2016年04月08日
ウラヂオストク発
[脱税捜査を受けた母船“フセヴォロド・シビルツエフ”が明日ウラヂオストクへ帰港]
2016年3月下旬、沖合で当局から脱税容疑で捜査を受けた、世界最大の加工母船2隻の内の1隻、“Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツエフ)が11ケ月間の航海を終えて、明日、同年4月9日、ウラヂオストクへ帰港する。
“Всеволод Сибирцев”は昨年2015年5月に出港、北部オホーツク海域、西カムチャツカ海域、カムチャツカ・クリール海域、南クリール海域、サハリン北東海域、そして北西太平洋海域で操業を行い、計4万1,000トンの原魚を受け取り、冷凍製品2万4,000トン、缶詰4,300万缶、ミール1,200トン、魚油170トンを生産した。
また、公海では日本と台湾の漁船からサンマ原魚を受け取り、船内で高次加工をしてロシア国内市場へ製品を供給した。
“Всеволод Сибирцев”の製品は“Доброфлот“(ドブロフロート:善行船団)のブランドで販売され、昨年2015年”Сайра тихоокеанская натуральная“(サイラ・チホーオケアン・ナチュラルナヤ:天然太平洋サンマ)は、”ロシア最高の100品“にも選定された。
“Всеволод Сибирцев”は、来月5月、次の航海に向け出港を計画している。