「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシアの珍妙な新兵器<2023・2・22ウクライナ紛争>

2023-04-01 19:00:00 | ウクライナ紛争
新しく戦場に出てきたから、一応新兵器と言えないこともありません。

既に書いた通り、ロシアのT-72以降の型式の戦車は、ウクライナの戦場にある分しかないと思います。

私が、倉庫の奥から引っ張り出してくるのではないかと思っていた、超旧式のTー62型戦車

ロシア軍、引っ張り出してきた旧式戦車「T-62」をほぼ無傷で戦場に放置
2022.10.29
https://forbesjapan.com/articles/detail/51501

ロシア軍いよいよ限界か? オンボロT-62再整備して前線に投入 旧式戦車に頼らざるを得ないワケ
2022.10.19
https://trafficnews.jp/post/122431

実際には、去年の8月ぐらいから主にヘルソン州のウクライナ戦線に投入されていたようです。ロシア兵は、その超旧式戦車で戦うのが、いやだったようでほとんど、放棄して逃げたようです。破壊されたのは、わずか6両で・
無傷でウクライナ軍が捕獲したのが、37両のようです。
これは、流石に前線には、送らないと思います。
砲塔の主砲の口径が違うので、別の戦車砲弾を用意する必要があり、まず砲弾がすぐなくなるでしょう。
その他、スロべニアから超旧式の戦車M-55も受け取っています。
「スロベニアがウクライナに28両のM-55S(T-55)戦車を提供することを決定」
2022年9月21日
https://worldtanknews.info/tank/slovakia-decides-to-provide-ukraine-with-28-m-55s-t-55-tanks/

極寒の中で身を潜める狙撃手 ウクライナ東部
2023年2月20日 11:00 発信地:バフムート/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3451328

国家国境庁の国境警備部隊が、国境の守備に就いています。これは、準軍事組織ですが正規軍のような重装備ではありません。つまり、この部隊には戦車などありません。
超旧式の戦車と言えども、国境警備部隊の火力を強化するには、十分役に立ちます。超古くたって、戦車砲はついていますからね、撃つことは出来ます。小型の自走砲の代わりには、十分使用できるんです。
しかも、この戦車はロシアの戦車の共通の弱点がありません。砲塔内に砲弾を置かないシステムです。砲塔に直撃弾を受けても、瞬間全部壊れることはありません。

つまり、去年の8月くらいから全部の前線に送る補充用の戦車は、なくなっていたことになります。さすがに、東部の激戦地には、送らなかったようです。

しかし、稼働台数から逆算するとT-72以降の型式の在庫は、ないと思います。
つまり?
これからは、超旧式のオンボロT-62を補給するしか補給のしようがありません。
やがて、激戦の東部戦線にも、T-62が登場すると思います。そうでなければ、戦車なしで戦闘するしかありません。
まあ、ウクライナ軍の主力戦車のT-64の一つ前の世代の戦車ですから、走ることは走るでしょう。問題は、戦車砲の砲のサイズが違いますから、この戦車用の砲弾を別途製造する必要があることだけです。50年以上前の在庫はあると思いますが、それを撃つのは嫌でしょう。劣化してたら撃つ前に砲身内で爆発する恐れがあります。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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