馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

成人式は風雪のビバーク。

2013-01-14 17:14:42 | 日記

1月14日(月)成人の式典が各地で開催。

娘は朝8時、寒雨の中、小走りで駅に向かった。

年末の土日も休まず、正月4日より土日出勤が続いている。

昨日も38.5分の発熱がありながら出勤。

23時半になっても帰宅せず、メール入れた。

 

返信メールに

同期と有楽町で食事して、異動の愚痴を聞いてもらっていた。

今 新木場から乗車。

 

先日、エクセル解説書があるか聞かれた。

2010年版があったので渡した。

エクセルでの仕事があるのだろう。

 

1月から広報部門から総務に異動した。

後任への引継ぎと新しい部門への対処のため必死の作業。

娘にとって総務への異動は不本意だった。

上司から「新人ではできない、トップのお世話するには

状況判断できる人が必要」

大きな組織で働くには致し方ない。

不況で若者が正規社員にもなれない状況下で

志高く働けるのは素晴らしい。

 

娘の成人式の時も大荒れの天気で

タクシーで式典に出かけた。

正味60分の式典に、まだ会社の業績も良かったので

奮発して振袖を誂えてあげた。

だが、父親は娘の振袖姿は見ていない。

 

息子は成人式には出席していない。

台湾に留学中だったが、虫垂炎になり

台北市内の病院へよろよろになりながら行った。

 

手術には弊社社員だったKENNYが寝ずで付き添った。

私も急遽台北に向かった。

心配だからではなく、海外での医療費用の支払いと

保険外治療の為、現地医療機関に書類作成して

日本の保険適用申請のためだった。

 

私の成人式は山で迎えた。

昭和42年12月24日

立山から槍ヶ岳積雪期縦走

上野駅夜行列車で発つ。

昭和43年1月15日

北アルプス槍ヶ岳頂上直下で風雪のビバークをしていた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF

6日間雪洞に閉じ込められ、刻一刻下山予定日が迫っていた。

強烈な寒さと死への恐怖の中

トランジスタラジオで成人式の祝いの放送聞いた。

   

その時自宅には、テレビ局から電話で「遭難したようですが」の情報があった。

 1月22日 下山 21歳の誕生日だった。

生まれて20年を経て誰もが通過点となる成人式。

当時は何も感じなかったが、年齢を重ねて

苦しいこと、悲しいこと、寂しいこと

楽しかったこと、一杯あったけれど

やはり成人式の日はどのように過ごしたかは

鮮明に記憶している。

 

16時40分 外は雪が積もりだした。

   

ショッピングセンターを渡る横断歩道では

若い女性が風雪の中、客を誘導している。

 

娘は夕食までに帰宅出来るだろうか

懸命にみんな働いている。

 

我慢我慢!

焦っては生きていけない。