Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

変速機 ユーレー ズベルト

2009-07-25 21:07:50 | 自転車部品・用品
自転車の変速機に HURET ユーレーと言うメーカーが有ります
フランスのメーカーですが自転車競技志向の方にはあまり
馴染みがないと思います そんな変速機が部品箱の中に眠って
います






私も自転車は競技志向です 昔は自転車競技でも
ストロングライトやマファックなど フランス部品を使いましたが 
1970年の掛かりには ほとんどレース会場では見なくなりました

でも私が自転車が好きになった時は まだはっきりと競技を
目指していた訳でもなく 自転車の部品は全ての物に興味が
有りました






そんなフランスの部品 Huret ユーレーの Svelto ズベルトと言う
変速機です サイクリングやランドナー系の自転車が好きな方は
今でも使っている方がいらっしゃるでしょうね

これはもう40年以上も前から私の部品箱に入っています
でも使った記憶が無いし何故有るんでしょう(笑)






プーリーゲージ部
この部品の知識は全く有りません 無責任で申し訳ないですが
お好きな方は この後写真をお楽しみ下さい






テンションスプリング部
何かスプリングが変わった形状をしていますね
ここは 2本のスプリングを使っているのかな?




パンタ部のリターンスプリング






テンションプーリーとガイドプーリー
この鉄プーリーは初期型だと聞いた記憶も有りますが
確実な事は不案内です






裏側から見ると 何処に変速機能が有るのか解らない位
薄いですね
そんな ユーレー ズベルトでした

この辺りの部品は お好きな方の知識は凄い物が有り
皆さん本当に良く勉強されています
こんな部品を使い自転車を組むと まったりとした気持ちに
なるでしょうね

昨日のカンパ ヌーボレコードの整備は少し待ってね
やたらと仕事の依頼が増えました 本職も頑張らないとね(笑)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変速機 カンパ ヌーボレコード

2009-07-24 20:00:31 | 自転車部品・用品
Campagnolo カンパニョーロが 1968年に初の軽合金製の
リアディレーラーを発売したのがヌーボレコード この
完成度の高い変速機はその後 1980年代中期まで作り続けられた






カンパ初の RECORDO レコードの冠を拝した変速機 【 鉄レコ 】
その後継機種として登場したのが この NUOVO RECORD


今日電話が有った 最近日曜日に良く昼食を一緒にする友人から

友 : いいもんが出て来た
Kino: 何が出てきたんですか
友 : カンパのリアディレラー ヌーボレコード
Kino: それは良いじゃないですか
友 : これ綺麗になるかな?
Kino: ・・・・・
友 : あんたのブログを見てこれも・・
Kino: 私に整備をしろって事?

そんな訳で有り難くお預かりして来ました(笑)

この緑色は古くてコケが生えてるのかと思ったら 当時のバーテープに
合わせ自分で色を入れたらしい






PATENT 73  1973年製造の変速機
発売された当初にはこの数字の刻印が無く その後 1970~84年まで
この数字が刻まれています そして最後期に刻印が無くなりました

強度を求めて行くとこの形になったと言われている ハートの形状
理由は何であれ綺麗ですね






ガイドプーリーとテンションプーリー 結構良く使っていた
変速機だと想像できます




これは私が使っていた物 こんな物も捨てずに置いてある(笑)

4年間、自転車部の合宿所生活 自転車の練習ばかりで当然
アルバイトも出来ない貧乏学生 替えたくても替えれない
ここまで使うとさすがに 操作感が悪くなります






カンパの弱点 
この樹脂製のプーリー 長く使っているとヒビが入ります

これは新しい時から必ず一本筋が入っている それはおそらく
成型時の金型の跡だと思うのだが 長年経つとこうなってしまう
このリペアパーツはもう手に入らないのに困ったものだ・・




今日預かって来たのは変速機とカンパのグリス

最近は Microlon マイクロロンを使っているが
カンパのグリスがまだ手に入るなら 私はこれでも充分だと
思っている それ位優れた乳白色の 甘い香りがするグリス

オールドカンパのオリジナル状態を求めるなら カンパの
グリスを使いましょう でもこれは整備をしながら考えようかな






もう製造中止になった Campagnolo カンパのグリス
私の手持ちも少なくなって来た

この変速機の整備のご褒美にこのグリスをくれないかな~(笑)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

使えなかった シートポスト

2009-07-23 20:03:15 | 自転車部品・用品
少し前のお話しです  27.2mm のシートポストが必要だったのですが
部品箱には沢山シートポストが有るのに 何故かこのサイズが欠品
そこで Eminenza エミネンザのカーボンモノコックのシートポストを
買ったのですが・・・






横浜山王スポーツから発売されている カーボンモノコックの
シートポスト Eminenza エミネンザ 272
公表データ 長さ 300mm 重量 175g のフルカーボン






何とも言えない 艶かしい綺麗な形です
この形に惚れて衝動買い






パイプの内部に補強も有り良いじゃないですか


あれ 良い処ばかりなのに何故使えなかったの?

あの~ 自転車に付けてサドルの高さを調整すると
白い Eminenza の文字の下が隠れるんです・・・

このシートポスト 幾ら綺麗な形でも 上しか見えなけりゃ
ただのコブじゃないか!

