そういえば、ハイヒールを履かなくなったのはいつ頃からだろうか?結婚式やフォーマルなパーティには5CMくらいのローヒールを履くことはあるが、日常ではまず履かない。理由は簡単で、パンツスーツを大学ではずっと着ていたからだ。90分立ちっぱなしの講義を1日3コマするとハイヒールはでは授業はできない。
靴選びにはスニーカー、パンプス、ハイヒールなど、履き心地や耐久性、サイズなど、気にするポイントがたくさんある。でも今は、見た目よりも履き心地の方を重視して靴選びを女性はしていると思う。
特にヒールの高い靴はデザインは女性らしくて素敵なものが多いが、見た目の魅力と履き心地が比例しない。欧米社会では、ヒールは男性のために履くと言われていて、それが魅力的だとも思われている。
でも、今は9割の女性はヒール靴を「履かない」のだ。ヒール靴を履く理由は主に見た目だけだ。ピンヒールは安定感が無いけれど、プラットフォームタイプのハイヒールなら少しは履ける。つまり、履きづらさよりもファッションを重視している。
他方、「履かない」と言う人たちは、身体を大事にしたい 半月板損傷をしたので履きたくない 足をくじくから。細身のパンプス(ヒール)自体、足が痛くなるから 高齢になり、転ぶのが怖い ヒール靴はおしゃれな分、足に負担がかかる。
「外反母趾」や「過去の怪我」など足の健康状態が理由で履かない方も多い。“おしゃれは我慢”と言ったりもするが、年齢と共に「我慢をしたくない」という気持ちも大きくなる。
また。ヒール靴を履かない理由は、歩きやすさと快適さを優先しているからだ。 ヒール靴はバランスを取りながら歩かなくてはならないため、歩きにくいのも事実。 「歩きにくい」や「走れない」などの理由からヒール靴を避けている方も多い。
歩きやすさや動きやすさを重視したい場合には向いていないし、「ヒール靴」というと、ドレッシーやフォーマルな服装だったり、女性らしい服装などに合わせるという印象があり、マニッシュな服装が好きな方やカジュアルな格好が好みの方は、ヒール靴は合わせづらい。
ここ数年、パンプスでもフラットなものが多く、バブル時代に流行ったようなハイヒールを普段から履く人は少ないのも事実だ。
災害で交通機関がストップした際に帰宅路を歩かなければいけないので、3.11震災以降スニーカーばかり履くようになったという防災意識の高い方もいる。
日本はいつ地震が起こるか分からないし、ヒール靴は女性らしいデザインで魅力的な存在でもあるが、転びやすいし、大体にして足によくないと私は思っている。 多くの方が「履かない」という昨今、女性が外で働く機会が多くなっていると言うことだと思う。さらに女性らしさって何?って考える女性も多くなっていることもある。
街中の移動にはスニーカーを履き、訪問先の側で、カバンに入れてあるヒールに履き替える女性も増えている。これは欧米でも同じだ。