小学生名人戦愛知県大会。

2008-03-31 | 将棋
29日(土)
東京駅で天彦と待ち合わせ。
窓口で「名古屋まで2名」と告げると「普通車は並びがありません」と言われたのでグリーン車に。
天彦氏は「竜王はいいけど、俺はグリーン代は出ないんだよ」と不満そう。
会長のHPには
「棋士の謝金も全員一律になっています。(連盟負担でタイトル保持者も四段も同額)」
と書いてあったので、竜王もグリーン代は出ないと思うけども。四段にグリーンを強要するのもあれなので、おごってあげました。彼がもう少し活躍していれば、自分で出させるんだけどなぁ。僕の財布のために頑張ってくれ。

話していると、あっという間に名古屋に到着。近い。

地元の支部関係の方々と夕食。味噌鳥鍋?や味噌串カツなど。
自分は味噌ベースの鍋が好きなので、ぱくぱく。


ホテルに戻り、持参した10秒将棋セットを取り出したものの、部屋には対面で座れる机がない。

フロントに行き
「すいません、机ってありますか?」と聞いたら
「あっ、将棋盤がおけるやつですか?」と返されたのには面食らいました。話を聞くと、かなりお好きな方のようです。

机はお借りできたのですが、夜に10秒将棋は迷惑なので、静かにウイイレに興じました(プレステも持参。しかし、睡眠時に着るシャツとジャージは忘れた)


30日(日)
9時から10秒将棋を開始。2時間やってチェックアウト。


ホテルの裏にうまい鰻屋があると教わったので、行ってみたのですが定休日。仕方がないので、味噌カツを食べました(また)


会場では敗退者への指導対局を3時間ほど。10面指しは立って(歩いて)やらないといけないので、良い運動になります。

今日も落款、筆ペン、朱肉の3点セットが大活躍でした。以前は落款のみ持参していたのですが、マジックやサインペンではうまく書けないし、朱肉も赤に近いもののほうが、見栄えが良くなります。


18:13の新幹線で東京へ。車内で味噌カツ幕の内弁当(またまた)
名古屋へは4月は岡崎将棋まつり5月には名人戦第4局のBS解説で行くので今度は鰻を堪能したいところです。
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棋王戦。

2008-03-28 | 将棋
今日は自宅観戦のつもりでしたが、せっかく将棋会館でやっているのだから、ということで見に行くことに。

48手目の△3三桂が羽生二冠の作戦。
これは本譜のように固められて損、というのが定説なのですが、具体論ではなくて「穴熊が固い」という抽象論だったので、それに挑戦した、というわけ。

これに対して佐藤棋王は53手目▲1七香~▲1八飛。
一回▲1八香と上がっているだけに浮かびにくい手ですが△3三桂と跳ねたことによって1筋が薄くなっていることに着眼した好手順でした。

56手目△4五歩は止むを得ませんが(次に▲5五歩から攻められるとマズイ)穴熊に対して自陣から戦いを起こすのはいかにも不本意で、ここからは佐藤棋王のペースだったようです。


結局、佐藤棋王が勝って3-2で防衛。
07年度のタイトル戦が終了し「奪取1防衛6」という結果でした。
近年は防衛が多いのですが、来年度はどうなりますか。


タイトル戦を見て、これはいい手、これは悪い手、あーだこうだと言うのは楽しいのですが、集中度、真剣度が違う対局者の読みに勝てないことはわかっているので、虚しさも感じます。
「負ける」という恐怖がある対局時と、気楽な観戦時では考える手や、感じ方が全然違ってくるので、仮に実戦より優る手を見つけたところで、あまり意味を持ちません。

じゃあなんで見に行くんだよ、と言われると困るのですが(汗)


明後日の30日(日)は小学生名人戦予選、名古屋会場で仕事です。参加する全国の小学生棋士のみなさん、頑張って下さい!
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明日、棋王戦最終局。

2008-03-27 | 将棋
今日は朝から将棋会館で仕事でした。負けた翌朝に出勤するのは辛いですが、仕方がありません(苦笑)


明日28日(金)は棋王戦最終局が行われます。佐藤棋王か、羽生挑戦者か。注目の大一番です。
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王位リーグ2回戦、丸山九段戦。

2008-03-27 | 対局

             

力戦矢倉の出だしから1図。▲2四歩と行くと△同歩▲同角に後手も△8六歩と飛先を交換して乱戦模様になります。これも考えましたが断念して▲7七銀△3三銀と穏やかな展開に。

             

2図から▲4八銀△8四角▲3七桂としましたが▲4八銀では▲2六銀、▲3七桂では▲3八飛とすべきだったようで、形勢を損ねました。▲4六歩と止めてしまっているので、攻め足が遅くて弱りました。

             

2図以降は苦戦が続きましたが、盛り返して迎えた3図。残り時間は▲15分△9分。

目に付く△6八飛成▲7八金打△7九角(銀)▲9八玉△6七歩成(参考図)は

             

▲6八金なら△7七とで先手玉は受けなし、後手玉は▲3二角成としても△2四玉で詰まないので後手勝ちですが、参考図で▲3七飛と王手をして▲6七飛とと金を払う手があって、これは先手玉が寄らないので逆転します。

 

この手があるので、3図は逆転したのでは・・・と思いましたが3図で△4六角が好手でした。先手玉は詰めろではありませんが、後手玉にうまい詰めろが掛かりません。

△4六角に1分将棋まで考えましたが、勝ちは発見できず。それどころか、感想戦でも見つかりませんでした。

 