そうエミネンザのピラーが悪いのでは無く 
自分の足が想像以上に短かった・・
 
まあたまにはこんな事も有るさ(笑)
 
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペダル 両方の 揃い踏み

2009-07-22 21:47:18 | 自転車整備 ペダル
気が遠くなる程長く掛かった シマノ SPD-SL ペダル
PD-R540 のメンテナンス 残りの作業がやっと終わりました
この廉価版のペダルですが充分楽しませてくれました
色々な事を試したり 勉強したり 教材には丁度良かったです
でわでわ残りの作業を・・・






ペダル軸のロックボルトは何とか外れたが まだペダル本体内の
ネジ山に残っていた残骸も取る事が出来ました
何時間掛かった? もう書かないでおきましょう 読んで頂いて
いる方達もしんどいでしょう ははは

ロックボルトも上手く入ります 専用工具を使ってね(笑)




では先日抜いた このペダルアクスルのグリスアップをしましょう






回転部のロックナットを緩め アクスルの各部を分解します
ここに使われているグリスはかなり低粘度 最初からなので
しょうか ちょっと興味が有ります 今度、新しい物をばらして
確認してみましょう






各部品の洗浄、事前処理が終わったので組み付けます
まずば ゴム系のシールをペダル軸に入れ ロックボルトを
差し込みます




金属の押さえスペーサーを入れ グリスとスチールボールを
並べ そして玉受けになっている金属スリーブを差し込みます






樹脂ブッシュを入れ 反対側の玉受けにもグリスと
スチールボールを入れます






玉押しを入れ ロックナットも入れます




ここで玉当りの調整です






これでペダルアクスルが組み上がったので これを
本体に取り付けます 専用工具でねじ込むだけですよ

※このグリスアップはこのブログで 2回目なので簡単に
 書きました 詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧
 下さい 過去日記 【 ペダル シマノ 105 組立 調整 】






折角ですから 体カバーも取替えましょう




おっ 綺麗になりました






このペダルの整備 中には根性物語も有りましたが
皆さんには長くお付き合いを頂きました お陰様で
今、本場所の大相撲じゃないですが やっと左右両者の揃い踏み

今回は普段する事が無い事も色々としましたが このお陰で
私なりに感じたりした事も多く有りました 自転車整備 これは
実践するのが一番です まだまだ勉強する事は沢山有りますね 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペダル ビンディング部 分解 整備

2009-07-21 20:07:29 | 自転車整備 ペダル
シマノのビンディング ペダル SPD-SL このビンディング部の
分解整備をしてみましょう 今回は先日から格闘していた
PD-R540 の整備風景ですが ここの構造は DURA-ACE
デュラエースも一緒です




ペダルのビンディングですが 皆さんは定期的に整備は
されるのかな? 私は長くトウクリップ・ストラップを
使っていましたので ここの構造も良く理解していません

だったら ばらすに限る 何事も実戦ですよね




分解はまずここからでしょう 多分・・(笑)
このネジは固い 良く締め込まれていると言うより
緩み止め剤を使っているからですね 気を付けないと
本当に怪我をしそうです






ネジが緩んでしまえば Binding Pin ビンディングピンは
簡単に引き抜けます
そして Binding ビンディングと Spring Cover スプリングカバー部
と 2つに分かれます






ビンディングとスプリングカバー内部です ビンディングの方は
特に複雑な機構は無く 単に樹脂の成型部品です




スプリングカバー内部はカバーを含め 6種類の部品構成です
上から Spring Adjustment Bolt スプリングアジャストボルト
そこに Adjusto E-Ring アジャスト E リングがはまっています

左右に Spring スプリングが 2個 中央の赤色が Adjust Plate Cover
アジャストプレートカバー これは樹脂製です
その下の凸形の物は金属製で Adjust Plate アジャストプレート
そして大きな物が Spring Cover スプリングカバー

これら全ての物は シマノのリペア部品として取り寄せが可能です




何時もの様に汚れた部品を洗浄し 新しいグリスを塗布しました
この時にスプリングの方向を間違わない様にしましょう
方向は分解した時に良く覚えておく事ですね

そうそう このスプリングアジャストボルトは 2.5 mm のアーレンキーを
使うのですが 逆ネジです






ビンディングとスプリング部を組みます
ここはバネの位置を合わせ はめ込むだけです




後はペダル本体にビンディング部を合わせ ビンディングピンを
挿入します
多くの部品で スプリングをばらすと組み付け時に苦労する事が
多いのですが ここは何の苦労も無く納まりました




ここのネジには 嫌気性緩み止剤 LOCTITE 221
低粘度の低強度を使う事にします

このロックタイトについては 過去日記で少々面白い
検証をしています お時間が有れば是非覗いてみて下さい

過去日記
一回目 【 LOCTITE ある試み 】
二回目 【 LOCTITE 強度検証 】
三回目 【 LOCTITE 221 強度検証 】






今回初めてビンディングの分解整備をしてみましたが
それ程内部の汚れも無く 油脂分も枯れていませんでした
これを見るとそんな頻繁に整備をしなくても良い部分じゃ
ないでしょうか 
雨の中を長時間走行した時以外なら やや粘度の高いオイルを
気が付いた時に差してやるだけでも大丈夫でしょう

と言いながら私はしっかりメンテナンスはするだろうな(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする