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一般社団法人北洋開発協会

”極東のカニ王”アレッグ・カンのウラヂオストクの財産が押収される ”ウラヂオストク商業施設グム(ГУМ)”社47万株以上

2021-06-20 08:42:03 | 日記

 

2021年06月20日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[”極東のカニ王”アレッグ・カンのウラヂオストクの財産が押収される]
ロシアFSBは、”極東のカニ王”と呼ばれたアレッグ・カンのウラヂオストクの商業複合施設、企業株式等が押収されたと明らかにした。
地元メディアによると、ウラヂオストク中心部の土地15区画、”ボリショイ・グム(ГУМ)百貨店”、”ウラヂオストク商業施設グム(ГУМ)”社47万株以上、そしてオフィス敷地等が対象となっている。
一方、アレッグ・カンが創業した”サハリン州“モネロン”(Монерон)社が破産する可能性がある。
2021年4月上旬、同社はモスクワ仲裁裁判所において、シンガポールの大手水産物卸売業者である“Osprey Networks”への未履行債務を19億ルーブルとする判決を受けている。
2020年8月、“Osprey Networks“は、日本、中国、韓国の港への生きたズワイガニとタラバガニの供給に関する2件の契約を締結、前払金として”モネロン“社へ2,600万ドルを渡したが、納品義務は完全には履行されなかった。
“モネロン”社現代表で、サハリン州議会議員、盟友となるドミトリー・パショフは20201年2月26日、出張中のハバロフスクで勾留されている。
勾留の理由は、刑法第226条1項と第194条4項に関連し、“組織化されたグループによる密輸と脱税”への関与の疑いとしている。
この勾留はアレッグ・カンの事件に関連している。
パショフは、国際指名手配にリストされているカンとの関係性から尋問を受けている。
カンには、カニを輸出する際、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。
また、カンには、2010年にウラヂオストクで殺害された同業他者ワレリイ・プヒデンコ事件への関与の疑いがかけられている。
カンは捜査当局の動向から2018年末、海外に逃亡したが、それ以前に、信頼できるパショフに資産を移していた。

 

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