Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

甲型止水キー 製作 型取り

2023-01-13 20:10:33 | 設備 水道工事
水道用の部材で甲型止水栓と言う物が有ります それを開閉する道具を止水栓キーと呼びます
それを自作する為に キー部分の採寸を行います 作業風景をご覧下さい





これが止水栓キーと呼ばれる道具で 地中埋設された止水栓を 止水栓ボックスに
差し込み 止水栓の開閉を行います これの長さは 70cm 程度です 今回はこれの
長い物を作るつもりです




この道具の要部分です 甲型止水栓はシャフトが四角い形をしており それに被せて
使う為、道具もこの様な形をしています 今回は自作の為に この内側の寸法を測る
必要が有ります






さてどの様にして寸法を測りましょう この様に外側を
測っても全く意味がありません・・




欲しいのは内側の寸法です この様に入り口は測れます
形状が四角錐です 奥行きと奥の辺の寸法は必要です






どうすれば良いのか考えると 内側に何か物を詰め
それを引き出してやれば良いのじゃないでしょうか
石膏なども考えましたが この様な型取り用の商品が
有りました 私も使うのは初めてです




台紙の説明書を読むと 90度のお湯に 3分程度浸け
柔らかくなってからお使い下さいとの事です






型取りくんを使う前に キー部分の内部を洗浄します








洗浄が終わったので 奥行きの寸法を測ってみます






奥行き=深さは 26.4mm 程です






どの位の奥行きなのか 外側に黄色い印しを入れました
外見から見る限り随分浅いですね 実は




中を懐中電灯で照らして見ると この赤色で印しを入れた所に
溶接の跡が有ります 製造時のものですが、ここに型取り材を
詰めると 突起が邪魔をして抜けなくなってしまいます
どうしましょう




突起から奥を埋めてしまいましょう 鉛を溶かして
流し込もうかと思いましたが 買い置きのパテが
出て来ました これを使いましょう






何時買ったか思い出せない位、古い物です 使えるか
確認する為に 硬化剤を混ぜました






30分置きました 駄目ですね硬化する気配が有りません




中がどの様な状態か見たくなりました 






チューブを二つに切りました 気持ち良く固まっています
クロモリフレームのペコなどの補修に使っていましたが
捨てる方がはるかに多いですね(笑)






じゃ次の手を考えます エポキシパテを使います 在庫を
切らしていたので ホームセンターまで買いに走りました




このシリーズは今迄何度も使っています これの他に
水中でも使える奴、金属の様に固く硬化する奴が有ります






このパテは 二層になっていて中の白い奴が硬化剤です
必要な長さをカットして使います






あまり気温が低いと硬化し難いので 止水栓キーを
ドライヤーで暖めておきます






パテを練り合わせます




良く混ぜこの色になれば使えます 練ってから 10分以内に
施工します 手袋は引っ付いて使えないので脱ぎました






必要量をキー内部に詰めます 道具を使い良く押し込みます




溶接後が隠れる程度にパテを詰めました 多過ぎるのは
弊害が出る可能性も有るので ギリギリにしています
実用強度 60分 完全硬化 24時間です






15時間程度置きました 余った奴で硬化具合を確かめています
大丈夫です 行けます






中の具合を確認します






ノギスで深さを確認します 25.0mm です




以前は計測した時に付けた印しとほぼ一緒の深さです
良いでしょう





一気に型取りをするつもりでしたが 思い掛けない仕事が増えました 何時も思い通りに
行くとは限りません 何か有ればそれに応じて対処するしか有りません こんな事も楽しくて
面白いです 型取くん を使うのは次回にします 次もどうぞお付き合い下さい


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