Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ペダル カンパ スーパーレゲロ グリスアップ

2009-01-30 00:38:22 | 自転車整備 ペダル
Campagnolo スーパーレゲロ ロード用ペダルです 玉当りが少し渋いのでグリス交換をしました
自分で愛情を込め触ってやる事で普段のちょっとした変調にも気配りが出来 
それが要らぬトラブルを未然に防ぐ事につながります 







これは先日、予備に置いていた物を お買い物自転車に下ろしたのですが最高の状態にしましょう




ペダルキャップを外せば中が見えます カンパの乳白色のグリスですが茶色になっています 
これはいつもの事






全部ばらしました 玉押しのロックナットは11mmです
これから掃除をするとは言え出来るだけ綺麗なウエスを使います その方が各部品に優しいですよね






ちょっと寄り道
スチールボールのサイズは 32分の5 ついでにノギスで測ると3.95mm強
5/32は規格では3.9688mm です






ばらせば洗い油で清掃、脱脂 茶こしとこのブラシは100円均一シリーズ これは本当に便利、
お薦めです
洗い油はいつもの様にガソリン 洗浄は隅々まで丁寧にしましょう






洗浄が完了後 最近はするのが当たり前になったMicrolon メタルトリートメントで事前処理
これでテフロン樹脂が金属の多孔構造に埋込まれ、極薄の保護膜ができ そしてマイクロロンが
定着すると 劇的に摩擦が低減します






ここからが本ちゃんです ホコリ厳禁、なるべく良い環境の中でしましょう 
ウエスも私はなるべく毛羽立ちの少ないネルを使います
シャフトや他の金属部にも薄くグリスを塗っておきましょう こうしておくと何時までも綺麗です
グリスはMicrolon ルブリカント






ボールを納め玉当りの調整 ここは大切ですよ 神経を集中して行います
やや渋かった玉当りが見違える様に滑らかになりました 
いつも思いますが30年以上前にこの精度を出していた カンパは凄いです






調整も磨きも完了した約35年前の ロード用ペダル スパーレゲロ
今ロードレーサーで使っているのもこれと同じ物なんですが プレートの外側のガイドを切って使っています 
理由はその方が好きだから(笑)




ロード.レーサーのガイドを切り落としたペダル 当時は海外の上位選手でもピスト用のペダルを使っていた選手が居ましたね
確かにこの方がストラップの締まりが良く ペダルと足の一体感が感じられます

この時代のカンパは手入れをしてやれば本当に一生物です さあこのペダルにはあと30年
頑張ってもらいましょう(笑)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする