明日行われるジャパンカップダートについて語ります。例によって長いので競馬に興味がある方だけ読んでください(笑)思い込みが多分に含まれていますので、あまり参考にしないで下さい
1枠 シロキタゴッドラン ラヴァマン
シロキタゴッドランは好きな馬で結構お世話になってる馬ですが、ここでは荷が重そうです。オープン特別なら買いなのですが。ラヴァマンは米国のGIで好勝負している強豪。前走は参考外とのことなので、まともに実力を発揮すれば上位争いに加わりそうです。
2枠 サンライズバッカス ユートピア
サンライズバッカスは前走武蔵野Sで重賞初制覇。夏以降、急に力を付けた感じがします。対カネヒキリで言えば同斤量の前々走で差を付けられてるので今回は苦しそうですね。ユートピアは東京2100で来るとは思えません。GIではマイル前後がベストでしょう。
3枠 タイムパラドックス スターキングマン
タイムパラドックスは昨年の覇者。昨年は4番人気でしたが、圧勝でした。7歳馬ですが本格化してそんなに経ってないので今がピークといった感じがします。GIではきっちり結果を出しているので3着以内の確率はかなり高そうです。スターキングマンは2、4、3着ときてますが離されますし、ここでは苦しいと思います。
4枠 シーキングザダイヤ タップデイ
シーキングザダイヤは川崎記念、フェブラリーSとGI連続2着があります。そこそこ来るとは思いますが馬券圏内はどうでしょうか。タップデイはラヴァマンに比べると実績では劣るのですが前走3馬身差で快勝しています。堅実に走っていますし、侮れません。
5枠 ハイアーゲーム カネヒキリ
ハイアーゲームは初ダート。さすがに手が出ません。カネヒキリは前走までダート6戦6勝。前走は勝ち馬より3キロ背負っていたのであんなもんでしょうか。脚質に幅が出たのは好材料。あとは古馬との力関係がどうか。
6枠 サカラート パーソナルラッシュ
サカラートは前走で連勝が止まりましたが大きくは負けていません。3走前にタイムパラドックスに勝っていますが、タイパラはGIじゃないときっちり仕上げていないように思います。実際、前走は負けていますし。デットーリ騎乗は魅力ですが、少し足りないかなと。パーソナルラッシュは休み明け+59キロでエルムSを勝つんだから力はあります。怖い一頭です。
7枠 ジンクライシス アジュディミツオー
ジンクライシスは昨年の3着馬ですが、今年はやや期待外れの成績。さすがに厳しいのでは。アジュディミツオーは昨年暮れにGIを勝って、今年はドバイに遠征して健闘。休み明けを二度使って状態は良さそうなので来てもおかしくないですね。唯一の不安は週刊将棋のU田記者が推していることでしょうか(笑)
8枠エキセントリック ヒシアトラス
エキセントリックは英国からの参戦。欧州調教馬はダートというイメージがないのでどうも。実際、この馬も近走は芝を使っているみたいですし。来たらゴメンナサイで仕方がないですね。
結論としては
◎タイムパラドックス
○タップデイ
▲ラヴァマン
△カネヒキリ
△サンライズバッカス
◎から馬連。◎○と◎▲流しの三連複で。相手は手広くですね。長々と失礼しました。
いつもより早く家を出て東京競馬場へ。東京競馬場の近くに住んでいて良かった(笑)今日はジャパンカップに出走する海外馬の公開調教が行われているんです。見ても状態の良し悪しが分かるわけではないのですが、海外の一流馬を生で見ておきたかったので行ってきました
デジカメを忘れて携帯で撮ったので小さすぎて全く見えませんが、これが昨年の凱旋門賞馬のバゴ。今回の海外馬のボスです。
見た感じ、見に来ていた人は数百人。競馬場とは思えない程、静かな空間でした。レース時には聞こえない馬の足音、息遣いを目の前で見れて感動。良い写真は撮れませんでしたが、目にはしっかりと焼き付けました
8時半に競馬場を後にして、京王線で新宿に出て千駄ヶ谷へ。
振り駒で先手になって相矢倉。21日の松本五段戦と同じ形に。
△3三桂と跳ねた局面。△4五歩のほうが多く、この手はそんなに指されていません。平成15年4月に北浜七段に指されたことは覚えていたのですが、どのように進めたのかは思い出せず。なんとなく▲5五歩と突いて失敗した記憶があったので▲3五歩と突いてみました。△2五桂▲3四歩△9四桂▲2五歩△同銀▲6五歩△5三角▲3五銀と進んで良くなったようです。
