「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍のクルスク侵攻作戦の目的とは❓<ウクライナ紛争2024/08/09

2024-08-09 19:08:40 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.9
①ウクライナ軍のクルスク侵攻、30km以上も前進して40以上の拠点を占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-troops-advance-more-than-30km-in-kursk-seizing-more-than-40-bases/

唐突に始まったウクライナ軍のクルスク侵攻作戦ですが、その目的は誰も知りません。
一応、場所の説明です。
ウクライナのスームィСуми市の北東50~60km位の所にロシア領の集落のスジャСуджаが、あります。
今、この集落をウクライナ軍が攻撃しています。
略図だと西側3分の2程度を制圧しました。

googleマップの表記だとスームィСуми市からルートH-07を北東方向に北上すると、ロシア領に入るとルートR-200に道路名が変わります。
この道路沿いにスジャСуджаが、あります。
その西にロシア領の集落で・・・
スヴァルドリコヴォSverdlikovo
ダリノDar'ino
ニコラエヴォ・ダリノNikolaevo-Dar'ino
こんな集落が点在しています。
大体、この範囲がウクライナ軍が占領したエリアです。
北側に5~7km程度進んでいるようです。

しかし、東部戦線の危機的状況を放置してクルスク侵攻作戦を開始した理由が分かりません。
かなりの兵力を投入する以上、単なる宣伝目的とも思えません。
何かを狙っていると思います。
ロシア側の道路名でR-200を北上していくとスジャСуджаから70km位だと思いますが、ある重要施設があります。
クルスク原子力発電所Курская атомная станцияがあります。
クルスク市から40km西のセイム川沿い、大きな貯水池の西にあります。場所を確認するならクルスク市の西方向にある大きな貯水池を探すとすぐ見つかります。

『ロシア西部クルスク州にウクライナ侵入、激戦続く 非常事態宣言』
By Guy Faulconbridge, Lidia Kelly
2024年8月8日午前 5:49 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/24L5GUDPLJJNDE4KOYR5AJWQCI-2024-08-07/
『ウクライナ越境攻撃のクルスク州、「激しい戦闘が進行中」 住民はプーチン氏に支援要請』
2024.08.09 Fri posted at 11:14 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35222595.html

ロシア国防省の発表は、大本営のようで現地では激戦が続いています。到底、国境付近を荒らしてロシアをかく乱する程度の攻撃には、見えません。
①の航空万能論の略図を見ると、ロシア名R-200の幹線道路沿いをウクライナ軍は北上しようとしています。その少し西にある幹線道路からも北上中です。
道路だけを進撃していますので目的地は道路の先にあるどこか(またはなにか)です。
そこにある重要施設がクルスク原子力発電所です。

ウクライナ軍は、クルスク原子力発電所の制圧か破壊を目的としている可能性があります(個人的には高いと思います)。
制圧できずに破壊になってしまえば、原発の過酷事故が起きる可能性もあります。

アメリカにもクルスク侵攻作戦の目的を通知していないようですから、通知したくない目的があるのだろうと思います。
原発を人質に取って、ロシアと強談判するつもりなら❓
目的は分かります。
しかし、これが原発の過酷事故につながってしまえば❓

ロシアは戦術核を使っての報復をためらうとは思えません。キエフは核の灰になるでしょう。

という夏の夜にふさわしい凍えるような推測も成り立ちます。
アメリカは、ウクライナ軍の北上を止めさせるべきでしょうね❓
余りにも危険すぎます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


リスクが高まるヨーロッパ、テイラー・スウィフトの公演がテロ計画を受けて中止<2024/08/09

2024-08-09 19:07:21 | ヨーロッパ
スウィフトさん公演攻撃計画の容疑者、ISに忠誠 爆発物など使用企む

By ロイター編集
2024年8月9日午前 1:12 GMT+97時間前更新
https://jp.reuters.com/world/security/MRCZU2BWKBLMZIR7443JVBX6GY-2024-08-08/
テイラー・スウィフトさんのウィーン公演中止 攻撃計画受け決定、「イスラム国」関与か
2024/8/8 21:00
https://www.sankei.com/article/20240808-HZY6TVHBPVPWNCYBSGPEGRWNJU/

