日に日に回復している

母がリハビリの老健に移って２週間が過ぎた。移った当初は相当緊張していたようで、１人で居ることも多く、環境に慣れるのがなかなか大変だった様に思う。考えてみれば、やく100日の入院生活から突如違う施設に移されれば、誰でも少し混乱するだろうことは分かる。

２週間過ぎた今では、施設でお世話してくださる方とも楽しく会話し、お婆ちゃま同士で何を話しているのかは分からないが、にこにこしながら話し手いることが多くなった様に思う。

私は例え短い時間でもなるべく母に会いに行く様にしている。車で５分と近いことは幸いで、出勤前に30分でも顔を出す様にしている。そると多くのお婆ちゃまが寄って来て、母に向かって『羨ましい」と言うのだ。辺り前のことを当たり前にしているだけなのだが皆が羨ましがる。

月曜日には、母が一人でトイレから立ち上がれたのを見て感動した。自分でなんとか身繕いをしようとしているのだ。まだ左膝の痛みはあって、歩けないのだが、自力で立ち上がれれば、家に帰れる日もそう遠くは無いと思う。

そして、昨日の朝９時過ぎに施設に行ってみると、なんと施設で使うお手拭きをたたんでいたのだ。他のお婆ちゃまと一緒に楽しそうにタオルを畳んでいる様子を見てまたまた感動した。ボランティア活動をしていると。

上半身は元気なのだからやれて当たり前なのだが、それでも人のためになる仕事をこなしている母を見るのは嬉しい。やっとここ迄回復したのかと嬉しくなった。今迄見たくないと言ってみなかったテレビもよく見る様になったし、少しづつ日常が戻って来ているのが分かる。

家に戻れればもっとやれることが多くなる様に思う。母はハワイに行きたい気持ちが強く、その希望が母を回復に向かわせているのかも知れない。私も頑張るので、母にも少しだけ頑張って欲しい。