TVは、ニュースを見るだけで、殆ど関心がない。
が、しかし、番組欄にマーカーで印をつけた。
妻が気付き、「早めに入浴しないと見れないでしょ」
昨日4月18日18時 TBSで北イタリアドロミテの山岳地帯放映。
30分の放映であって物足りないが
想いを遂げられない恋人の如く見詰めた。
10代で目覚めた登山への憧れ。
10代は誰もが少なからずアイドルに夢中になる。
私が夢中になったのは23歳でヨーロッパアルプスで逝った
クライマージャンコクトであった。
登山家近藤等さんの書籍に魅せられて
ジャンコクトの登山への
23歳で逝ったアルピニスト ジャンコスト
純粋、情熱的 直情的な言葉が残された。
少年期の淡い女の子への気持ちもあったが
登山への情熱が優った。
未だ書棚にある薄汚れインクの滲みがある小さな本。
山行のたびにリュックに入れた。
そうして折々の山道で読んだのだ。
ジャンコクトのようなクライマーになりたい。
10代は自らの能力の限界は知らない
年齢を重ねるごとに、自らの挫折を通して
失意の中で人生を知る。
そのバロメーターが登山、
冬山ロッククライミングであった。
ヨーロッパアルプスのクライミングに憧れた。
山への憧れ 登山家 ガストン・レビュファ
が、しかし、番組欄にマーカーで印をつけた。
妻が気付き、「早めに入浴しないと見れないでしょ」
昨日4月18日18時 TBSで北イタリアドロミテの山岳地帯放映。
30分の放映であって物足りないが
想いを遂げられない恋人の如く見詰めた。
10代で目覚めた登山への憧れ。
10代は誰もが少なからずアイドルに夢中になる。
私が夢中になったのは23歳でヨーロッパアルプスで逝った
クライマージャンコクトであった。
登山家近藤等さんの書籍に魅せられて
ジャンコクトの登山への
23歳で逝ったアルピニスト ジャンコスト
純粋、情熱的 直情的な言葉が残された。
少年期の淡い女の子への気持ちもあったが
登山への情熱が優った。
未だ書棚にある薄汚れインクの滲みがある小さな本。
山行のたびにリュックに入れた。
そうして折々の山道で読んだのだ。
ジャンコクトのようなクライマーになりたい。
10代は自らの能力の限界は知らない
年齢を重ねるごとに、自らの挫折を通して
失意の中で人生を知る。
そのバロメーターが登山、
冬山ロッククライミングであった。
ヨーロッパアルプスのクライミングに憧れた。
山への憧れ 登山家 ガストン・レビュファ
しかし、年齢が近いジャンコクトに魅せられたのだ。
登山の興味憧れのない方にとっては
何と危険極まりないクライミングは理解し難い。
当時のヤンキー暴走族の行為のほうが危険である。
新婚旅行をヨーロッパアルプスに決めたが
参加者が殆どなくツアーは中止となった。
飛行機上空から見ただけで、
地上から見上げていない。
現実は潰えた。
タイトル:
アルピニストの心
著者:
ジャン・コスト (近藤 等 訳)
出版社:
朋文堂 <ケルン新書>
書評:
男の世界と言えば、ル・マン、クライマー、ボクサーのそれくらいしかないだろうと値踏みをしたのは、「夜と軍隊」の作家、ノーマン・メイラーである。マンメリー、ギド・レイをロック・クライミングの聖者と仰ぎ、自らも、僅か四ヵ年で初登攀14という驚異的な記録を作ったジャン・コストはさしずめ男の中の男であろう。
山に恋をして山に死んだ、この天性の登山家は医師の資格取得者として将来を嘱望されていたエリートでもある。だが、両親の願う現世安穏も何処吹く風と夢に殉じる。「この世の苦しみはケルンさえ見れば、たちどころに忘れられる。」-本書はその真摯な情熱が一点の曇りもないことを伝えている。
しかし、登山の醍醐味は単なる冒険心からは得られない。忍耐に培われた強靭な知性と、研ぎ澄まされた感性が必要だ。何んと言っても二人でひとりの山行にパートナーシップは欠かせない。社会改革に走ろうとする友を人類愛の理念で引き止め、初心を貫こうと、気概溢れる態度を示したのもそのためである。彼らに取り、自然の懐に抱かれた魂のモニュメントこそ生きた証しと言えよう。
「登頂は困難だが、危険がともなうのは下山である。」-これは机上の空論ではない。厳しい実体験に裏づけられたアフォリズムである。その他、到るところに眼の覚めるような珠玉の言葉があって、兎角、日常に埋もれがちな私達の意識を活性化してくれる。瑞々しい文脈は青春文学としての魅力に彩りを添えている。
「大自然とのすばらしい闘争が、人生との日々のつまらない闘いから僕らを休ませてくれることを考えたまえ。」-この不滅の言葉を残し、若干23歳の青年はオアザン地方の名山、ラ・メイジュに消息を絶ち、永久に帰らぬ人となった。
回想のロッククライミング。











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