真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

フランスに住むならフランス語を学べ

2007年08月31日 | 異文化
フランス人は例え英語を理解出来ても、決して英語を話さず、フランス語で押し通すことで有名な国民だ。たかだか、6千万くらいの人口しかいない国なのに、とても誇り高い国民というべきか。ちなみに、人口世界1は、言うまでもなく中国の13億3千万、2位がインドの11億4千万、3位がアメリカの3億、日本はと言うと10位で1億3千万だ。

新聞によると、日本企業の駐在員や家族が滞在許可申請をするにあたり、長時間のフランス語学習を義務づけられる例が最近相次いでいるそうだ。背景には、移民規制策が強まっているフランスでは、「フランスの価値や文化、言葉を共有しない者は受け入れない」という主張のもと移民法を改正したからだ。長期滞在ビザの申請者にフランス社会への同化を約束する誓約書に署名をさせ、フランス語を習得すること、社会制度や歴史を学ぶ講習会への出席を義務化したそうだ。

フランスやドイツは早くから外国人労働者を受け入れたきたため、国内に様々な問題が起こっているのだが、フランスでは定住する移民に対してより厳しいフランスへの同化を求め始めたということだ。日本では外国人労働者の受け入れは、西欧ほどには進んでいないので、まだ大きな社会問題とはなっていない。

しかし、少子化や高齢化もあって、早晩日本国内の市場も外国人労働者を受け入れる時がやがてやってくると思う。フランスを例にとり、それを少し荒っぽく言えば、「日本に住むなら日本人のように暮らしなさい」ということだろう。確かに言葉は重要だ。でも今の生活スタイルでは、一言も日本語を話せなくても生活はできるではないか。

外国に住むならその国の人が当たり前に知っていること、誰もが分かることなどを理解することの方が重要に思う。そうすれば、お互いに誤解を生むことも少なくなると思うのだ。だから、その国の言葉も重要だけれども、それ以上にその国のシステムやその国の社会習慣、文化、ビジネス習慣を学ぶことの方がずっと大切だと思う。

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