学園祭と飲酒

今、学園祭で禁酒にしている大学が多くなっている。飲酒に因るトラブルが絶えないからなのだが、なかでも下級生に飲酒を無理強いし急性アルコール中毒で死亡する事件が相次いだことも一因となっている。そのため大学関係者は学生の飲酒にぴりぴりしているのだ。

20歳を過ぎればどうどうと飲酒をして良いはずなのだが、以前よりも近年の方が飲酒に因る事故が多くなっている様に思う。私が学生時代には、大学生になると同時に、つまり18歳か19歳であっても、教授と一緒にお酒を酌み交わした。当時は大学生になれば、未成年であってもタバコもお酒も寛容だった。

今は取り締まりも厳しくなり未成年にお酒を出せば、お店は営業停止になってしまうほど、未成年への飲酒は厳しいし、タバコも証明書が無いと買えない。なのになぜ飲酒事故が相次いで起こるのだろうか？

取り締まりが厳しくなるほど、そこから解放された時に歯止めが効かなくなって暴飲するのだろうか？それとも抜け道があって、彼らは高校生の頃から飲酒の習慣があるとも聞いたことがある。

何事もほどほどが良いんだけれど、学生時代は少々羽目を外しても多めに見てもらえるところも有るかもしれないが、お酒で命を落としては話しにならない。皆で頑張ったので『お疲れ様会」をするというのも理解出来るけど、事件になってしまったら、一生そのことを引きずっていかなければならないのだ。

私は体質的に全くお酒が飲めないので、お酒の楽しみが分からない。人生損していると言った人がいるけどそうなのかもしれない。あっ、歳行ってから麻雀を覚えた友人にも『麻雀をしないなんて、人生損している」って言われたっけ。

他人から人生損しているって言われても、楽しみは人それぞれなんだと思う。お酒で命だけは落とさないで欲しい。えっ、私の楽しみですか？それは、おせーーない！！