今年の夏のように気温が高い時期に、掛け布団やタオルケットなどを使わずに寝る人は多い。私は病気して、長袖長ズボンのパジャマに変えてから、ベッドには夏用の羽毛布団を置いてはあるが掛けていない。
SNS上では「夏はタオルケットも使わない」「6月ごろから掛け布団を使っていない」「この夏、一度も掛け布団を使っていない」「掛け布団を掛けると暑い」などの声が上がっている。
暑い時期に掛け布団を使う必要はあるのか?掛け布団の主な役割や、掛け布団を使わずに寝た場合に体に与える影響などについての記事があった。
掛け布団にはどのような役割としては、人間は寝ているときに汗をかくが、掛け布団にはその汗を吸収して外に放出するという役割と体温調節の役割もある。エアコンを使って寝ることが推奨されている昨今は、体が必要以上に冷えるのを防ぐ必要がある。
そのため、『夏の暑い季節だから何も掛けなくていいや』と思わずに、タオルケットでもいいので何かを掛けて寝た方が良い。
では、暑い時期に掛け布団を使わずに寝た場合、体にどのような影響を及ぼす可能性があるのか? 掛け布団の大きな役割の一つとして『適切な体温に保つ』ということ。人間の生理的な仕組みとして、眠りにつくと副交感神経が優位になり、起きているときよりも体温を調節する機能が少し鈍る。
起きている間に『ああ涼しいな、快適』と思う室温で何も掛けずに寝てしまうと、寝ている間に体温調節がうまくいかずに体が冷えて『寝冷え』につながる。就寝時に掛け布団やタオルケットなどを体に掛けると、体が必要以上に冷えるのを防ぐ効果がある。
では、暑い時期に使う掛け布団の素材は、吸湿性と保湿性、それから通気性とが大事なポイントなので、麻や綿などの天然素材で作られているのがよい。 最近の安価な製品ではアクリルやポリエステルなどの化学繊維は熱をためやすく、体から布団に移った熱が放出されずに、熱がこもったままになる。
綿100%の長袖長ズボンのパジャマは、伊勢丹で凄く高くて15000円もしたけど(でも伊勢丹寝具売り場では安い方だった)、思い切って2着買った。着心地が全く違う。今年の夏は10週間体調不良だったので、パジャマに投資しようと思って買ったのだが、冷房効かせていれば、上掛けをかけていなくても、快適に眠れている。
健康のためには、質の良い睡眠が重要だとわかる。今年の様に猛暑続きだと、寒い方が体に負担が少ないのではないかと思う。でも、人間は勝手なもので、寒くなると、早く暖かくならないかなと言い出すのだ。
高齢者には、暑いのと寒いのとどちらが体に負担がかからないのか分からないが、寒い方が良い様に私は感じる。