Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンの脱着 チェーンプライヤーの 使用方法

2010-03-22 21:57:15 | 自転車整備 その他 
先日紹介した 【 HOZAN ホーザン P-220 】 新商品のチェーンプライヤー
今回はこれの使用方法を紹介します 自転車のチェーンで特に厚歯用の
1/8 規格の物はチェーンを簡単に切ったり、繋いだり出来る マスター
リンクを用いた物が多くあります




自転車競技場を走る為のトラックレーサー これはホイールの脱着を頻繁に
行います その時、車輪をバック一杯に詰めているとチェーンを切る必要が
有ります 




そんな時、その作業を容易にする為に使われている 1駒のチェーンリンク このシルバーの部分ですが
雄ネジとナットでジョイント部を締め付けています このシルバーの前の駒は 半駒 これは
後輪の前後位置を自分の思いの所に調整する為の物で 必ずしも必要な物では有りません




このタイプのチェーンリンクは この様に裏のナットを小振りのモンキーなどで
押さえ 表側はマイナスドライバーを使い作業をします




シングルギア車に使うチェーンには ジョイント部が別のタイプも有ります




こちらはコネクターリンクやマスターリンクとも呼びますが 割ピンのプレートを使った物です
競技用の自転車だけではなく 一般車にも多く使われているチェーンリンクです








これを外しチェーンを切るのには わずかに出たリンクピンと割ピンを
プライヤーや先の細いラジオペンチなどで挟みつけて作業をします

特に難しい作業では無いのですが 工具の掛かりが浅く 良く滑るので
少々コツが要ります




今回 新発売された HOZAN ホーザン P-220 チェーンプライヤーは
この作業の専用工具として考えられています では使ってみましょう




使い方は今までのプライヤーなどと同じ チェーンのリンクピンと割ピンに工具を掛けます




工具先端部はこの様にチェーンを銜えています 後はハンドルを握り割ピンを 前に押し出します




今迄はここで工具が滑り たまに指を挟んだりしたのですが ホーザンのこの工具は
全くその様な心配も要らず 極、簡単にピンを押し出す事が出来ました






この作業を容易にしているのは この特殊な形状をした先端部に有ります
大変良く考えられていると思います




そしてもう一つ感心した事 工具の先端部に着磁してあり 外れた割ピンが
飛んで行く事がありません






この後 割ピンとアウタープレートを外し 裏側からアウターリンクを
引き抜くと チェーンを切る事が出来ます




チェーンを繋ぐ時は 前から割ピンを入れ 工具を前後逆に使い割ピンを後方へ押し込んでやります
この作業も簡単に出来ました

今回の作業 以前から専用工具が何故無いのか不思議に思っていました 今回のチェーンプライヤー
HOZAN ホーザン P-220 文句無しの 五重丸です 自転車愛好家だけでは無く 本職の自転車屋さんにとっても
便利な工具だと思います 悩む事は無い 是非一つお買い求め下さい 定価はわずか 1680円です




ちなみに

この割ピンタイプのチェーンリンク 装着の方向を悩まれる方も居ると思います
これは 絶対この方向で無ければ駄目と言う事は有りません ただこの写真は右が進行方向ですが
割ピンはこの方向に入れるのが一般的です これは昔の自転車にはフルカバーのチェーンケースが良く使われていました
そのケースにチェーンが触れた時 割ピンが外れないのが、この方向だからです

その様な時代背景で自転車を考えると この割ピンタイプのプレートは競技用自転車の為の物ではなく
チェーンケースが有り チェーン切り工具が使えない一般車や運搬車の為に考えられた部品の様な気がしますね

どうでも良いウンチクを書いてしまいました(笑)
今回の便利なチェーンプライヤー HOZAN ホーザン P-220 私はこちらでお世話になりました
自転車好きな工具屋さん 【 プロショップ 工具魂 】

コメント (12)
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