負けてリーグ成績は2連敗に。最後まで諦めずに戦います。

 

先週の郷田九段戦は優勢から逆転負け、今日は逆転しそうで届かず、とA級棋士の強さを見せつけられてしまいました。もっと強くなれるように精進します。

 

19年度はこれで終了。ご声援ありがとうございました。

今年度は、自分の弱さが良くわかりました。もっと強くなりたいです。

新年度の対局は3日(水)の王位リーグ3回戦からスタートです。

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明日対局。

2008-03-25 | 将棋
明日は王位リーグ2回戦、丸山九段戦です。挑戦に望みをつなげるように頑張って来ます。
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取材など。

2008-03-24 | 将棋
今日は連盟にて13時半~16時半に取材を4件。
内容は将棋マンガについてが2件、高校時代について、僕ではなく父がメインのNHKの番組。

マンガは「ハチワンダイバー」「3月のライオン」「しおんの王」と将棋マンガが3作あって、どれもヒットしていることについて。実は「しおんの王」は読んだことがないのですが、今日見せてもらったら面白そうだったので、今度まとめ買いします。
ハチワンダイバーは6巻が発売になったばかり。


テレビについては、決まったら告知しますので。


16時半~会議。さすがに疲れたので、終了後はすぐに帰宅。
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大和証券杯解説。

2008-03-23 | 将棋
会場は東京駅にある大和証券の新社屋。すごい場所でした。世界が違う・・・

対局は甲斐女流二段が作戦勝ちから快勝。
50手目の△8五桂には驚きましたが、この手でも先手が良くならないのなら、元が相当に悪いということになります。

解説会は鈴木女流初段も良くしゃべり、途中で神吉六段も登場して大いに盛り上がりました。良かったです。
鈴木さんはスポンサーへの感謝を形で示すために大和証券さんで口座を作って株を買うんだとか。(もちろん、全くの初心者)
終了後は出口でお客さんにお礼を言うなど、彼女の気配りはすごいものがあり、あれだけイベントに呼ばれるのも納得です。おまけに最近は将棋も強いですし。


イベント終了後、帰宅。明日は取材が4件入っているので、疲れを溜めないように、たっぷりと寝ます。
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明日は解説。

2008-03-22 | 将棋
昨日の将棋、試しにボナンザ先生にお伺いをしたら、僕が間違えた局面2つで、先生はピタリと正解手を示されました。
昨年3月の凄腕コンピューターではなく、家庭用パソコンでの先生の読みに負けているようでは、楽観うんぬんという問題ではないかもしれません。


今日は予定がなく、何をしようかと考えていたところに友人からお誘いがあったので、家族3人で出掛けてきました。
友人は二ヶ月前に赤ちゃんが産まれたばかり。「柊も3年前はこんなんだったんだなぁ」と懐かしく感じました。
もう少し大きくなったら、また一緒に遊ぼうと思います



明日23日(日)は大和証券杯女流最強戦の決勝戦、矢内女流名人-甲斐女流二段戦が行われ、僕は現地イベントの大盤解説会を担当します。
対局は午後3時からでネット中継は公式ページにて。いつもと時間が違いますので、ご注意下さい。
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棋聖戦決勝トーナメント1回戦、郷田九段戦。

2008-03-22 | 対局

振り駒で先手になり、相矢倉に。

             

細かいやり取りがあり、まだ戦いは始まっていませんが75手。図では何か待たれるほうが嫌でしたが△3五歩から戦いに。

             

2図では△6三銀の遊びと歩切れで先手優勢。20手ほど前に労せずして形勢が良くなったので、完全に楽観していました。

2図でノータイムで▲3四歩と突きましたが△4三銀と受けられて一変に難解な形勢に。▲3四歩に△8六桂(△6六桂は▲4四角)と読み、▲4三銀で簡単に勝ちだと思っていました。

△4三銀の次、△3四銀と払われてはいけないので▲4四金ですが△5二銀右引と遊び銀を活用されるようでは変調。

△4三銀も読んでいたのですが▲4四金△5二銀右引で手番なので問題なし、と読みを打ち切っていました。実際は手番でも有効な手がないのに。

しかし、この急所の局面でノータイムとは。53分あったのに・・・。

 

2図では平凡に▲7五銀と受けに回るのが正解で▲3四桂を狙ってはっきりしていました。

 

相手が諦めムードでも、勝つまでは大変と身にしみてわかっているはずなのに、いざ優勢になると勝った気になるのは情けない限り。

 

この後は

ヨリが戻った難解な終盤で間違えて敗勢→郷田九段も明快な決め手を逃して混戦→しかし届かず

で負け。

             

投了図は先手玉は受けなし、後手玉は王手が続きません。

双方1分将棋の194手。熱戦と言えば熱戦ですが、楽観から生じたものだけに、好局ではありません。

技術面はもちろんのこと、精神面も弱すぎて呆れました。

大いに反省して次に向かいたいと思います。

 

昨年は挑戦者になった棋聖戦、今年はベスト8で終了。

今年度最後の対局になる26日は頑張りたいです。

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明日対局。

2008-03-20 | 将棋
明日21日(金)は棋聖戦決勝トーナメント郷田九段戦の対局です。
ここからは強敵続きですが、挑戦権獲得を目指して頑張ります。
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