4月1日(土)は電王戦第１局です。

名人対最強ソフトという歴史的一戦、どんな将棋になるんでしょうか。

振り駒は先手。今シリーズは先手番全勝だったので、ここは幸運でした。事前準備は後手番の時のことが9割くらいでしたし。
急戦矢倉から△33角は斬新な手。△62金△81飛型なら角交換に強いという理屈ですが、新しい指し方です。
△59角から一気に激しくなりましたが、形勢は分からないまま指していました。▲64歩が案外厳しそうで、この辺りで優勢になったようです。

先にカド番に追い込まれる厳しいシリーズでしたが、おそらく二度とチャンスがない永世棋王をとれたのは良かったです。

明日27日(月)は棋王戦五番勝負第５局。

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ニコ生：将棋公式

昨日発売の週刊少年マガジンに載ったポナンザの読み切り、もっと量が多ければいいのにと思うくらい面白かったです。いよいよ来週土曜日ですか。
ポナンザの対人間の棋譜が電王戦しか無いのですが、昨年の２局は評価値が相手側に触れることがほとんどない将棋でした。先日の企画では有名なアマ強豪達を相手に大駒を落としても負けなかった、というのは衝撃的でしたし。そんなポナンザが名人を相手にどんな将棋を指すのか楽しみでもあり、怖くもあり、といったところです。

昼休明けの▲４６歩以降はこの１手、の連続でしたが選択肢が少ないほうが迷わなくて良い、という類の将棋でした。▲３５歩に△同歩ならどう攻めて良いか分かっていなくて、可能なら千日手にするつもりでした。(▲３４銀△同銀▲４５銀△３３銀▲３４銀・・・のような手順で)
千日手にすると後手番にはなりますが、持ち時間の差が1時間あったので。
最終局は来週27日(月)です。

明日20日(祝・月)は棋王戦五番勝負第４局。宇都宮市。

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角換わりの手詰まり模様でしたが、仕掛けられてからは勝ち味の少ない将棋に。駒を捨ててくる攻め筋なので見えていませんでしたが、あの攻め筋を発見して、いけると見て決行する、というのは相手をほめるべき将棋だと思います。
仕掛けの後は苦しい筋ばかりで▲９２歩、▲８２歩はやっちゃいけない形の見本ですしボロボロでした。
リーグ成績はこれで１勝１敗に。

明日16日(木)は王位リーグ２回戦、佐藤名人戦。

※本局は携帯中継があります。

後手番で相掛かりの力戦。
終盤、△４８と、と金がボロッと取れたところは後手良しで見解一致しましたが、そこから何手か指したら負けになっていました。この△４８との局面、感想戦の最初はだいぶ後手良しというニュアンス、それなりに検討して「良しといっても微差か？」さらに検討を進めると「ひょっとして先手良しなんじゃ・・・」
後手玉が囲いに収まっていないので形勢判断に誤りが生じたんですが、ここまで見た目の印象と違うとは。

最近は棋王戦第１局、第３局、A級行方戦と形勢をひっくり返す大悪手を連発しています。昨日はそういう類の手は出なかったので将棋の出来としては悪くなかったのですが、結果が伴いませんでした。

年度内は来週の王位リーグと棋王戦です。

明日10日(金)は棋聖戦本戦１回戦、広瀬八段戦。

※本局は携帯中継があります。