イギリスでは極右の暴動が続いています。
イギリスは不況の影響を一番大きく受けている国だと思います。公的医療が崩壊寸前にあるくらいです。
と言うより崩壊したと言った方が正確かもしれません。
庶民は物価高騰の煽りを受けて生活苦の貧しい人々が続出しています。
このような社会の背景が、極右の暴動を生み出しています。

世界的にと言うべきかもしれませんがアメリカの人気女性歌手のテイラー・スウィフトのオーストリア公演が中止されました。
ISシンパのテロ計画が発覚したからです。
ISは、パリ五輪ではテロは実行しないようです。
イスラム諸国からも参加している選手が多いですから、パリ五輪でテロを実行すれば、イスラム諸国から大きな批判を浴びると思います。それは、止めたようです。

代わりに標的にしたのが、テイラー・スウィフトのオーストリア公演です。これなら憎むべき欧米に対する攻撃になります。
ガザの敵と言うわけです。
イスラム諸国は内心では賛成でしょうね。
表立っては、批判すると思いますが。
ガザの報復を欧米に対して実行するなら、反対のイスラム教徒はごく少数だと思います。

ガザの虐殺が続く限り欧米を狙ったテロの企ても続くと思います。

そしてヨーロッパ諸国は、国内の問題も大きくなりつつあります。

本来ならヨーロッパ諸国の政府は、このような経済的減速や不況、あるいは社会不安に対応するべきだと思います。

しかしウクライナ紛争にのめり込み、ロシア叩きを煽りまくっています。
典型的な国内の矛盾を、外国の敵に向ける手法です。
それで国内の問題が解決することは、あり得ません。
より酷くなり蓄積していきます。

更に社会不安が増大して暴動やデモ、犯罪が増えていくでしょう。そこにISのテロまで起きる可能性もあります。
ISのテロが起きて犠牲者が出てしまえば、移民に対する排斥運動が爆発するでしょう。

今、ヨーロッパはそのような大混乱の前夜にあると言えます。

戦争を終わらせ、国内問題に真剣に向き合わなければ、極右勢力は益々政治的に台頭し、暴力がものをいう社会がやってくるのではないか・と危惧する次第です。

このまま行けば、ヨーロッパ規模の紛争に発展するのは目に見えています。
それを心配するヨーロッパの政治家は、ごく一部です。
停戦の仲介に動こうとする政治家は、非国民か裏切者扱いです。
どうなるのか❓


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


クルスク侵攻作戦、序盤はウクライナ軍が大成功で進撃中<2024/08/09

2024-08-09 19:05:55 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.9
ウクライナ軍のクルスク侵攻、30km以上も前進して40以上の拠点を占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-troops-advance-more-than-30km-in-kursk-seizing-more-than-40-bases/

この攻撃は6日に開始されたようなので3日で30km進撃すれば奇襲作戦が大成功したと言えます。
今のところウクライナ軍が何を目的としているのかは、不明です。
クルスク州を広範囲に占領して、クルスク人民共和国を作るつもりなのか❓
あるいは、クルスク原発の制圧を目的としているのか❓

ロシア軍側は、相変わらずのボンクラぶりで1万人を超えていると思われるウクライナ軍の集結を、防衛のためと思い込んで対応処置を取っていなかったようです。
この辺りは、ワグネルの武装蜂起の経緯とよく似ています。
ワグネルの武装蜂起の時もロシア軍は、事前の対応は全くありませんでしたし、その後ワグネル部隊はフリーパス状態でモスクワへの進撃を開始しました。
ほぼ同じ流れです。
違いはワグネルは交渉の余地がありましたが、ウクライナ軍は問答無用です。
『ウクライナ地上軍がロシアに初の大規模侵攻、ロシア軍はなぜ来ない?』
2024年8月8日(木)18時57分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/08/post-105364.php

クルスク州はウクライナと隣接した州であるのに、ほぼガラ空き状態で放置していたロシア軍も不思議と言えば不思議です。
国境防衛の兵力を配備せず、ウクライナ戦線に多くの兵力を投入していたことになります。

クルスク方面は、ロシア軍は各地から兵力を動員するしか方法は、ないようです。

一方でウクライナ側にも問題は、大ありです。
現在、苦境に陥っているドネツク州中部戦線を放置してクルスク侵攻作戦に、(おそらく)動員できる予備兵力を全部動員していると思われますから、ドネツク州には一切増援部隊を送らないことになります。

