黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

二度手間

2006-02-24 23:55:46 | Weblog
今日は確定申告に行ってきました。書類自体は旅行前に作成して
いたので、後は持っていくだけです。

税務署までは自転車で15分くらい。小春日和の気持ちのいい
サイクリングになりそうです。帰りには今宵の晩御飯の材料も
かって帰ろうと考えながら、家を出ます。

この日はついでに、愛犬を散髪に連れて行きます。年末に連れて
行こうと思ったのですが、体調が優れなかったので見送って
いました。ここ最近は薬が効いているのか、春めいた日が多く
なってきたためか調子が良く、今朝美容室に電話をすると空いて
ましたゆえ。

愛犬を前籠に乗せて出発。風はまだまだ冷たいですが、日差しの
中や膨らみ始めた梅の枝先に春を見受けることができます。

愛犬を預けて、税務署に向かいます。近頃背中以外の肌の調子が
いいのはストレスフリーな連休をすごしているせいだろうか・・・
なんて考えながら、あっという間につきました。

確定申告を行うのは今年で三回目ですので、大体要領は得ています。
確認の判子を貰うまでは、少し緊張しますが。あと、還付が本当に
確定するかについても。

書類を係りの人に渡して、チェックを受けます。ペラリ、ペラリと
書類をめくる音と「ん?」の声・・・え、なぜに「ん?」の声が?
なんと1表という、一番メインになる申告書が無かったのです!
確かに、PCで作成して印刷したのに・・・この瞬間、HPの無線
プリンタを疑いました。やっぱり有線に限りますね。まあ、ここで
どうのこうの思っても1表は出てきませんので、撤収です。

家に帰って早速確認します。ああ、やっぱり無い。すぐさま印刷を
して、再トライ!と思ったのですが、もう1往復する元気は無く。
自分のお間抜けな様が税務署の休憩室で笑いの種になっているかと
思うと、羞恥心がくすぐられます。マゾヒストなら昇天ものです。
残念ながら、私はそういった趣味が無いのでただ出かけるのが億劫に
なっただけでした。

夕方も近い頃、今日行かないと行くときがないぞ!と自分に鞭打ち
持っていくことにしました。こういう時ってまた何か忘れ物をするんじゃ
無いだろうかと心配になってしまいます。行く途中で何度も確認
しました。そもそも、何が必要なのかが分からなくなってきたのは
秘密です。

受け付けの前で並んでいたその時も書類をチェックしました。
多分大丈夫。そしていよいよ順番。先ほどとは異なる係員の、
やたら声が甲高いのが非常に恐ろしいですが、眼鏡の奥の眼光が
妙に輝いているのにも恐怖を感じます。

「いちひょう、にひょう、さんひょう・・・いちまいたりなひ・・・」
なんて事は言われずに、無事終了しました。あとは僅かではある
けれど還付を待つばかり。

本当はモスバーガーの「匠」を食べたり、プーシキン展に行きた
かったのに。僅かばかりの還付金に負けた私は、心のセレブ(笑)に
すらなれそうにありません。
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宇都宮市中引き回しの刑

2006-02-24 22:20:40 | 旅行
宇都宮市内もやはり雨にそぼ濡れていて、ジャズの町らしい雰囲気が
しないことも無きにしも非ず。東京では雨でも、きっと雪に違いないと
言う妄想めいた思い込みは見事に破壊されました。なんとなく、栃木は
もう東北雪国みたいなイメージがあったのです。

この日泊まるホテルは駅から徒歩2分ほどのところにありましたが、
チェックインまではまだ時間が。少し離れたところにはパルコとかがある、
東武宇都宮駅を中心としたもうひとつの中心地があります。雨は降って
いるけれど、事前に見ておいた地図だとそれほど遠くない感じです。
それに靴下も買わないと(雨続きで乾いていなくて。ユニクロも無印も
道中にいくつかあったけど、原油高のせいか無印もユニクロも値上がりして
いて買うチャンスを逃したのです。せこい私。ええ気後れしましたとも)。
とりあえず、無印がテナントに入っているパルコを目指します。

ところが駅近くから見えているパルコ、歩けども歩けども近づかず。
あれは大道具さんが作ったセットなんだとすら思われました。降り続く
雨、距離の縮まらないパルコ。靴下なんかどうでも良くなってきて、
こうなったら石田純一みたいに素足で靴を履いてやる!と叫びそうに
なった頃、ようやくパルコに着きました。

無印で靴下を買って、時計を見るともうすぐチェックインの時間。ここまで
来たのならここいらで晩御飯を食べる事を決め、ホテルに遅くなります、と
だけ電話を入れて、そのあたりをうろうろしました。

餃子の街と謳う位なのですから、餃子横丁と言えるくらい軒を連ねている
と思っていたのですが、これが・・・吃驚するくらい見つけられません。
私の目が節穴なのか、それとも本当に餃子屋がないのか。

パルコの隣にある長崎屋には幸いにも大きな書店がありました。これ以上
うろついていても餓死するか、道に迷うかのどちらかになりそうでしたので
早速駆け込んで、地域情報を扱うコーナーに向かいます。「おすすめ餃子100店!」
とかそういうタイトルの本を探したのですが見つからず・・・やたら目に
付く「東京なんちゃら」や「京都なんちゃら」に宇都宮市民の控えめすぎる
態度をみたように思います。

それでも栃木の観光ガイドブックのようなものを見つけて、それの餃子特集を
見ます。思いのほか、餃子店がこのあたりに無いことにショックを受けつつも
一店絞り、脳に地図を焼き付けて(買えよ)記憶が消えないうちに店を目指します。

ああ、買えばよかった・・・地図では簡単に見つかりそうな場所にあったのにも
関わらず、同じ道をぐるぐる・・・仕方なしに、目に入った魚屋さんで
その店を訪ねたところ、誰も知りませんでした。仕方ないので、そこの
ご主人お奨めのところを聞いたところ、長崎屋の地下に色んな店の餃子が味わえる
アンテナショップのようなものがあるとの事。ああ、長崎屋。きっと立ち読み
だけした、愚かな旅人に対する仕打ちなのでしょう。もう抗う事無く、生まれた
ままの心で長崎屋に向かいます。
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