明日、NHK杯戦決勝生放送。

2008-03-15 | 将棋
明日16日(日)のNHK杯戦決勝戦、佐藤二冠-鈴木八段戦は初めての生放送で行われます。当然、放送時間も長くなっていて
10:20~14:00と2時間増し。

佐藤二冠の2連覇なるか、最近好調の鈴木八段か。
楽しみですね。
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B級1組順位戦12回戦、堀口(一)七段戦。

2008-03-15 | 対局

堀口(一)七段の作戦は意表の横歩取り△8四飛型でした。

            

定跡形ですが、この10年はほとんど指されていません。代表局は第9期竜王戦第3局▲谷川-△羽生戦。「谷川浩司全集」で勉強したのですが、変化を全然思い出せず

その将棋は△7五歩▲3五歩と進んで▲谷川九段が快勝。同じように進むはずがないのでどこかで新手が出るのだろうと思っていたら1図でいきなりの△2六歩

同歩△7三桂で、▲3五歩なら△1五歩▲同歩△1八歩▲同香△4五角という狙いですが、歩損してからの手渡しには驚きました。▲3五歩が不可なので実戦は▲3七桂

            

2二にいた金を定位置に戻した局面。

銀香交換の駒得で▲8五桂と捌けていて、玉も固い。優勢なのかと思っていたのですが、桂香を持たれていて、△9九との存在も意外に大きい。(左辺に逃げ出せない)

ここから自然に数手進めた局面は互角に感じたので2図が互角のなのかもしれません。

            

▲7四桂△8一飛と逃げた局面。図から▲5四角△同角▲6四桂打

詰将棋では「四桂(死刑)」という詰め形がありますが、実戦で四桂の密集は珍しく、控室からの歓声が聞こえました。(そうなるだろうと思っていただけで気のせいかも?)

            

大駒を占領されていますが金銀7枚と後手の歩切れが大きく、勝勢に。

4図から△2九飛でしたが▲3九金打△1九飛成▲7二成桂~▲8一成桂が間に合って勝つことができました。 

終局は23時32分。

 

勝って7勝5敗。1勝5敗になった時はどうなることかと思いましたが勝ち越すことができました。順位が4位に上がるので、来期は頑張ります。           

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