旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

491 色々な人 (毎週土曜日に更改しています)

2016-10-29 04:57:57 | ブログ
 村上 春樹さんが私と同年輩とは知らなかったです。1月12日生まれなので実際は早生まれなので1学年上、生まれも偶然、京都、同じ空気を吸って生きていたのでした。しかし育ちが芦屋市とここらが違ってくるのでしょうか、御免なさい生まれた時からでした。
 毎年ノーベル賞候補、ここまでくれば毎年騒がれている方が本の売り上げに幸いするかも..貧乏人の考えでした。村上さんの本だと思うのですが、長い間、数週間睡眠を取らない女性の本を読みました。それでも生きるんだ、施設で眠れないと不安を感じる人がいますが、実際は十分に寝ています。眠れない時、それを思い出しています。

 遠藤周作の「沈黙」は有名ですが、偶然「父親」という本を読むとまるっきり違う作家が書いたのでは無いかとその多彩さに今更ながら驚きました。元々、CMで難し顔をしてコーヒーを飲んでいましたが、「狐狸庵」と名乗り、他のキャレクター!「父親」を読んだちょうど同じ時期に、それ以外にデビュー前には「伊達龍一郎」という名前で54年に初の小説「アデンまで」を出していたと新聞に記載されていました。名前を替えて自分のやりたい事をやったり、数々の顔を持つ、面白い人でした。

 自分を基準にして周りの人がどんなだったかと思い出す事が少ないです。今更遅いですが、これは自分中心の世界にいたと気づきました。ここらがバイト人生を送っている人間の考えです。

 世の中には色んな人がいますが、老人ホームはその宝庫といえます。体温と血圧を計っていますが、最後にお通じがありましたかと聞いています。気はしっかりしていると思っているのですが、ちょっと考え、「う~うん」と毎日いつも無かったと答える人がいます。部屋をノックして入ると慌てるようにベットから起きようとするので、ある朝、寝て下さいと言うと、本当に目をつむり寝てしまいました。それ以来、横になって下さいと言い改めています。
体温計を脇に挟む場合も、常に慌ただしく慌てて体温計を落されます。そして手首にハメる血圧計も手を動かして計測不良になりますから、最近はそれらを私が押さえるようにしています。

それと体温を計る時、脇が空洞のように痩せている方達が居られますから押さえつけなくてはならないのです。血圧計を計る時に、いつも「今、トイレに行った所で血圧高くなっている」という方も居られます。それより酷いのが、ドアを開けると「今、忙しいと」手を振られる方がいます。本人はベットに座っているだけです。計ると痛い痛いと真に困っています。

 人それぞれですが、私もこんな人になるかも...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

490 花埋め=著 渡辺淳一(毎週土曜日に更改しています)

2016-10-22 04:32:26 | ブログ
 最近はたまたま読みやすい時代小説ばかりを読んでいますが、基本的にはジャンルにこだわり無く本を読んでいます。色も変わった題名の読み方も分からない「花埋み」、こんな人がいたのですね。面白くなかったら自分で買った訳でもないので最初の2-3ページで止めますが、読んでいくと今まで考えもしなかった女性がいました。というより今まで何も知らなかった自分が恥ずかしいと思いました。多分皆さんが読むことがないと思いますから文庫本460ページにも及ぶ本ですから、ここではその一部ですが紹介します。もし読まれるなら主人公の波乱万丈の一生に感動すると思います。

 封建の遺風色濃い明治という薄明の時代に、北埼玉俵瀬の庄屋5女で美人で、10歳には「四書五経」をとにかく賢いと評判との女性の話でした。「男女7歳にして席を同じくするべからず」「学問をこの娘を生んだは家門の恥」「学校より奉公」こんな言葉が社会に定着していた、まさに明治の初めの頃のことです。

 17才で結婚、花婿に膿淋(性病)を移され、屈辱と痛みから、実家に帰ってもう二度と結婚などいやと部屋に閉じこもりました。その後、医師に東京の大典医大医師に紹介され、そこで下半身を男の医者達に見せる、特に明治時代でしたから信じられない姿勢を取ることになりました。足は閉じたまま、その羞恥のあまり声もその数分間何も考えない無抵抗な空白なっていました。その経験から、女の医者が必要と医学の道を志した一人の女性、女性は犬でも呼ぶように名前を「せい」、「ぎん」とか呼ばれていたのを改名して荻野吟子がその人です。

