「友人代表として祝辞を述べさせていただきます。まずは石橋さん、おめでとうございます。石橋さんとはかれこれ10年になりますが、面と向かって「おめでとう」と言ったのはこれが初めてだと思います。
10年程前、僕の師匠であります、所司がやっていた教室で初めて会ったと記憶しています。それ以来、その教室や研究会などで盤を挟むようになりました。かなり指したのではないでしょうか。当時の石橋さんは小さくておとなしいという印象で、大きくてうるさい今とは真逆でまるで別人のよう・・・(笑)人って10年でこんなに変わるんですね。
その後、お互いにプロになり僕が竜王になった時にお母さんに「あんた、そんなへったくそな字で免状やサイン書くんじゃないわよ、うちに習いに来なさい!」と言われて、書道を習いに行くようになりました。
で、数年振りに久々に食事を一緒にしたんです。そしたら、食べる食べる。昔の石橋さんの倍、3倍の量を平気で食べるんですね。ブログを読んでいても食べ物の写真が毎日のように出てきますし。まぁ、元気そうでなによりですけど、太らないように気を付けて下さい。
で、どうして今日、ここに立つことになったのかと言いますと、石橋さんが鹿島杯と、このレディースオープンで決勝に進出した時に「両方は無理だろうけど、せめてどっちかは優勝して下さいよ」とメールしたんです。相手が清水さんと中井さんで最近の対戦成績からすると、厳しいのでハッパをかけたつもりでした。そしたら「無理とは失礼な」と憤慨されまして(笑)
結果はご存知の通り鹿島杯では中井さんに勝ち、このレディースでは清水さんに2連勝で見事に優勝。優勝を決めた日の打ち上げで「あのメールのおかげで奮起して優勝できました、ありがとう」とでも言われるのかと思ったら「あの時は失礼なこと言ってくれましたね、なにをおごってくれるんですか」ときました(笑)
「あれはね、ハッパをかけたんですよ。おかげで優勝できたから良かったじゃないですか」と弁解したら「バカ言ってるんじゃないわよ!もらうものはちゃんともらいますからね」とお母さんに一喝されました(笑)
「じゃあ祝辞をやらせてもらいます」ということになりまして。「助かった、祝辞で勘弁してもらえた」と思ったのですがもちろん祝辞だけでは許してくれる人たちではないので、今度、何かごちそうさせていただきます。
優勝後の週刊将棋でのインタビュー記事を読ませてもらったのですが若手棋士への苦言を呈していて、こういう嫌われ役というか憎まれ役というのはトップの役割だと僕は思っているので、そういう第一人者としての自覚も持っているんだなぁ、と頼もしく思えました。将棋も、口のほうも、この調子で頑張って下さい。
本日はおめでとうございました」
開始前に「銀河戦パーティーの時みたく、おばさん発言をお願いします

改めて、おめでとう

週刊将棋の銀河戦パーティーの記事を見たらしっかりと書かれてしまいました

パーティー終了後、連盟に移動して棋聖戦最終予選の羽生-村山戦を観戦。注目の村と羽生四冠の初対局。終盤に面白い変化手順が多く、感想戦がとても良かったです

吉祥寺ラーメン店巡りに行く一行を電車の中から見送って帰宅。
1R「5枠9番のゴックンかぁ」
とは近藤五段。「まさかねー

結果は、9番人気で2着。こんなことって・・・。
2R「松岡差せ


と気持ちよく叫んで2着に来たものの3着に14番人気が来て抜け。
3R「差せ




声の主は皆さんお待ちかねの内田さん。ここが今日一番の見せ場と言っていいほど、面白かった(笑)橋本五段が「週刊将棋のコラムのネタは決まった」と言っていたので、続きはそちらに任せましょう。
4R、5Rは特になかったので省略。
6R「チャームダンス



10R「スマートカイザー(7番人気)でいいやぁ」とは内田さん。同馬を来るわけないと思っていた僕は「内田さんもかわいそうに

結果は3着で「渡辺さん、さっき笑いましたね

今日の内田さんは冴え渡っていて快勝されていました。さすが。
語呂合わせで始まった一日なので、最終レースは3番人気サヨウナラから三連単を購入。1頭軸マルチで相手を迷いに迷って2択に破れました

今日は多く叫べたし、三連単の万馬券を2本取れたので悔いはありません。
終了後の打ち上げでは競馬談義で大盛り上がり。僕は先に失礼しましたが、永遠に続きそうな雰囲気すらありました