事実上、ドネツク州を放置(放棄)してのクルスク侵攻作戦です。
ロシアと停戦交渉するなら4州割譲が条件ですからドネツク州は、事実上放棄したように見えます。
ドネツクを捨てる代わりにクルスクを占領して停戦交渉を有利に進める考えがあるのかもしれません。

ロシアにとっては、ウクライナ軍を嘗め切っていたために飛んでもない反撃作戦を許すことになりました。

ロシア国内ではロシア国防省やロシア軍に対する糾弾の嵐になると思います。ロシア軍が負けそうになるとロシア国内は凄いことになります。
まだ国防省内に権力基盤のない新国防相の首が飛ぶかもしれません。
今、ロシア国防省では前任のセルゲイ氏人脈を追放している最中です。セルゲイ氏人脈が新国防相に対して権力闘争を挑めば、大混乱が予想されます。

クルスク侵攻作戦に関しては、ロシア国内でどのような動きがあるかの方が興味深い点です。

ウクライナの方は、これが失敗したら降伏か軍内部でクーデターが起きるでしょうね❓
政権派が座して追放を待つより、死中に活を求めた感があります。
その意味でウクライナ国内の権力闘争が大きな原因とも言えます。
段々、筋書きのないドラマのような展開になってきました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>新スーパースター、ボビー・ウィットJr

2024-08-09 19:04:32 | MBL & プロ野球

ボビー・ウィットJrは、今年は凄いですね。
もっとも上がいて早熟の天才は、アルバート・プホルスです。
デビュー3年目の成績がキャリア・ハイです。
後年は故障に苦しみましたが、故障がなければもっと優れた成績を残したと思います。
アルバート・プホルスのデビュー3年目の成績
OPS1.106 出塁率.439 長打率.667 安打数212 塁打数394 長打数95 盗塁ほぼしない
※これほどの天才は、めったにいないと思います。

バリー・ボンズも生涯成績で素晴らしい成績を残した選手です。薬物を利用しなくてもボンズは優れた選手です。それだけに薬物を使用したのが惜しまれます。

バリー・ボンズ3年目
OPS.859 出塁率.368 長打率.491 安打数152 塁打数264 長打数59 盗塁30くらい
ボビー・ウィットJr
2年目
OPS.813 出塁率.319 長打率.495 安打数177 塁打数317 長打数69 盗塁49
3年目8月8日まで(残り46試合)
OPS1.000 出塁率.394 長打率.606 安打数162 塁打数281 長打数65 盗塁25

バリー・ボンズがOPSで「1」を超えたのはデビュー7年目です(1.080)。
それ以降ボンズがOPSで「1」未満だったのは1年だけです。それも「.999」で引退する年の2年前です。
生涯OPS「1.051」
MLB生涯OPSランキング
https://www.naosouta.com/archives/1759
ボンズは歴代4位です。
ボンズの上にいるのは、ベーブ・ルース:テッド・ウィリアムズ:ルー・ゲーリッグ
現代ベースボールの黎明期の天才とテッド・ウィリアムズだけです。
テッド・ウィリアムズが最後にプレーした年が1960年です。
1961年以降では、ボンズは最高のプレーヤーと言えるかもしれません。

ボビー・ウィットJrは早熟の天才なのかもしれません。
メジャー2年目の成績でボンズを上回っている項目がかなりあります。
3年目比較ならウィットJrは、ボンズのかなり上を行くと思います。

ボビー・ウィットJrの特徴は、典型的なアベレージヒッターであり、それに長打力が備わっている点にあります。
加えて1位の得点圏打率(.396)があります。打撃の特徴は、ルー・ゲーリッグに似ているかもしれません。
守備位置がショートですから、優れた5ツールプレーヤーの典型です。
5ツールプレーヤーとして見るならメジャー最高の5ツールプレーヤーになる素質を早くも示しています。
ボビー・ウィットJrは、今年新スーパースターの評価を得ると思います。

あとは、それをどれだけ継続していけるか・です。
あるいは、バリー・ボンズを超えるような素晴らしい選手になるのかもしれません。
※こうして数字を比較してみると、凄さが分かります。
ほんと!凄いと思います。


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024MLB>8月8日>各地区順位とプレーオフ出場争い

2024-08-09 19:03:11 | MBL & プロ野球

今年はダントツに強いチームはいなくて、やや去年よりは低い勝率で争われています。

※プレーオフ出場争い
プレーオフ出場は、各地区優勝チームは無条件出場できます。
その他の3チームは勝率で上から3番目までプレーオフに出場できます。リーグでは、この6チームで優勝争いをします。
リーグ優勝チーム同士がWシリーズで決戦を行ってその年度の優勝チームが決まります。
(この点は日本と同じ)

