黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

止まる時の中の動く身体

2005-07-17 12:44:34 | Weblog
久しぶりにお天気のよかった昨日、土曜日。

友人に連れられて、オールディーズばかり演奏する
ライブハウスに連れて行っていただきました。

普段は激しくピコピコ音な音楽やらを聞いているので、
聞いた事はあるなぁ位は思っていても、曲名はわかりません。

それでも、知っている曲が演じられると何だか嬉しくて、
ついついリズムを取ってしまいます。

最初は手、次は肩、そして腰。

そんな私の目前では、年のころ40歳から50歳くらいの方が
「フィーバー」しています。踊るとか、リズムに乗るとか
そんなのでは無く、まさしく「フィーバー」。

誰もが街中で出会えばきっと、何の印象も抱かないただの
ご婦人と中年男性でしょう。でも、曲が流れ、歌声が天井に
こだますると同時に、彼ら彼女らの立ち姿はハタチそのものの
輝きに包まれるのです。

かつてそのハタチの時代に踊っていた時が、そのままこの場に
下りて来たかのような、そんな空気と空間と肌触り。

紛れも無く21世紀の、現実であるのに。止まる時の中で、彼らの
身体は往時のままの輝きで動いているのです。

カッコイイ!とはこのことか。

最後には私も辛抱たまらず、踊っていました。
普段使わない筋肉を使ったせいか、軽い筋肉痛です・・・。
コメント
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