黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

空想癖

2005-07-18 22:56:50 | Weblog
想像力豊かだとか、ひらめきに満ちているとか。
そう言う物ではない様な気がしてきました。

例えば、目の前を歩く人や、ちょっと向こうの木陰で座っている
人が、今どんな物を見て、どんな方法でここまで来て、果ては
どんな人生を歩んできたのだろうとか考えたり。

その人生の中で、幾枚の写真をフィルムに焼き付けてきて、
それはどんなシチュエーションの、どんな構図なのか思い描いて
見たり。時に分かれ、時に出会い、そんな日々をその人は
どう生きているのだろうと想像してみたり。いや、むしろ創造かも。


意識して思考をめぐらせている訳ではなく、気が付けば思考しています。
一種、妄想癖手前の空想癖といっても過言ではないかも。


別に困るわけでもなく、苦しむわけでもなく、こうして大人に至り、
毎日、電車の車窓を眺めては思考し、見知らぬ人を見かけては
想像するのです。

人には必ず、何がしの才能を与えられているといいます。
もしそうなら、私のそれは、間違いなくこの空想癖。何時の日か、
身を助ける日が来るのでしょうか?
コメント (2)
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