先週は「子どもの作品を語る会」。
前日準備をして前夜祭は「ユンニの湯」で。
なかまって良いよ。
みるみる装飾されていく会場にみんな驚いている。
まあね。プロですから。
今やっと、気持ちがおさまってきた。
昨夜は来週の全道に向けて、同僚が激励会を開いてくれた。
今回は全体会後にセミナーも担当するのと、
先週の打ち合わせで、また基調もすることになった。
二日間の共同研究者を担いきってくることに。
誰かがしなきゃならないことだけれど私なんかでいいんだろうかね。
年上の経験豊かな人は、いないんだろうね。
これは腹をくくったこと。
人間必要とされるうちが華。
先週末、かつての同僚の息子さんから連絡をもらって、
その同僚が入院したことを知った。
歌のうまい彼女は、昨年までコンサートをしていたほど。
ふんわり太陽のような人。
面会時間に行ける貴重な日。
激励会の前に駆け付ける。
病室から鼻歌。彼女だ。
目を閉じて歌ってる。
私に気づいた途端、声をあげて泣きはじめた。
泣くまいと決めて行ったのに、言葉が出なくて抱きしめることしかできない。
涙を拭うことさえできない彼女。
何度も私にハガキを書いたという。
でも、段々文字が小さくぐにゃぐにゃになって、自分でも読めないので投函しなかったと。
ずっと会いたかったという彼女は手を握り返す力も弱々しい。
してほしいことを出来る限り整えて、
「また来るね」と言うと、「またって今日ではなく、いつかのまたでしょ?」とまた涙する。
「来週は無理かもしれないけれど、面会時間に職場を抜けて来るからね」。
毎日超過勤務せざるを得ないとはいえ、彼女の家をノックすらできなかった自分が本当に馬鹿だったと思う。
病室を後にする時、彼女の手が低いところで微かにバイバイしているのを見て、廊下でまた涙が溢れてきた。
激励会会場へたどり着くまでにおさまるようにがんばった。
そこからずっと、沈んだままの気持ち。
私は今できることを精一杯しよう。
一山越えてまた彼女に会いに行こう。
私は彼女にも支えられている。
自力じゃトウノムカシに倒れているさ。