旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

148 再びスコットランド Ⅱ

2010-04-30 20:48:32 | 日記
 話は1986年に進んで、再びスコットランドに行きました。奇しくもそれより14年前に英国を出たのでした。何時の事か分かりませんが、済みません考えて下さい。

 アメリカ回りでポートランド(米西海岸)から、シカゴを経てグラスゴーに行きました。荷物がノンレブ(スタンドバイ/取り消し待ち)の為に最終目的地迄行かずに、乗りかえ地点のシカゴでまず荷物を引き取る必要があるのでした。
 まともに行って時間ぎりぎりでした、所が飛行機が遅れてしまったのでした。そして、シカゴ行きの便が、天気が悪くホールディング(地上が一杯で着陸できない為に空の上で、滑走路があくのを待つ)時間を取った為に、地上に着いた時は、乗り換え時間は30分しかありませんでした。今なら流石に私でも、この時点で乗り込みは諦め、つまりシカゴの様な大きい空港では無理です。まして、スーツケースがありましたから、どうしようもありませんでした。

 しかし、そこからが、私の実力の見せ所です(ちなみに大したものでもありません)。国内線から国際線迄(と言っても、国内線と同じでした)諦めていると、所が天は見放しませんでした、すぐ近くにポーターがいたのでした。
 その彼に事情を説明しました。トライしようとなったのでした。その時は2人ずれでした。荷物引取り所(バッゲージエリア)でバッグを受け取り、再びチェックインしていたら間に合わないので、まず、スーツケースをポーターに預けて一緒にダッシュしたのでした。セキュリティ現在の様に厳しくがなかって、あったと思うのですが、そのような事は忘れましたが、やっと飛行機の横に着いたのは10分を切っていました。この状態で普通の客でも、もうお仕舞いOUTでした。

 そこでも尚チェックインしましたが、その時のスタッフは大変でした。焦ってミスを続けました、私がその担当でしたら知る人ぞ知るまずアウトでしたが(今となって分かるのですが)、慌てるスタッフの後ろにいたスーパーバイザーと思われる女性が優しく‘ゆっくり慌てずに’とスタッフに言ったのでした。その時は特に優しく凄いと感じました。
 素晴らしいではありませんか、そのお陰で無事チェックインできました。荷物は機内のファストクラスのスペースに無事入れてくれてOKでした。飛行機はボーイング767でした。

 そんな訳で、どうにかグラスゴーに着いてそこからレンタカーでスコットランド行きました。途中で信号の無い真ん中(=パリの凱旋門周りを思い浮かべてもらうと分かりやすいです)が丸くなったサークルがあったのですが、初めて通った時はそこからどう出るの分からずに苦労したのでした。何度か過ぎていくうちに間違った場合は、そのまま2周3周と回っていたらいいと分かるまで必死でした。

 北に上る程、道路に車は段々少なくなって、60kmでカーブが楽に運転できました。スコットランドに入ると、車は無くなり、両側が低い山で、かなり広く木が無い見通しの良い所でした。真っ直ぐな道を140kmで飛ばしていったのでした。まだ、若かったので(因みに今も若いですが)恐れを知らずに飛ばしていたのでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

147 スコットランド

2010-04-25 06:32:26 | 日記
 凄いと思ったのは、スコットランドで会ったおばあさんでした。どう表現していいのか分からないですが、銀髪の飛んでるとしか言い表しようがありません。そんなお婆さんが私をネス湖迄乗せてくれました。
 スコッテシュと言うか、訛りが凄くて非常に分かり難かったですが、良く話して良く説明してくれたのでした。しかし、どうにか分かったのは半分位でした。ビックリしたのは本人が孫に会うために毎週末にヒッチハイクで行っていると言うではありませんか。この年でヒッチハイクを毎週とは驚きでした。
 親切な人であちこち案内して、途中で止まって外に出ては古城も説明して見せてくれました。これがあるからヒッチハイクが止められません。人との出会い、会う人総て良い人たちでした。ネス湖(ロッホネス)は想像通りでした、土産物屋があり大きな像のネッシーが外にいました。いつ行ったか忘れてしまいましたが、年中こんな気候か、大変寒かった事を忘れません。

 英国を旅行し易いのは、BB(ベッド アンド ブレックファスト)の看板があるので適当な所を見つけて宿泊すれば良いのです。BBの看板があちこちにあって何処に泊ろうか迷う場合があるくらいです。選ぶのが難しくて、特に安そうな宿を毎回見つけましたが、シャワーのみの所が総てでした。シャワーのみで問題ないのですが、非常に寒いのが問題で毎回入るのはためらわ
れた程でした。
  ヒッチハイクを続けたのですが、人が見えずにというよりも人が殆どいない所でした。車が少なくて、一時間に一台位でそれを逃すと又一時間待つと言う繰り返しでした。本当に車が少なかったでした。このようにヒッチハイクが難しいのはスウェイデンの田舎以来だったのです。あの時はこの時程、景色が見えなかったでした。その時も、今程見えていないですがね!