去年はナ・リーグでは伏兵がレギュラーシーズンの強豪のブレーブスとドジャースを撃破しました。何と第6シードのDバックスがWシリーズに出場する大番狂わせがありました。
ナ・リーグのプレーオフは、本当に分からないです。
ア・リーグの方は、比較的順当に強いチームが出てくる傾向があります。

今年の順位途中経過
https://baseball.yahoo.co.jp/mlb/standings/

(1)ア・リーグ
東地区のレベルの高いのは、毎年です。
だからこの地区のチームがWシリーズ優勝するというわけでないのが、おもしろいところです。
ヤンキースとオリオールズは、ほぼ当確でしょうね。
地区優勝は、どっちになるのか全然分かりません。

中地区は、去年はボロボロで地区優勝のツインズしかプレーオフに出られませんでしたし、早々に姿を消しました。
今年は、ハイレベルの地区優勝争いをしています。
ツインズとロイヤルズの勝率がいいですから、今のところ有力候補です。
今の勝率なら東地区の2位チームとツインズとロイヤルズが圏内です。
これをレッドソックスが追う展開です。
勝ち星で3つ差ですから、まだまだ分かりません。

西地区は、ほぼ終わっています。
去年の中地区のようです。
地区優勝チーム以外は、圏外です。

オリオールズ、ヤンキース、ガーディアンズ、ツインズ、ロイヤルズここまでが圏内で、それをわずかの差でレッドソックスが追う展開です。
もう1チームは、アストロズとマリナーズの2チームのうち地区優勝した方が出場。

(2)ナ・リーグ
驚くのが東地区です。
地区2番手のフィリーズが首位を独走中で落ちる気配がありません。最後まで行くと思います。
地区強豪のブレーブスが絶不調でついに地区3位にまでズリ落ちています。
代わって地区2位に浮上したのが弱小メッツです。
メッツの勝率も大したことないですから、ブレーブスが弱すぎると言うことです。去年、あれほど豪快に勝ちまくっていたチームが、こうも弱くなるのかと思うと複雑ですね❓
中地区は、例年の通りです。
地区の強豪のブルワーズがゲーム差6・5の首位で順調です。
他が弱いのも例年の通りです。
毎年2位以下は、弱いです。

西地区もかなり変調です。
圧倒的な強豪のドジャースが、ヨレまくりで地区首位ながら、ゲーム差2・5でパドレスが肉薄しています。
ここは一時期8~9ゲーム差ありましたからドジャースが急激に負けが込み始めました。
今の負け具合なら不思議ではありません。
パドレスを更に0・5ゲーム差で追うのが去年のリーグ優勝チームのDバックス。

勝率で見るとパドレスとDバックスが、やや抜けていてプレーオフ有力です。ドジャースも勝率なら十分圏内です。

それを東地区のメッツとブレーブスが追う展開です。
中地区のカージナルスは勝ち越しが3では、かなり苦しいですね。

ほぼ確定
フィリーズ、ブルワーズ
有力
ドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックス
残り1枚
メッツとブレーブスの競り合い
やや離れてカージナルス

(3)こうしてプレーオフ勝ち上がり予定チームの顔ぶれを見ると、勝率を見ても「ここ!」と言う有力チームはいません。
勝率が上のチームは、ほぼ互角だと思います。
勝率が低いチームが番狂わせをするとしたら、投手力がカギになると思います。

そう考えると夏のトレードで救援投手3人を補強したパドレスは、一発の可能性を秘めています。
競り合いに持ち込んで終盤勝負なら、今の救援陣ならパドレスが一番強力でしょう。

逆に去年のブレーブスを見ても分かりますが、レギュラーシーズン強打で勝っているチームは、プレーオフで苦戦する傾向があります。
タイムリーで得点できるチームがプレーオフでは活躍しそうです。

その意味ではドジャースの優勝は、ほぼ考えられません。オフと夏のトレードで完全に失敗しました。もっとも弱点のある救援投手の補強をほぼしませんでした。終盤の競り合いに弱いままです。

そう考えると強力なリリーフ陣を持っているチームが有力だと思います。そしてしぶとく勝つチームですね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b