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木村草太の力戦憲法

生命と宇宙と万物と憲法に関する問題を考えます。

好きな駒における法律家(1)

2016-01-15 22:48:40 | ちょっと一言
将棋界の定番の質問として、
「好きな駒は何ですか?」というものがある。

将棋は駒に個性があるため、
その一つ一つに愛着がわくのだ。

このため、好きな駒質問は
将棋ファンやプロ棋士への定番の質問であり、
羽生名人のクラスになると、
人生において数千回は質問されてきたことだろう。

この質問だが、傾向としては、
「飛車」と「桂馬」という答えが多いことで知られる。

飛車は最強の駒であり、
桂馬はその動き方が特殊だから、
そう答える人が多いのはよく分かる。

もっとも、藤井九段クラスになると、
より創造的な回答になり
「駒台の金銀三枚」ということになる。

私は、これを聞いて、
自分の「好きな駒」の概念がいかに浅薄だったか反省をした。

私の好きな駒は「玉将」、
理由は「絶対取られたくないから」という単純なものだったが、
考えてみれば、駒が好きかどうかは状況に依存する。

(なお、玉将については、
 「こいつのせいで負けたから」という理由で
 むしろ嫌いな駒に挙げる人も多い。
 いわれてみればなるほどで
 私も将棋の敗因のほぼ100%が玉のせいである) 


歩切れをつかれて香車を撃たれたときに
「好きな駒は何ですか?」と聞かれれば
(なぜ、そんな切羽詰まった状況で、そんなのんきな質問をされるのか
 という問題はあるが))
誰でも「歩だよ、歩!きまってんだろ」というだろう。

あるいは、いくら飛車が好きでも
△1九銀成、▲同飛車の結果、飛車が
香車並みの働きしかできなくなり、
それでもその飛車が好きだという人はいないだろう。

こう考えると、「好きな駒は何ですか?」という質問は奥が深い。


さて、話は本題に入り法律の話である。・・・・つづく

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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戦力がおなじならば ()
2016-01-17 23:31:07
味方も敵も歩が9枚で飛車角がそれぞれ一枚云々というスタート条件では、将棋は将棋ということになりませんか? 私も弱いが将棋は好きですし将棋の話をしているのでしょうけれども
返信する
共感 (たかし)
2016-01-18 23:14:17
こーゆー記事大好きです。
私は趣味が司法試験の勉強か将棋位しかないので、よく分かります。
返信する

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