馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

気丈夫な女の死 想い巡らす。涙。

2024-03-21 09:16:32 | 日記
そよ吹く春風。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/cc47f09c2da2ac88922d04475f2951e0
続きです
彼女が誰にも看取られず孤独死の訃報知らせを読み
心身立ち直れないでいる。
3月20日(水)春分の日 午前10時
緑道の八重桜はまだ蕾も芽吹かない。

習志野緑道


幕張メッセ、マリンスタジアム方向への遊歩道歩く。
茜浜入口

枯れすすきの遊歩道を沈んだ想いで歩く。
背後の気配を感じて振り向く
欧米系の若い女性が速歩で追い抜いて行く
遊歩道


この道をリュックを背負う欧米女性は珍しい。
遊歩道に海から潮風を吸い上げ一陣の芽吹く緑が揺れる。
海浜霊園には墓参の方々が駐車場に多数。

海に流れ込む菊田川沿いを通り
テトラポットに波頭が白波を勢いよく打ちつける。
ベンチにリュックと防寒着を放り込む。


人のいない静かな海辺。
幕張メッセのオフィスビル、マリンスタジアムを眺め
霞の先に房総半島がグレーで伸びている。
富士は霞の彼方に雲隠れ。

茜浜から房総半島遠望


彼女は房総で一人暮らしだった。
4年前、音信不通の知らせを受け
所在確認の配達証明郵便を送ったのだ。


2月3日に同じ県内の郵便局から出したが
6日後に受領の葉書。
恐らく〒は転送されたのだ。
彼女が言っていた。
交通機関がないので車で来ないと無理。
既に免許証を返納、証明書に替えていた。
案じていた。
多分、介護施設に入ったのか?
歳月は流れ、死去の知らせ。
僕は波乱人生で、17歳の時、親友高校同級生が
家業の牛乳配達でダンプに飛ばされ即死。
血だらけの友の前で嗚咽した。
それから、北アルプスで転落死の同期の遺骸に呆然
51歳で脳腫瘍で逝った山岳部同期の最後を手を握り終えた。
60歳独身で死去した同期の遺骨を箸で持ったまま涙が止まらず振るえた。
全て最後を看取った。
40年の幾年月を熱き友情の女友達を見捨てたのだ。
人前では、強い女を演じるが、内面には、繊細な神経が脈々と波打っていた。
嫉妬深い男どもは、一心を女垂らしと陰で蔑んだ。
ふっと想ったことがあった。
彼女は、僕を仲間意識の友情ではなく思慕があるのか?
彼女は言ったことがある。
「あなたには女の影の匂いがある」
きっと、彼女は誰かの肩のもたれ泣きたかったのだ。
僕は無意識の内に透明のカーテンを貼っていた。
テトラポットの白波の見詰め回想するのだ。
無頼の青春を経て青年、壮年、今老いたる自分がトボトボと歩く
彼女は、私が会社を追われ、妻子を抱えて実家に戻り
お袋が作った乾燥芋を芝公園の池のベンチで食べたのを知って泣いた。
「ねえ!負けちゃだめよ」
「あなたを貶めた連中を見返してあげて」
「今ならお金50万あるから」
泣きそうな顔の彼女に、僕は首を横にゆっくり傾けた。
保身の為に、近寄らない男達
退社後も、全国の女子組合役員は上京すると食事
宿泊ホテルに女性達のツインの部屋の床にシーツを敷いて寝た。
遠ざかる想い出は、終わるのだ。



「おまえに苦言を呈す、バカヤロウ」2
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/3c310294fc6bf5b29c483ec451807cdf
「おまえに苦言を呈す、バカヤロウ」2 - 馬鹿も一心!

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1 コメント

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Unknown (akimetal1231)
2024-03-22 00:07:04
初めまして。
私のblogにコメントを頂きましてありがとうございました。
ゆっくり読ませて頂きました。度重なる辛い経験と、言いようの
無い悲しみが伝わってくる文章でした。この先私も晩年に近づく頃には
馬鹿も一心様のような思いを味わうかもしれないと思うと
早いうちに苦しまずにコロッっと逝きたいなんて考えてしまいます。


つまらぬ事を言ってしまいましたが、これからもよろしくお願いいたします。

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