堀口(一)七段の作戦は意表の横歩取り△8四飛型でした。
定跡形ですが、この10年はほとんど指されていません。代表局は第9期竜王戦第3局▲谷川-△羽生戦。「谷川浩司全集」で勉強したのですが、変化を全然思い出せず
その将棋は△7五歩▲3五歩と進んで▲谷川九段が快勝。同じように進むはずがないのでどこかで新手が出るのだろうと思っていたら1図でいきなりの△2六歩。
▲同歩に△7三桂で、▲3五歩なら△1五歩▲同歩△1八歩▲同香△4五角という狙いですが、歩損してからの手渡しには驚きました。▲3五歩が不可なので実戦は▲3七桂。
2二にいた金を定位置に戻した局面。
銀香交換の駒得で▲8五桂と捌けていて、玉も固い。優勢なのかと思っていたのですが、桂香を持たれていて、△9九との存在も意外に大きい。(左辺に逃げ出せない)
ここから自然に数手進めた局面は互角に感じたので2図が互角のなのかもしれません。
▲7四桂に△8一飛と逃げた局面。図から▲5四角△同角▲6四桂打。
詰将棋では「四桂(死刑)」という詰め形がありますが、実戦で四桂の密集は珍しく、控室からの歓声が聞こえました。(そうなるだろうと思っていただけで気のせいかも?)
大駒を占領されていますが金銀7枚と後手の歩切れが大きく、勝勢に。
4図から△2九飛でしたが▲3九金打。△1九飛成に▲7二成桂~▲8一成桂が間に合って勝つことができました。
終局は23時32分。
勝って7勝5敗。1勝5敗になった時はどうなることかと思いましたが勝ち越すことができました。順位が4位に上がるので、来期は頑張ります。
四桂は死刑というのは初めて聞きました。桂馬をうまく使えるようになりたいです。
見事な巻き返しで、来期が非常に楽しみ!
それにしても、
3図から4図への流れはよくわからるのですが、
2図から3図まで「自然進めた」と書かれているのに、
その20手がさっぱり読めない寂しさ・・・。
渡辺さんもいぃ仕事しましたねー♪(笑)
一足早く良い年度末を迎えられたってことですねb
オラはいつになったら年度末を迎えられるかな><;
来期こそA級昇級して下さい
さて棋聖戦本戦が3/21ですね
郷田9段は最近相当に「渡辺将棋」を研究しているようです
体調を整えて、万全の体制で勝利を収めて下さい
対郷田戦に勝てば、準決勝は対羽生戦です。先日のリベンジのチャンスですね
棋聖挑戦 → 奪取を信じています
ところで質問ですが、プロの公式戦ではアマチュアが登場する場合もありますが、その時アマチュアの方も対局料を貰えるのでしょうか?
アマチュアの方には商品券で支払われます。
額については詳しくは知りませんが
「瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか(著:古田靖)」
には「アマは半額」という記述があるので
「商品券でプロ四段がもらう金額の半額」
という感じですね。
なるほど、現金ではなく商品券だったのですね。商品券というのは良いシステムだと思います。
この際新婚さんいらっしゃいみたいにミキプルーンやナカバヤシのフエルアルバムとかそう言うのもありかと。でもあんまり嬉しくないかな。それなら対局後に例のめくるやつやってタワシでハワイとかならいいのかも
でも一言、苦言を呈します。
今期、竜王はBⅠの昇級争いをつまらなくしてしまった原因のひとりとなってしまったことです。
だから、来期こそは・・・。
来期こそ、もっと「つまらない」と言われるくらいの、ぶっちぎりの勝ちっぷりを見せてくださいね。
来期の4位というのは、競馬で言えば名馬に多い「好位差し」に絶好のポジション。A級を目指してください。
ところで「3桂あって詰まぬことなし。4つあったら、そりゃ4桂(よけい)」って諺(?)はあまり有名ではないのでしょうか。
来年は大差勝ちを期待しています。
あれを勝ちと見切れるのはすごいですよね。竜王の距離感覚には、いつも感銘させられます。
今期は初戦の高橋九段戦でつまずいたのが尾を引いた感じですが、その高橋九段がしっかり3位に立ちはだかっています。来期はリベンジ&昇級を期待してます!
来年竜王がA級にあがると、だれが挑戦権獲得しても、降級してもまったくおかしくないようなことになりますね。(いまでもそうですが、ちょっと過去にこの激戦は例がないのでは)
見てるほうは面白いけど、やるほうは大変そう。
余談ですが、BIGLOBEで女流の目隠しやってますが、新女流でも、目隠しで平然といい内容の将棋を指しているのに驚きました。女流が強くなったのか、もともと強くて、私がわかってなかっただけなのか。。
順位戦の結果、拝見いたしました。
渡辺竜王をA級順位戦で拝見できる日も近そうで嬉しいです。
羽生世代に対抗できている若い世代の方は、今のところ竜王だけのような形になっているので、楽しみにしています!
がんばってください!
おめでとうとは言いませんが、ほどほどには良かったですね。
ところで、2人の方が、三桂あって・・・のことを書かれていますが、これに関して思い出したことがあります。
上にも書かれているとおり、佐藤プロが、この諺はあてにならないと解説したところ、ベテランのある将棋観戦記者が苦言を呈していました。
三桂とは計算のことで、(ようするにさかさまに言っている)、計算合って詰まぬことなし、つまり、プロがきちんと計算して詰むと判断したら絶対詰むという意味なのだそうです。
最近の若手のプロはそんな事も知らないとは情けない・・・のような事を書いていましたよ・・・確か。
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