 そんな状態で、覚えているのが熊の公園と言う所でした。そんなに熊がいるのかなと思いながら待った事が印象に残っています。今思うと熊が出てくる事も想定に入れておく必要があったのでした。

 そんな中、フォートウイリアムスと言う地名が一番忘れ得ない所となって頭に残っています。確か2―3時間、或いはもっと長く車が止まってくれるのを道路で待った覚えがあります。 そこは、見渡しの良い所で、大変美しい湖が目の前にあり、小さな村のはずれでした。長く待っていると色々見えて来る物でした。
ここで呆然としながらもその絵に書いたような自然の美しさに心を打たれたものでした。殆ど車が来るのを、あきらめていました。
 
 ここには、86年に、もう一度行きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

146 ヒッチハイク

2010-04-18 08:02:29 | 日記
 ヒッチハイクで、色々な所へ行きました。お金が無いから仕方が無いので、そうするしか無かっただけの事で、それは苦しい連続でした。苦しいのに何で続けたのでしょう。とりあえず動き回るが若い処何でしょう。
 デンマークを離れて、その後のヒッチハイクはただ単に楽しむだけのもので、今思えば辛い事なんか忘れてしまって、思いだす事全てがその一つ一つが素晴らしいものです。人との出会い、車が来ないで途方にくれた事も、もっともっと回りの景色を見て楽しんでいたら、より良いヒッチハイクになってたと残念に思うのは、今になって分かるものです。

 今、思い出して来ましたが(不思議なもので、書いていくうちにこれもあれも思いだす事が多いのです)それなりに楽しい事も、楽しい事ばっかし記憶に残っています。

 思い出の一つは、ピーターとヒッチハイクに出かけたことでした。彼はアイルランドに旅立つと言う事で、彼のご推薦の高速まで、一緒に出ました。
 (彼は髭をはやした、背丈は我々と変わらない英国人でした。私の知っている人達はワーキングクラスの人が多くて、みんな生活を楽しんでいた様に思われました。彼は同じフラットに住んでいましたが、何をしていたか、忘れてしまいました。彼が町中に汚れて止まっている車でなく、車を買って、ピカピカに磨くのだと言ってた事を思い出します。英国の車は汚れている車が多かった。)

 暫らくすると、雨が降ってヒッチハイカーに取って最悪の日になっていた、でも2人でいると励まされたのでした。夜の方が長距離の車がつかまり易いと出ましたが、思惑通り行かずに身も心も冷え冷えしたのでした。ピーターが寒さを忘れる為にウオッカを持っていて、飲ませてくれました。それをちびりちびり飲んで寒さをしのいだのでした。寒さだけが頭に残って、彼とは何処で別れたか忘れしまったのでした。私はM1と言う高速に乗り続けたと思いますが、途中の事は見事に忘れてしまいました。

 グラスゴーの近辺で親切な女の子ずれの親子の車に乗せてもらいました。どう言う訳か女の子に気に入られて、その家で厄介になりました。
 そこで、唯一記憶に残っているのが、美味しかった朝ごはんです。これが話に聞いた英国風の朝食だったのかと納得したのでした。英国の料理が不味いのが知れ渡っています。同じ様にボリュームたっぷりの朝食の素晴らしさも知る人は知っていると思います。その時食べたベークドトマトは生まれて初めて食べたのですが、未だに美味しかった事を覚えています。

 まだ、目的地のスコットランド迄、半分と言う所です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

145 イッピングフォレスト

2010-04-10 21:25:06 | 日記
 ロンドン中色々回った中で、イッピングフォレストと言われても知らない人がいるのではありませんか、私も日本では聞いた
事が無かったのですから当然です。しかし、私には大変思い出に残る場所の一つです。

