uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

Tanagokoro

2011-10-03 20:28:27 | アート・文化

Tanagokoro Tanagokoro
慈善事業への協力やボランティアは数々関わってきた。
東日本大震災があってから、すっかり気持ちが萎んで、さらに転勤だとか様々あり、仕事も私生活も自分のおかれている状況に飲み込まれそうになっていた。
自分の学級の母さん方ともいろんな話ができるし、一緒にボランティアなどイデオロギーのところで関わらせてもらいながら過ごしてきた。
沢山の愛情と思いと…。
でも、仕事の規範のもとにすすめる行動はどこかよそよそしい。
教え子を介さないで出会えた同年代のMさんは「何かしたい熱意」の持ち主。
子どものためにも、同じ地球の住人として、チャリティーイベントを企画。
やってもやらなくても済まされることをできる人には、底知れぬエネルギーを感じる。
自分でも授業や教職員仲間であれこれ展開してきた。
偽善者にならないように人間性に訴えながら。
だからこそ、一般の方々の視点は同じような事をしていても素晴らしいし、新鮮に感じる。
特に、イベントのメインが「ものづくりと表現」だということが魅力的。
人によって生み出されたものが人を結び付けていくのだから。
すっかり私の憂鬱な気持ちも紛れていた。
これこそ「掌」のエネルギーなのだと思う。
7月と9 月のイベントを間近で見させてもらって、彼女の子どもたちへも何か形に残るものを残したいと思った。
「あなた方の母さんはいろんな人の気持ちを動かして成し遂げた」と。
それで、モビール。桐材で。
思い立ったら吉日。
夜中に家の中に電動糸鋸を唸らせて、チビチビお酒など引っ掛けながら、少しでも住みよい未来を残したいと願って。
こんな素人の作り物でも、Mさんはちゃんと受け取ってくれた。
本当に素敵な人。
取り巻くみんなの気持ちも一つになって、早めの誕生日祝いで、メンバーがケーキを焼いて来たり、プレゼントを用意したり…。
こういう時間を重ねることができて私は幸せ~。