旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

837 施設の仕事 Ⅱ(次回更新予定日 9月3日)

2022-08-20 05:35:18 | 思い出日記

  時代小説にハマっていますが、映画宣伝・テレビで侍が剣を軽く片手で早く上下右左に振り回すシーンは、剣の重さが丸っきり感じられない!力がいる寸止めは論外。石鹼も無しに月代は毎日綺麗に剃って?庶民、特に長屋の人たちの着物もアイロン掛け⁇折り目も綺麗!私の子供の頃でさえ夏には柄パンにランニングシャツ、折り目を付ける為にズボンを布団の下していた大昔を思い出しました。最新映像を誇示する為?予告編はメーキングをこれでもかと夢が無い!それを最初に気になったのが、古い話ですがケイン・コスギが橋から船に飛び下りマットに着地!この時は本物の船でした!ヒットしなかったのか、以来メーキングを余り見せていませんでしたが、最近は特に酷く、ワイヤーでの演技等これぞばかり見せて益々夢なくなりました。カートゥーン・漫画の様になって全員がCGで架空の動画に!そして実態が無くなって行く日が近くなって来ました。そんな事は考えもしなかった半世紀前のデンマークでは...

9月15日 晴れ//今日はヤンがカッステェン宅に家庭訪問に同行。彼の家は凄く貧しい家でひどいものだった。しかし日本に比べてかなりマシというか、問題無い程度の家でした。(こちらに三ヵ月もいると大分感覚が欧州風になってきて価値判断が狂ってきます。)
 ヤンはこの家の近所の幼稚園に勤めていたので家の事情は良く知っていたのです。保険金を家族に渡して、カッステェンの弟たちに幾ばくかの小遣いを渡したのでした。それが終わると早速カッステェン兄弟と私は服を買いに行きました。弟はカッルドで共に施設に入っていたのでした。それ以外にも子供が!かなりの子だくさんの家でした。
 カッルドは初めにズボンを気前よく買いました。そこがイースターガード地区である事を知り、カッステェンもズボンを買って、帰りに福祉国家で医者までついて行きました。その素晴しさを感じました。
 施設には貧困家庭、外国人の子で親がいない、片親しかいない、そして父親による近親相姦等が様々な理由がある子供達が住んでいました。
 夜は、人の集まりが今日はあまりありませんでしたから本を読んでいたのでした。その後、ベッツイと2人で話をしたのですが、彼女は派手にパンティを見せるのでこちらが面食らう事ばかりでした。
 その後も、全ての人間が変わるがわる顔を出したのです。未だ子供なのにヤンに至ってはグッドチャンスと言い!一つには日本人が珍しかったのに違いないと思いましたが、人との接触が北欧では職員と寮生とは垣根が無いのが当然の様でした。50年以上前にこんな事もあったのでした。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

836 施設の仕事(次回更新予定 8月20日 第3土曜日)

2022-08-06 06:54:22 | 思い出日記

 テレビは「SHO-TIME」と安く済む企画を良く考えた「ユウは何しに日本へ」それと、お茶目な孫に会うのが唯三の楽しみ!年を感じます。映画が娯楽の王様の頃、映画館は満員で立って見るの当たり前!特に正月は酷かった。前の上映が終わっていないのに座る席を確保する為、上映中の最後を見ない様にしていました。その頃、真っ黒に焼こうとして身体が真っ赤になっていたのに、今や何も付けて無いのに腕時計の後が分かる程!TVの歌番組は、グループ名は勿論、各メンバーの名等分かるはずが無く!大物芸人と言われる人が仕切っているのはパス、スマホは最近取り方が分かったという状態です。でもかかって来ない。そんなスマホの姿は影も無かった頃のコペンでは...

 9月14日 晴れ 、ここは北欧一時ヒョウ交じりの俄か雨//朝から事務所にとの指示で、張り切って早起きましました。早すぎて事務所には誰も、暫くして31歳のHR(?)が来ました。肝心のリーダー・ヤンがまだ来ないので約束は私の聞き違いかと思いました。仕事も何もせずに事務所にいる事は大変苦痛でした。目立たない様に邪魔にならない様にしていました。何もできない、何もしない事がこれ程大変な事と痛感しました。スタッフの人たちが気にして親切に声かけて話かけてくれましたが、耐え難いことでした。時々、事務所から出たりはいったり、結局、ヤンは来ませんでした。
 昼から工具室の掃除が入りましたが、今日の初めての仕事となりました。言葉ができないと、どうしてもこのような仕事しかできなかったのでした。それでも初めての仕事と有難く、頑張りました。良くこんな人間を勉強とはいえ施設に入れてくれたと今思います!デンマークは素晴らしいです。
 夕食後、今日から出社のサブリーダー・ベントがこの施設に関しての疑問点を質問するように!でも何も未だ疑問が無い、見つけられない私に取っては大変難しい事でした。(今なら適当に質問するのに、若かった!)そもそも彼は厳つい顔と、キッチリした頭と服装でこの施設では、例外的な人間でした。
 7時前に、オフィスに行くとまだ、彼はまだ来ていませんでした。そこではステェファンが一人で勉強していたのでした。直ぐにベントが来たので、彼には今の状況と疑問点が未だ分からない事を告げました。その後、ステェファンの部屋で英語を見ると言う事になりました。その彼の部屋では英語の勉強をさておいて、レコードを聞いてばかりいたのでした。
 彼の部屋の物を全て見せてくれたのでした。切手を集めていると知って、日本の切手をあげた所、非常に喜んでくれました。持って来た甲斐がありました。そんな1日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする