・今日(土曜日)は終日、暑い暑いと口から出るような１日でした。これから梅雨があるので、本格的な夏はもう少し先なんでしょうけど・・・。

名人戦も終わって、順位戦が始まりますね。順位戦を中心に回っているわけではないですが、それでも４月～６月はオフみたいな感覚はあるので、いよいよそれがあけるんだな、と。

・明日は日本ダービーですが、今年は新聞予想はナシ。皐月賞前の時点で切れ味が有り過ぎるリアルスティールには２４００ｍでいい印象はなかったので、普通にドゥラメンテが勝つんじゃないかな、と。福永騎手は実際にお会いして言葉を聞いて以来、一番信頼しているジョッキーなので勝って欲しいですが、競馬の予想としてはこうなります。こんな平凡な予想では新聞予想はナシで良かったですね(笑)

後手番で矢倉の手将棋模様でした。銀交換を甘受して、持ち駒の銀で桂香を取りに行く禁断の△２８銀を打ちましたが、どうも間に合わなかったようです。終盤、好転したと思った局面がそうでもなく、形勢判断もおかしかったですね。少し前に比べればマシ、というくらいで逆転には至りませんでした。負けて２組２位で決勝トーナメントへ。ここからは一発勝負なので、より集中して頑張りたいところです。

明日２７日(水)は竜王戦２組、決勝、稲葉七段戦。

※本局は携帯中継があります。

・ニコ生解説の翌日はアクセス数が１．５倍でした。将棋が結構な逆転と話題になったので、その感想を見に来た人が多かったのかな、と推測します。逆転には違いないんでしょうけど、大が付くほどではなかった、というのが今の見解なのですが、どうなんでしょう。

・名人戦が煮詰まってくるとＡ級順位戦も１回戦の日程を決める段階に入ります。順位戦は各クラス６月からですが、Ａ級は局数が９と最も少ないので６月～８月で２局、その後は毎月１局という流れが多いです。

Ａ級は６期目で、過去５期は勝ち越してはいるものの、挑戦権には届いていません。今期こそは課題克服を目指したいと思います。

昨日、しゃべり過ぎたので今朝は喉が痛いですｗ

中盤あたりの形勢判断は対局者も観戦者も後手良しで一致だと思いますが、プロの将棋では無条件の２歩得は滅多に出ないため、その見た目による「後手がかなり優勢」という思い込みが強すぎた可能性も。▲２３歩以降でこうやっていれば完封、こうやっていれば攻め合い勝ち、という手は今のところ、分かりません。▲１３馬が絶好になったので、その前に後手がリードを保つ手があったのかどうか。。。は続報を待ちたいところです。

明日２１日は名人戦のニコ生解説です。

視聴はこちらから

・王位リーグは昨日が最終戦でしたか。今期は自分が入っていないので、そこまで気にしなかったのですが、リーグ戦の規定が変わったんですね。今までは３勝２敗でもプレーオフをやることになっていて、実際に自分も４者プレーオフの経験があります。それが３勝２敗の並列はなるべくリーグ戦の成績で順位を付けてしまおう、というルールになりました。当該者同士の直接対決の結果で決まるのですが、３人以上で並んでしまった場合、これを狙って上に行くのは難しいので、運に近いかなぁと。運に左右されたくなければ４勝１敗以上を取りなさい、ってことですかね。

・２０日、２１日で名人戦第４局。自分は２日目のニコ生解説を担当します。そういえば、視聴者としてコメントを打つのは最近やってなかったです。明日は家にいるので見ますけど(笑)

・事後告知になってしまいますが、今日は解説したNHK杯の放送日でした。同門だと頼まれやすいので、対局者の宮田六段や視聴者の皆さんも「またか」と思われたかもしれませんが(笑)

NHK杯は優勝してから続けて初戦で負けてしまっているので、今年あたりは活躍したいですねぇ。

・最近、マンガ関連の取材を２件受けたのですが、相変わらず良く読んでいます。今月はベイビーステップ、エリアの騎士、四月は君の嘘、といったあたりが一斉に発売でした。自分はチェスは分からないのですが盤上のポラリス(１)も今後が楽しみなマンガです。大半の将棋マンガは将棋を知らない人でも読めるようになってはいますが、そりゃあ知っていたほうが楽しいわけで。そういえば、囲碁が少しは分かるようになったので「ヒカルの碁」も再読しなくては。最初に読んだ時は囲碁のルールすら知りませんでしたからね。

ご来場を頂いた皆さま、有難うございました。就位式にはスピーチというそれなりに緊張する仕事があるので、無事に終えて飲むビールは美味しいですね、暑くなってきたし。

次の機会を作れるように頑張ります！

明日は棋王就位式なので今日は髪を切りに行ったり。ここでしか会わない人もいるので、就位式はいつも楽しみにしています。

例えば、子供の頃にお世話になった学校や将棋の先生には就位式がなければ会う機会があったのかな・・・と。そう考えるとタイトルを獲るような活躍が出来て良かったなと思います。

今回の棋王位で通算タイトル数は１５。次は米長先生の１９を目標にしていますが、近いようで遠いです。心技体のバランスがそれなりに良い４０歳までの９年でどれだけいけるか、ですね。