ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

スケトウダラ漁業者協会 “ドブロフロート”関連会員のMSC認証参加一時停止を決議

2016-04-08 14:08:40 | 日記

2016年04月08日
モスクワ発
[スケトウダラ漁業者協会 “ドブロフロート”関連会員のMSC認証参加一時停止を決議]
2016年3月下旬、ロシア沿海地方大手水産グループ企業“Доброфлот”(ドブロフロート:善行船団)が脱税容疑で当局から捜査を受けた事件が報道で明らかになった。
これを受け、ロシアスケトウダラ漁業者協会(会長ズベレフ)は、同協会が取得するオホーツク海スケトウダラ漁業にかかるMSC認証リストへの“Доброфлот”の関連漁業会社会員“Новый Мир”(ノーヴイ・ミール)の参加を、一連の捜査終了までの間、停止する決議を理事会で行ったと発表した。
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脱税捜査を受けた母船“フセヴォロド・シビルツエフ”が明日ウラヂオストクへ帰港

2016-04-08 10:18:56 | 日記

2016年04月08日
ウラヂオストク発
[脱税捜査を受けた母船“フセヴォロド・シビルツエフ”が明日ウラヂオストクへ帰港]
2016年3月下旬、沖合で当局から脱税容疑で捜査を受けた、世界最大の加工母船2隻の内の1隻、“Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツエフ)が11ケ月間の航海を終えて、明日、同年4月9日、ウラヂオストクへ帰港する。
“Всеволод Сибирцев”は昨年2015年5月に出港、北部オホーツク海域、西カムチャツカ海域、カムチャツカ・クリール海域、南クリール海域、サハリン北東海域、そして北西太平洋海域で操業を行い、計4万1,000トンの原魚を受け取り、冷凍製品2万4,000トン、缶詰4,300万缶、ミール1,200トン、魚油170トンを生産した。
また、公海では日本と台湾の漁船からサンマ原魚を受け取り、船内で高次加工をしてロシア国内市場へ製品を供給した。
“Всеволод Сибирцев”の製品は“Доброфлот“(ドブロフロート:善行船団)のブランドで販売され、昨年2015年”Сайра тихоокеанская натуральная“(サイラ・チホーオケアン・ナチュラルナヤ:天然太平洋サンマ)は、”ロシア最高の100品“にも選定された。
“Всеволод Сибирцев”は、来月5月、次の航海に向け出港を計画している。
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“ドブロフロート脱税事件“漁業海員組合が仲裁と安全操業確保をプーチンに要請

2016-04-08 10:15:03 | 日記

2016年04月08日
ウラヂオストク発
[“ドブロフロート脱税事件“漁業海員組合が仲裁と安全操業確保をプーチンに要請]
ロシア沿海地方漁業海員組合は、“Доброфлот(ドブロフロート)脱税事件“に関する当局の捜査に関連し、法執行機関の行動のあり方を指摘、安全操業確保と、この問題の緊張緩和にかかる仲裁を求める要請書を大統領プーチンに送付した。
2016年3月下旬行われた、この捜査は、マスク姿(部隊の所属者や家族への報復、逆恨み対策として、顔を隠す目出し帽を着用)の20名の治安部隊員が“Доброфлот”社のオフィスを囲み、2機のヘリコプターから12名の特殊部隊員が同社所属母船“Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツエフ)に乗り込む大規模な作戦だったため、“Доброфлот”側は、あり方が過剰だと受け止めた。
特に、関税法令の遵守の確認のために、洋上の船舶に、ヘリコプターで着陸し乗り込む等の行為は、不当で過激なものだと指摘、同海員組合は要請書でプーチンに対して漁業分野の安全確保と、この問題の緊張緩和を求めた。

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