黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

チョコレェトと赤葡萄酒の日々

2006-02-12 16:34:59 | Weblog
陽気に誘われて外出したけれど、目当てのカバンは関西で
取り扱いがなく、紅茶のおいしい喫茶店では煙草吸いに
挟まれて香りも何もあったもんじゃなかったですよ・・・。
さらには会社近くで見つけた本を、同じ系列店で探したけれど
見つからず。ここの商品券があるから使おうと思っていた
のだけれども、それも叶わず。そして、友人を食事に誘った
のだけれども、振られ振られ。

バレンタイン前のこの時期、百貨店の催し物会場はチョコレート
関連に占領されます。チョコレートと、それを買い求める
オンナの人たちと、言葉巧みにチョコレートの素晴らしさを
説く店員たちとに。なんとなし寂しい気持ちと甘いものは
たいそう仲がいいようで。知らず、売り場に立ち寄っていました。

商品券はチョコレートに替えました。メリーチョコレートカムパニーの
ガナッシュ。試食したものはグランマニエが効いていて、甘さの
中にさわやかな柑橘が感じられて美味しかったです。
これを種類違いとあわせて4つずつ。ちょうど商品券分。

母が外出していて夕飯がないので、適当に外食で済ませようと
思っていたけれど、混み合う店内を想像したら家で食べたくなり
ました。
パスタとパスタソースとエリンギ、そして安い赤ワインを買って
帰りました。ハーフボトル365円の赤ワインでも、程よく酔うには
十分です。

パスタを茹でて、ソースを合わせて、ワインをグラスに注ぐ。
もちろん、食事だけでワインは無くならないので、つまみに
チョコレート。赤ワインとチョコレートの共通項なんて
嗜好品である事とポリフェノールくらいしか思い浮かばない
けれど、その相性は驚くほどぴったりでした。甘すぎない
チョコレートがワインの香りとか葡萄の風味を引き立ててくれます。

「食卓に一人で付いているけれど、何だこんなにも楽しめるんだ」

こんな事は、すごく孤独で寂しいことなのかもしれないけれど、
内内には満ちたる何かがタプタプと豊かに波打っている気分になり
ました。
コメント (2)
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