Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チネリ鉄ハンドル CINELLI MOD CAMPIONE DEL MONDO

2016-06-26 20:13:03 | 自転車部品・用品
CINELLI チネリの鉄ハンドルで見る事がほとんど無い CAMPIONE DEL MONDO
カンピオーネ・デル・モンドと言うハンドルです





CINELLI MOD CAMPIONE DEL MONDO 鉄のマース型ハンドルです
古いと言う言い方は人に依って捕え方は違いますが このハンドルは
私が中京大学の自転車競技部に在籍した当時 1972年 自転車格納庫に
置かれていた物を頂きそれから使っていました それから 44年が経っています






先日これに使っていたステムを外した時にバーテープを
剥しましたがその糊が残っています これを綺麗にして
やりましょう






ハンドルに残った糊の除去は結構厄介で時間が
掛ります 場所を洗面所に移し塗料の剥離剤を
使います




剥離剤をブラシや刷毛を使い全体に塗ってやります
手に付くと結構刺激を感じる薬品です






数分放置してからタワシで擦ってやります 両面テープの
糊程度なら苦労ぜずに綺麗に剥がれます








ハンドルに剥離剤が残らない様 良く水洗いをしてから
水切りをします




鉄は空気に触れると直ぐに錆びが発生します
メッキも剥がれている処が有るので薄くオイルを
塗っておきました






整備場所に帰ってきました CINELLI のハンドルは
ジロドイタリーを代表する様にアルミのマースバーや
鉄であれば深曲りのピスト用は幾らでも目にしましたが
この鉄のマース型は使っている当時から他で見る事が
一度も無かったです




糊も綺麗に取れています このハンドルにしたら
実に 44年振りの素肌です 外気の空気に触れ
気持ちの良い事でしょう・・




ハンドルクランプは 25.4mm ハンドル巾 バーエンド部 385mm
ドロップ部 375mm なので下部で少し開いている様です
ドロップ 139mm リーチ 85mm 程度でした 意外にリーチが
短いですね





CINELLI らしいハンドルクランプ周りの容姿です






CINELL の騎士マークとハンドルのモデル名の刻印です





私の先輩が使っていたハンドルには違いは有りませんが今となってはその詳細も
知る事が出来ません 東京オリンピックの献上車に同じハンドルが使われていた
と言う方もいらっしゃいます 東京オリンピックに出場した先輩もいらしたので案外
本当かも解りません そうだとすれば 1964年の事です 至る所に錆も発生しています

私自身も国体や全日本選手権等、全国大会は全てこのハンドルで走りました
今回思う処が有り この様な古い部品に造詣が深く大切にして下さる方にお譲り
する事に致しました これからも出来るだけ長くこの世に残れば良いですね


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドロップはまだ使った事がないので、、 (ザ初心者)
2016-06-29 05:14:38
ドロップハンドルはまだ使った事がないので、見た目だけですが、とっても綺麗な曲線ですね。
鉄とアルミとか材によってハンドルの使用感って変わるんですか?なんて思いました。
返信する
ザ初心者さん (Kino)
2016-06-29 07:49:50
鉄とアルミの違いは有ります
アルミは溜めを作ると言われますが 人に依り感じ方は色々でしょう
返信する

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