今日はNHK杯戦対深浦八段戦の放映日でした。収録日(12月26日)の日記に解説を追記しておきます。
以前ちょこっと触れたメイショウオウテが東京競馬場で重賞に挑戦するので自転車を飛ばして応援に行ってきました。馬名に「王手」が付くのはこの馬だけですからね。
関東で走るのはデビュー戦以来。デビュー戦も東京競馬場でした。今回は鞍上武豊騎手10R終了前にパドックに到着して最前列を確保。
写真を一杯撮ってきました。
「オレハマッテルゼ」
「キングストレイル」カメラ目線です。
「インセンティブガイと角居調教師」調教師自ら引き手を取るのは珍しいです。
そして「メイショウオウテ」5番人気でした。この馬の写真を撮ってる人が多かったです。
一番うまく撮れたのがこれ。インセンティブガイとペリエ騎手です。3着でした。
メイショウオウテは-体重に加えて落ち着きがないように見えました。今日は力を出せませんでしたが、まだ4歳。これからもっと強くなって欲しいです
振り駒で後手番に。前からやってみたかった仕掛けがあり、その局面になったので実行。まずまずの分かれだったと思います。
△7四歩と角道を止めて良しと思っていたら▲8八銀が意表の好手でした。ここに銀を使ってくれるならと思ったのですが、△6八竜▲同馬の次、うまい攻めがありません。以下、はっきり不利になったのですが、終盤に再びチャンスが訪れていました。
▲2五桂と打ったところ。直前に▲7一竜と捨てられているので、観念してしまっていました。それが敗因です、諦めてはいけませんでした。図では△3一角の妙防があったのです。はぁ。。。
棋譜と記事はasahi.com:将棋にてご覧になれます。
感想戦終了後、いつもの3人でユーハイムへ。同じく対局に負けた村と「お疲れ様、残念でした」で乾杯
二人とも終盤で好手を逃して熱い。目の前には戸辺。説教したいのですが、説教するネタがない。困りました。はぁ。。。
お楽しみ抽選会で目玉のデジカメがどう考えても使いこなせないであろう怪老・田辺忠幸氏に当たりました(笑)事実は小説より奇なりとはまさにこのことでしょうか。
明日は朝日オープン本戦2回戦対藤井九段戦の対局です。asahi.com:将棋にてネット中継があります。頑張って来ます。



来る人来る人「えっ

マラソンの練習は昨日と今日5km。順調に調整が進んでおります。
asahi:com将棋にて明日、明後日とネット中継があります。明後日は僕の将棋が中継されるのでぜひご覧下さい。
「本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
一昨年の12月に竜王になってから思っていたよりも忙しく、先輩に「待っているほうはあっという間だよ」と言われたのですがまさにその通りでした。
今回が初の防衛戦で、取りに行く側と守る側でそんなに変わらないだろうと思っていたのですが、開幕が近づくに連れて「取られたら八段に戻ってあの棋戦は予選からかぁ」とかいらない考えが浮かんできました(会場笑う)
そんな中で夏以降、調子が上向き、二つの棋戦で優勝して迎えることができたのはなにか巡り合わせの良さみたいなものを感じました。
第1局、終盤で駒が飛び散ってしまい、元の局面に戻すことができないということがあったのですが、その時は本当に焦り、反則負けも頭をよぎりました。過去にこういう事例で反則になったことがないようです。今年もやるかもしれないので規定を作っておいたほうがいいと思います(会場爆笑)
熱戦だった第1局を勝つことができ、2局目以降は伸び伸び指すことができ、最高の結果に繋がりました。挑戦者のときは勝つことしか考えていなかったのですが、今回は色々な戦法を指したいと思っていたので、それも実践することができ、本当に満足できるシリーズでした。
あと、ちょっと小耳に挟んだんですけど衛星放送の中継で毎回毎回、僕の事をおっさん呼ばわりしていたらしいです(再び会場爆笑)最初のうちは落ちついてるとか堂々としているだったのが次第におっさんになって・・。どっちが年上だか分からないとか・・・。まだ21才なのに。まぁ、別にいいんですけど。
今後も自身の向上また、将棋界の発展のために全力で頑張りたいと思っています。本日は誠にありがとうございました」
が予定。
しかし実際は(会場笑う)で笑いが取れなかったのに動揺して「そんな中で~」が抜けて

浅川書房の浅川さんの祝辞でも会場が笑うべきところで笑わなかったので、今日の会場は笑わないと判断。「今年もやるかもしれないので規定を作っておいたほうがいいと思います」は断念しました

馬券を買いに行ったのではなく来週日曜日に迫った競馬会の事前打ち合わせ。もちろん、一番の楽しみはU田さんの叫びを聞くことです。
場長に面白そうな競馬本を3冊頂いて帰宅。
午後は国分寺のマルイへ。今、使っているやつはひざに穴があいているのでランニングウェア購入。かっけー。
柊の就位式用の服も買いました。もう明後日です、謝辞を考えないといけません。緊張するんだろうなー。「人前でしゃべるの慣れてるね。緊張なんてしないでしょ?」と良く言われるのですが、実際はかなり緊張していて目眩がすることもあります。
次に競馬用の双眼鏡を購入。日刊スポーツの取材で中山競馬場に行った時に記者の赤塚さんが持っていたものを借りたのですが、ものすごくイイ。この時に買おうと決めました。
帰宅後
「どのくらい見えるか試したいから窓から雪景色を見てくる」
「捕まらないようにね」
気を付けます。
帰り際、1Fのケーキ売り場を歩く。
僕「あっ、うまそう。チョコケーキ!」
嫁「はい、そうだね。買わないから」
僕「これもうまそう!」
嫁「はいはい」
僕「あっ、このガトーショコラまじうまそう!!」
嫁「はいはい。買わないよ。ん?」
僕「どうした?」
嫁「この紅茶シフォンケーキおいしそう・・・」
僕「よっしゃ!」
紅茶シフォンが目に入らなければ買わないで帰っていたのに。あーあ。