 ロンドンでは有名で、誰でも知っている所ですが、日本にいる時は知るよしも無かったのでした。ロンドンの学校の授業でその名を初めて聞いたのでした。教科書に載るくらい有名だったのでした。 
 市内見学を心がけていたので、何処でもついて行きました。キャティ(スイス人で私が憧れていた女性です、日本好きで30年後に日本の私の所を訪ねて来ました。日本の田舎の民家を見たいと言うので、京都の美山町に行きました。私も初めて行く所で、兵庫県から抜けて行ったのですが、途中迷って聞きながら着いた所が 日本で一番古いと言われる茅葺の民家ででした。それで彼女を納得、満足させたかなと思いました。
 それで終わらないのです。そこを離れて本道に出て暫らく行くと、何と10とか20ではなくて茅葺の家が固まってあったのでした。もう驚きとしか言いようがありませんでした。
 日本人がこんな風に古いものを大事にしているとは、日本昔話そのものでした。大きな道路を挟んで土産物屋と大きな駐車場がありましたが、それなりに凝っていて彼女を連れて来た甲斐があったと思いました。まあ、行ってない人は是非行って下さい。つい最近に、白川郷に初めて行きましたが、私にとっては美山町の家々が忘れられないものでした。

 話がそれましたが、キャティとヒロシ(当時洋服屋さんで働いていました。日本へ帰る時には服地を買って帰りました。)それと私、3人でイッピングフォレストに行ったのでした。

 好奇心豊富な私ですが、何も知らずについて行ったのでした。電車で最初に降りた所で早速つまずきました。何も知らずについて行った私でしたが、改札を通る時に、りっぱなキセルをやったのでした。

 どう考えても、3人も正規の切符を持っていずに改札を続けて通れば、不自然さに気づくと言うものでした。直ぐに呼び止められました。
 日本語しか話せないふりをして、どうなっているのか分からないと日本語でヒロシに尋ねました。色々な事を日本語のみで相談したけど、結局あれやこれやと話しているうちに通してくれたのでした。日本人も比較的に少なくて、まだまだ、いい時代だったと思います。

 イッピングフォレストはフォレストと名の通り自然のままで、自由に歩き回りました。遠い日の懐かしい思い出の日でした。今や、他人がやった様な映画を見た、そんな気持ちです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

144 映画と演劇

2010-04-04 05:34:38 | 日記
 ロンドンが好きな理由は、まだまだありました。映画が安く簡単に見られる見られる事にありました。映画演劇好きには、たまらない町です。

ロングランの長さに驚かされて、私がロンドンに着いてから去る時までやっていたり、又その安さにも驚かされ、とにかく安く見られるのが一番でした。

 その中心地でレスタースクウェアが特に好きでした。そこに行けば四方みんな映画館だったのでした。ロンドン1泊だけする機会があったのですが、迷わずレスタースクウェアへ行きました。ロンドン1泊は映画で終わりました。

 思い出すのは、FLATのみんなで、タクシーに分乗で、その当時大好きだった映画‘明日に向かって撃て’をかなり遠い所まで見に行った事です。みんな映画好きでした。タクシーに乗ったのは考えて見れば初めてで、普通は歩き専門ですが、その時はタクシー代を使っても映画を見に行ったのです。雑誌は買わなかったけれど、今で言うピアと言うかそれ以上の映画案内と時事情報が載った雑誌タイムアウトを良く買いました。

 その当時、毎日地下鉄に乗らず、バス代2ペンス50を惜しんでキングスクロスから、ピッカデリサーカス迄、歩いて学校へ行きました。そして、フィシュ アンド チップス(これがイギリスの味と思っています)30ペンスでしたが、唯一の私に取って贅沢な食事でしたが、それを惜しんでも映画館に行ったものでした。

 25年ほど前にロンドンに行って、フイシュ アンド チップスが2ポンド50ペンスしたのでビックリしたのです。今行くと幾らになる事やら、知りたく無いです。

 映画館と同じく、劇場もかなりあって、どこもかなり安くて鑑賞できるのでした。ロンドン生活も落ち着いた頃に劇場のキップ売り場で日本人がキップを買うのを、何度も大声で60ペニスと言っていたのを、思いだします。今なら注意しますが、そんな人はいないと思います。
 60ペンスと言いたかったに違い無いですが、大声で言っていたのですが、こちらは別の窓口で買っていたので、注意はできなかったけれど、日本語訳を付けるとすれば、60の ち○ち●下さい。となってしまうでは、意味不明では、ありません(笑)。良く切符売り場の人も笑わなかったと思います。
 今思うと、ひょっとして発音が悪かったのかも?それとも通じていなかったなら、良かったですがね。しかし、言葉を知らないと、自分の知らない所で知らない内に恥をかく事になるので迂闊に言葉は話せ無いものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする