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半世紀前の事....

263 淀川の風に吹かれて 

2012-08-18 05:16:09 | 散策
 大阪あそ歩、出発地点は、太子橋今市と言う梅田から地下鉄谷町線で270円の守口市との境目でした。先にお昼を食べようと、駅からほぼ一駅歩いた京阪「滝井駅」駅前の‘踊るうどん’と言うお店に決めました。

 そこは何も無い実に寂しい限りの駅の前にありました。まだ開いて間も無いはずでしたが、店の前は沢山の人が待ってました。覗くと店の人が出て、非常に愛想良く一人ですからと、待っている人に聞いて、それだけで感動、先に入れてくれました。店はカウンター8席とテーブル10席の狭い店でした。

 この店で一番高い?うどんを注文するのを決めていましたので、「肉舞茸天おん玉ぶっかけうどん」930円を注文しました。「ぶっかけ」用には柔らかめでモッチリとした歯触りの麺を、「かけ」用には熱いダシで麺が柔らかくなるのを計算して固めの麺を打つそうです。その都度揚げる舞茸天もカリカリして今まで食べた中でも一番美味しかったでした。店主もスタッフも気持ち良く働いていて、行列ができて流行るのが分りました。

 集合場所行く為、わき道に行くと直ぐに関西医科大学病院があって、まだ行くと大きな数本の木が そこは神社かと、目指して行きました。そこには二階建ての家よりも高い木が狭い庭にあって、庶民の家に似合わない、大きな木があるそんな家が沢山ありました。

 そんな中で、間口が3m足らずで薄汚れた白いテントで隠された何の店か分らない看板も風雨にさらされているお店があり‘創業嘉永元年’160年程前になりますが、中を覗くと煎餅を売っていました。良くまあこんな店が大阪の端で商売を長く続けているなと思います。

 大通りにでると、工事の途中かと思われるようなバラバラに木が打ちつけてある建物がありましたが、住宅販売会社のものでした。色々なものに遭遇しますが、ここから大阪市の看板がありました。
 
 集合場所に着き出発すると、守口市の敷地に大阪市立学校が建っていると言う、まさに市の境目となっていました。太子中公園にある銀杏60本は御堂筋に行けなかったと言われ、埼玉県から取り寄せた苗木を大阪の地に馴染ませる為にここで育てた残りがあるとの話でした。そこから少しの所に淀川の河川敷に橋寺廃寺の跡があり、堤防沿いに豊里大橋のたもとに平太の渡し跡。赤川廃寺の跡等、跡ばかりでそれぞれに石碑が建っているだけのものでした。
 土手を降りると、エントランスが中之島公会堂を模したメモリアルゲートを持つで大阪工業大学でした。その建物は圧倒されるほど近代的な素晴らしいものでした。

 川沿いには、沢山のグランドがあって、日本にこんなに大勢の人々がラクビーをやっているのかと思うほどプレイしていました。暫く歩くと、川のワンド(土砂が堆積して魚、鳥等が住める様にした)が、明治時代オランダからデ・レーケさんが来て淀川修築されたと言う事でした。城北公園では、昨日開園した菖蒲を満開迄もう少しの花を観賞しました。

 最後に赤川鉄橋は、レトロと言うか、今は単線に貨物列車が日に不定期に1-2度通るだけと説明がありました。その片側を沢山の人が生活道路として利用している中を、風に吹かれて広い淀川を6,674Mを渡って帰りました。

 
 
 
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