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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

なぜ“ドブロフロート”は摘発されたのか 虚偽申告 脱税 刑法226条1項第3号

2016-04-05 13:36:42 | 日記


2016年04月05日
モスクワ発
[なぜ“ドブロフロート”は摘発されたのか 虚偽申告 脱税 刑法226条1項第3号]
2016年3月下旬、極東税関当局とFSBは、水産物製品の脱税容疑で、“Доброфлот”(ドブロフロート)社、関連“Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)社、そして所属加工母船“Всеволод Сибирцев” (フセヴォロド・シビルツエフ)の捜査活動を行った。
問題となっているのは “Всеволод Сибирцев”が洋上で受け取った原魚を関税を支払わずロシア製品として販売したいくつかの契約に関するものとされる。
この件について“Доброфлот”代表エフレモフは、ロシア極東連邦管区大統領全権代表トルトネフに書簡を送付し、外国のパートナーを含め、原魚を洋上(公海)で受け取り、ロシア旗のもと加工処理をした製品に関する扱いの法解釈の相違だと主張している。
報告によると昨年2015年、“Доброфлот”は、定期的に冷凍サンマ製品を沿海地方港湾で陸揚げしたが、製造者である“Всеволод Сибирцев”の申請書類による当該製品のステータスは、ロシア関税同盟に属するものだった。
しかし、実際の製品は、外国産のものであり、ロシアの製品を装って陸揚げしたもので、虚偽の申告、つまり関税の脱税にあたる。
このことから、当局は、ロシア連邦刑法226条1項第3号に基づく容疑で摘発を行った。
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