Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

COLNAGO ヘッドパーツを取り外す

2013-03-08 20:05:54 | 自転車整備 ヘッド
前回固着したステムを取り外した古いクロモリのフレーム COLNAGO コルナゴ
この頃のヘッドパーツは 1インチのスレッドタイプ ヘッドチューブに圧入
されている上下わん等を取り外します






これまでに数回にわたりご紹介していますが
ほとんどの部品を取り外しました 今回は
フレーム本体やフロントフォークに残っている
ヘッドパーツを取り外しましょう








フレームのヘッドチューブに圧入されている
上下のわんを取り外すのにはこの様な工具を使います

色々なメーカーから発売されていますがこれは Park Tool
パークツールのヘッドワンポンチ RT-1 1~1.1/8インチの
サイズまで使えます シールの貼って有るのは頭の部分
逆側はこの様に割れています お値段は 6300円程度です








では下のワンから外してみましょう 工具の頭を
ヘッドチューブの下から入れて行きます 先の
割れた部分はこの様に縮まりながら入って行き
中に入れば再び広がります




ヘッドチューブの中に挿入されたヘッドワンポンチの先は
チューブの中で開き 圧入されたヘッド小物の縁に当って
います その状態で工具の頭をハンマーで殴ってやります

一度に殴るのではなく軽く何度も殴る方が良いですね
外れたヘッドパーツを落とさない様に気を付けます






圧入されていた下側のヘッドワンが外れました








上のヘッドワンを外す時もする事は一緒です
上から工具の頭を入れて行きます 先が割れた部分は
少し固いですが必ずヘッドチューブには入ります




今度は工具を下から叩きます






ヘッドパーツが飛んで行かない様に気を付けて
いました そのパーツが外れましたよ 決して難しい
作業では有りません 誰にでも出来ると思います






これで上下のヘッドワンがフレームのフォーク
チューブから外れました



ヘッドパーツはもう一つ有ります このフロントフォークの
コラムに圧入されている 下玉押しです






この下玉押し クラウンレースの取り外しにも専用の工具は
有ります Park Tool CRP-2 32000円程度 HOZAN C-440
40000円強 さすがに簡単に購入出来る工具では有りません

昔からマイナスドライバーなどを使って外していたので
今回もその様な方法でやってみます 用意しているのは
平タガネとハンマーです




フォークを立ててクラウンレースの裏側にタガネを当て
ハンマーでタガネを軽く叩いて行きます 一か所だけで
無く 色々な場所を対角に交互に叩いてやるのが良いですよ






少し隙間が開けば フォークを寝かしその隙間に
タガネを入れてやります




この場合も一気に叩くのでは無く 色々な場所を
交互に軽く叩いてやります






クラウンレース、下玉押しが外れました




パーツが外れたフォークのコラムとクラウン部分です




自転車整備では専用工具が有ればそれを使うのが
一番良いのですが 工具が無くても出来る事は多く
有ります そんな時は色々と工夫をすれば良いですね
今回のタガネは 2~300円じゃ無かったかな(笑)




取り外した下ワン 誇らしげな CAMPAGNOLO の刻印です





取り外した 1インチスレッド、イタリア規格のヘッド小物 これと同じ小物を
私のロードに使っていますが軽い玉当りがとても良いですね ヘッド小物は
走行に影響しないと思われがちですが 実はとても大切なパーツなんですよ
ここの回転が重くなれば走りも重くなります

さあこれでフレームに装着されたパーツは全て分解したかな? いやいや
最後にスリルの有る奴が残っています それは次回に行いましょう・・

前回の記事 【 COLNAGO 固着したステムを取り外す 】

次の記事 【 COLNAGO MWXICO 分解完了 】


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