 でも女医そのものが日本に存在しない、学校に入れない全て初めから、女子は妊娠出産があるから 医者は無理だと決めていました。女医がいない?その意味がよく分からなかったのです。考えてみれば昔は産婆さん位で、女医とは侍の本や映画でも見なかった。江戸時代は主に漢方でしたので、漢方は医者によっては医療方法が違うそうで、洋医学は診断治療の原則は全て公開され討論されつ定まっているとのことでした。 

 先ず、学校に入るのが、明治16年の秋に吟が受験を許される迄、許されていなかったのでした。入れば入ったで武士の気風が残るところであらゆる屈辱、恥辱を味わい、特に病気でトイレに再々行くので嫌がらせとかがあったそうです。

 ここまでで、まだこの小説の半分の位です。この後、廃娼、日本最初の婦人団体の政治団体として活動。そのごも波乱万丈の人生を送りました。花埋見は「はなうずみ」と読んで、亡き人を花でいっぱにして埋めるという意味でした。

 今回は、本の説明となりました。それも一部だけです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

489 分からない未来(毎週土曜日に更改しています)

2016-10-15 05:49:23 | ブログ
 現在地球の総人口は約70億人を超えたそうで、21世紀以内に100億に達するだろうと言われています。第二次世界大戦の頃の総人口は、30億人だった事からいうと倍以上になったのです。世界征服を試みた、チンギス・ハーンの世界人口は4億位、日露戦争の頃の日本は5千万人を切っています。

 安部首相は人口増やす事に躍起になっていますが、少ない人口で皆が生きていく方法を真剣に考えなければいけないと感じます。年金問題も片付いたような?分からないのであればトップ、場合よっては総理大臣が責任を取るようにすればモット政治家は頑張ると思います。築地から豊洲移転の問題も責任者がはっきりしない、最終的には捺印した元の石原知事が取らざるを得ないのに日本は不思議な国です。責任ははっきりしています。
 
 何年も前から高齢者が増え、若年層がますます少なくなる社会を指摘されてきました。いざ高齢化が進むと、子をもっと増やさなくてはと騒ぎ、不安を掻き立て、今まで政治家は何をやって来たのかと思わざるを得ないです。
 より不安を煽ると、年々地震が頻発、集中豪雨、台風の被害はコースも変わり今までに無く酷い状態です。地球温暖化防止、それ以上に映画「猿の惑星」のように人類が滅んでしまう。異常気象で地球が変に、天変地異、地球の生まれた時に比べれば、人類の歴史は僅かなものと言えます。いつの日にか、地球自体が滅びるかも知れないです。

 65歳以上の人口は推計で3461万人で総人口に占める割合が27.3%になったと新聞に、女性は初の3割超えました。8年後には総人口の3割が65才を超えるらしいです。そして80歳以上が1045万であるらしいです。少子化が進むなかで働く65歳以上の人も増えて、昨年は私含め過去最高の730万となりました。

  そもそも65歳以上を高齢者と決めつけることに抵抗を感じます。豊中市では今年も65歳以上の人に敬老会の案内が来ましたが、お年寄りと言われる事自体、違和感を感じます。地域によっては違って、箕面市では今年から71歳から敬老会に参加できるように、毎年1歳ずつ増えて75歳を最終の敬老会とするようになったのです。保育園児には楽しい発表会である敬老会、保護者は自分の子供の応援に駆けつけるというおかしなことです。

 モノが無かった時代の人は少なくなっていきます。私の20代の頃は、「空気、水、安全」はタダ、無料であったのですが、空気以外にもお金がいる様になり、空気さえ中国を見ると有料になるのは直ぐに来る事を覚悟しなければならないです。寂しい事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

488 やっぱり..(毎週土曜日に更改しています)

2016-10-08 04:43:46 | ブログ
 死を考えずにはおかれないというのは、人類普遍の悩みです。と、ただ考えても仕方が無い事なので、通常、人は考え無いようにしています。人は誰しも、明日とは言わず、今死んでしまうかもしれない有限な生をかかえて生きているという事を忘れていると思います。典型的な人、私自身がだったのです。
 でも最近良く考え「103歳で分かった事」の著者のように、最近はなかなか死を考え無い訳にいかない、いけないのです。誰でも自分が今直ぐ死ぬとは考えもしないでしょう。それが普通です。しかし、いつ起こるか分からない地震でものが落ちてきて、横断歩道を渡る所車にひかれて死ぬ等、考えられない事はないのです。残酷ですが、死とは避けられないものです。だから今を大事に生きなくてはと思います。でも死に近くなって来たのか、時間のみ、どんどん過ぎていき、1日1週間がすごく早いです。

 一般に仏教をはじめとする東洋思想は、生を「苦」に満ちたものと考え、ここからあらゆる執着を捨て去って死に臨もうと表しています。昔、鴨長英「方丈記」は、立派な屋敷を構えたところで、災害などがあればあっけなく瓦解してしまう、ああ、虚しい...

