉学科にいる様に勉強しているのにも驚きます。

 デンマーク基本情報では、人口は約554万人(兵庫県558万人)で、面積は九州位ですが、昔デンマーク人にグリーンランドがデンマークの自治領で世界でも有数の大きな国だと言っていた事、それと学生達が巻寿司を現地で作った写真を見て、昔日本から持って行った高級日本茶を出した事を思い出しました。お茶の味は自分でもマズく感じたと言うか薄くて、砂糖を入れた方が良いのではと言われたのも思い出しました。欧州に行って味覚が変わったのに違いないと思いましたが、向こうの水に合わなかったに違いなく硬水・軟水の違いと今になって思っています。こんな日本茶を持って行く事が、京都出の何も知らない人間にできる事なんだと今気付きました。デンマークに行くのに、20才迄チーズを食べずにいた事が今となっては信じられません。日本人も気質が変わるはずです。

 学生たちはコペンがあるシェラン島とユトランド半島の間にあるフュン島のオ-デンセから南45キロ、コペンから165キロにあるスヴェンボー市と言う町に5日間滞在し勉強して来たものを発表しています。短い間に良く勉強していまして、デンマークに住んでいたかの様に何に対してでも答えていました。

 今の学生達は幸せと思います、ハッキリと決められたルートに乗って勉強をして、旅行費用はドネーションを集めていましたが、私の時代には思いつきもしないものでした。1ドル360円の40年以上前の頃は、日本では福祉と言う言葉も一般的でなかったのでした。まして、町の本屋でデンマーク語辞典も見つけられませんでした。私は現地で学校に通いデンマーク語と習ったのですが、現在とは隔世の差です。 

 このブログの初めの方に書いていますが、私はデンマークにいた時に様々な福祉施設を見て、又その二つの生活上問題ある家庭に生まれた子供の為の施設、フリボーにあるボーンイエメロナリュウは0歳児から学校行く迄の子供達(このいる間、強烈に覚えていますが、子供達が青カビのついたパンをわれ先に食べていたのは信じ難いでした)、コペンではオンダンパンション フォーリヘーヴェンは少し大きな子で働きに行っている子供達(貧困、近親相姦等の為)の施設に滞在(ここでの朝食の黒パンのオープンサンドは忘れられないです)する機会に恵まれました。
 その後必死になって覚えたデンマーク語を話す機会に恵まれずに、40数年を過ごしました。20年前に行った時は、私を可愛がってくれた食堂のおばさんディテマーは死んでしまって施設は変わっていて時代はどんどん過ぎて行くと感じました。

 その当時の話をこのブログで書いたのですが、良かったのか悪かったのかその知識を生かす事無く、卒業後は航空会社に勤めて無事?に定年を迎え今に至っています。

 今度は一度、デンマークのユトランド地方の映画の話‘バベットの晩餐’を紹介したいと思っています。


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