この時、▲5五歩を突いていないので▲4六角が先手になるのが大きい。本譜もそれが実現して勝つことができました。
これで今期30勝目。昨年の42勝を超えられるように頑張ります。
明日は新人王記念対局の対森内名人戦です。新人王と名人との記念対局は恒例になっていて、勝っても次に進むということはありませんが、公式戦です。過去に藤井竜王が新人王になった時に名人対竜王ということがありました。通常は新人王が先手と決まっているのですが「タイトルホルダーが新人王になった時は振り駒」と決まっているそうです。勝ち負けにはそれ程こだわりませんが、良い内容の将棋が指せるように頑張ります
松本五段とは久々の対戦。振り駒で先手になって矢倉。いつもの▲4六銀▲3七桂型ではなく▲1六歩~▲2六歩の旧型に。
今期名人戦最終局と同じ局面に進み、△2七銀と変化されました。以下▲3九飛△2八角成に勢いで▲3五歩と突いて△3九馬▲3四歩。飛は取られたものの後手玉が薄いので指せるかと思ったのですが意外に大変でした。
△1八銀不成と香を取られた局面。▲3二桂成と金を取るのは△同玉で寄せにくくなり、△7五桂が残ります。早く△7七桂成と取って欲しいのですが▲6六歩では弱い感じ。本譜は▲1四歩と突いたのですがさすがに凝り過ぎで▲7六銀打のほうが良かったかもしれません▲1四歩に△同歩なら▲1二歩△同香▲1一銀があります。
△8七歩に▲同玉と取ったところ。実戦は△8四香▲8二銀で先手優勢になりました。
図では△7五銀なら▲8二銀に△同飛▲同とに△7六銀打という強襲があり、だいぶ違いました。本譜は△8四香▲8二銀△3一飛▲1三歩成△同香▲7四とで先手玉が安全になりはっきりしました。王位リーグまであと2勝です。
11:30~第31回「将棋の日」感謝状・表彰状贈呈式がありました。報道陣が多く詰め掛けていました。目当てはこの半世紀で初の年度内二段昇段を果たした僕・・・ではなくて瀬川四段です(笑)カメラが多くて一度では撮影しきれないので、席を立つところから免状をもらうところまで二度もやっていましたなんだか別次元の世界を見ているかのような錯覚に陥りました。
感想戦終了後、レディースオープン決勝三番勝負で先勝してごきげんな石橋親子ら大勢で夕飯。場所はいつのもユーハイムです。しっかし良く食べますねぇ。「すいませーーん」とバカでかい声で店員さんを呼んでケーキを注文ですよ。将棋も好調なようでなによりです。
16日、東京駅から新幹線で岩手県一関市へ。
17時~の検分では駒を選択。こんなに多くの候補から選んだことはほとんどありません。しかも、全部同じ人の持ち物なんだとか。すごい人がいるものです(笑) 18時半~前夜祭。前回に続いて一般参加型で盛大に行われました。目の前で作られたおもちがとても美味しかったです
控室に顔を出して、23時就寝。
17日
7時起床→7時半朝食。
8時~和服に着替え。後ろでの蝶結びを練習したので最後まで一人でできました袴を白瀧さんに直されましたけども、大きな進歩だと驚いていました
9時、対局開始。△4四歩止めから矢倉にするのは予定通りの作戦です。角換わり→横歩取りと来たので矢倉が指したいなぁと思っていたので。
図の局面で一日目が終了。第2局に続いて封じ手番となりました。△8五桂と跳ねて△7五歩と突いても▲6五歩があるのですぐに攻めることはできません。△1二香と穴熊を目指しました。
△5五歩▲同銀△同銀▲同角△9五歩と攻撃を開始。攻めはやや細いので玉の固さが頼り。
ここが一番印象に残っている局面。▲7九桂を軽視していて一瞬、ヤバイと思いましたが、△7八歩▲4二歩成(本譜は▲同飛)の変化でピッタリ先手玉が詰むのを発見。この変化が勝ちならばいけそうな気がしました。最後は1分将棋になって慌てましたがなんとか勝ち。
これで3連勝、防衛まであと1勝となりました。第4局もいつも通り指したいと思います。
本局の詳細は竜王戦中継、新聞観戦記、専門誌でご覧下さい。指し手に関する質問もいつも通りに発売後でお願いします。読売新聞観戦記は山田史生さん、将棋世界は先崎八段が第3局、第4局と担当されるそうです。
打ち上げ終了後、控室でしゃべっていたら長くなって朝5時になっていました部屋で4時間程寝てから対局場を後にしました。さすがに眠いです。
明日はお休みで明後日は対局です。対局の合間に七段と八段の免状をもらいます。瀬川四段にも免状が授与されるのですごい数の報道陣なんでしょうね。