 そこで、必要最小限のものを取り揃えていればそれで生活を送れば良しとしましょう。ここにもミニマリズムこれが、なかなか困難です。老人ホームに入居されている方を見ると、8畳程の部屋にミニマリストばかりと思うと、そうでは無く部屋一杯にものが溢れる位持っている方がおられます。どこまでもモノを大事にするようですが、整理ができない私のようです。気をつけなければいけないです。

若くして自殺をする人、人間自分で死ななくても、いずれは死ぬのです。八方ふさがりで相談する余裕が無くなってしまうのでしょう。しかし、その人の、その場になってみないと分かりません。又、そのような場にいたくないもので、そんな事になりたくないものです。でも、人間は万能ではないのです、片方の知恵に寄り過ぎるといけないのです。

要介護となる原因は、骨折・転倒が11.8%、関節疾患が10.9%、両方合わせると22.7%で、1位の脳卒中の18.5%、2位の認知症の15.8%を上回って、骨関係が一番多くなっています。一番に気を付けることは、そうならないことです。しかし、気を付けている時は大丈夫なのですが、気を許した時に転倒、そして骨折となるのです。常に気を許している私、常日頃注意して今からやって行こうと思います。

 やっぱり死を意識して、これからも楽しく生きていきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

487 ミニマリスト(毎週土曜日に更改しています)

2016-10-01 05:28:55 | ブログ
 収納スペースが多い家に住みたい、しかし実際に住むと品物がどんどん増えて、より大きな家、又、より大きな家に引っ越しました。そして今、老人施設で、小さなタンスに着替え数着、テレビ、洗面台、歩いて行けるトイレ、人にもよっては写真等、自分のものが約8畳に収まる終の住居を見ています。結局のところ、死ぬ時は全て焼かれるので収納場所等、必要無いのが分かったのです。遅すぎましたが一生懸命、身の回りを片付けています。しかし、なかなかなかなか...いつまでも部屋は片付かないです。

 モノをなるべく持たない「ミニマリズム」という生活スタイルが新聞で、それこそ私が今、目指している生活です。特に極限まで所有物を切り詰める日本の「ミニマリスト」を欧米のメディアが「禅」などと関連づけて、爆買いの中国メディアもモノとの関係を問い直す日本人に関心を示すこととなってきたと紹介されました。

ミニマリズムの解釈はその時代で変化して、1960年代、米国で音楽や芸術の分野で、簡潔さを求める考えは禅思想などとともにスティーブ・ジョブズ影響を与え、アップル製品に投影されたのでした。そしてリーマンショック後は経済低迷とも相まって感心が高まって、最小限のモノしか持たない生活スタイルという意味で使われる事が多くなったと紹介されています。
 その精神は簡素さも少ないほど豊か、日本で高まる「ミニマリズム」。友達から取り調べ室のようだと言われている人は、シャツ3枚、ズボン4着、靴下4枚だけ持っているそうです。

 反対に「何でも持っている人が何も持たない事を選ぶ。消費犠牲は見せびらかしの儀式となった」ミニマリストが好む商品に付加価値がつき、新たな消費を誘うという倒錯した現象があるとも言います。多くの本を売り講演に飛び回るミニマリストに講演収入を尋ねたが拒否されたと記していました。米NBCは、「モノに溺れて暮らすアッパーミドルより上の米国人には魅力的かも知れないけれど、最小限で生きる層にミニマリストのメッセージは空疎にしか響かない」と指摘しています。

 「日本の友人宅にお邪魔してみると、確かに部屋は清潔で広々とし、物寂しささえ感じることがある」今時そんな家があるとは、見習う必要を大変感じています。「禅宗の余分なものがそぎ落された美学に影響を受けたミニマリストたちは、持ち物をとことん切り詰め、消費社会に背を向けている」そんな人を目指さなくてはと思っていますが、今のところ思っているだけです。もっと自由にボチボチ...これがダメなんですね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする