94 折り紙 2

10月24日　曇り

　 風邪の為、身体の調子は一番最低でありました。頭以外全部痛いので、折り紙の手も休め無くてはなりませんでした。そして、一日のほとんどを、ベッドで過ごしたのでした。

　TV室はベントが開けましたが、私の部屋と同じフロアーにあり、ここは他の場所より一番広くみんなのリビングになっていて、騒々しくて仕方がかったのでした。
　私が寝ているから静かと言うのは、関係無いというような騒音でした。今日は又いつもより早く、いつもよりうるさくて、みんな朝から集まって来たのでした。今日は日曜日でした。

　昼前に沢山の紙で折った花を、少し寒いキッチンに持って飾りに行ったのでした。食事は進まず、そこで、ディッテが今日も沢山の果物をくれたのを持って部屋に帰りました。

　夜にエリザ（ミセス　クヌードサン）に、今日は体調が良く無いので、行けないと電話で伝えました。かなり、心配してくれたようだけれど、ベッドに入って寝るのが一番と、夕食も食べなかったのでした。

　真っ暗の部屋でしきりに眠ろうとしたけれど、ＴＶ室が何時もにも増してにぎやかであったのでした。マリアンがここでも、大声で病人がいるのは関係なしに、声が聞こえて来たのでした。もう、どうしようもないと諦めたのでした。

　時々、喉が渇いたので水を飲みに行ったのでした。ピーターがいたので、とっておきの般若の折り紙を、あげたのです。しかし、ピーターは般若を見た事が無い（ピーター以外も全てのデンマーク人が般若を見た事が無いとその時に気がついたのです。）ので、その凄さが分からないのでした。

　折り紙をあげると、鳥かと尋ねるでは無いですか。一生懸命折ったのに鳥と言われショックが大きく全く残念でした。これを、考えると他の皆に渡すのは考えなければいけないと思ったのでした。