uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

やり過ごすすべ

2008-10-11 10:36:59 | 日記・エッセイ・コラム

私が頼んで来てもらうわけじゃない。そんなもの知るかよ!

それで、何か得する事があるのかい。

・・・って思ったけど、我慢。

出たかった研究会に行く事を断念しました。

波風立てて強引に自分の希望を通す事もできるけど、そうしない方がいいのだろうと思う。

そうすると、自分は若干すっきりするし、希望も叶うけど、仲間を傷つける事になる。

それに、水面下で調整しようとしてくれた方も立場がない。もちろん、何を優先するかが食い違っている中で、私の立ち位置を尊重する事はできないだろう。

おとななんだから、今は時期ではないのはわかってる。わかってるんだ。

わずかな秋休み平日最終日。担当の子どもが部活動やり遂げて帰ったことだし、職場の島には私だけだったので半日すっぱり捨てる。

母を誘って親孝行に徹する。「ほくほく庵」は手打ちうどん屋。午前中の炉辺談話で聞いたお店に早速来た。休日は行列ができてなかなかすぐには食べる事ができないらしい。

平日と言う事で、お客は数人。落ち着いてゆっくり食す。

釜あげがうまいらしい。私はクールダウンしたかったので冷やしたぬき。

喉越しも最高だ。母がいろいろと話題提供するけれど、そんなに乗ってあげられない。

自分の中では周りをシャットアウトして、笑顔で格闘中だった。

うどんは、よく噛まなきゃならないし、モグモグと時間が流れるから、

意外に素敵な食べ物だ。

「ほくほく庵」のご近所、「あまりや」と言うところは骨董屋さん。

残してきた家財道具はこんなのいっぱいあったとか、納戸でおままごとに使っていた、漆塗りの碗や結婚用七福神の瀬戸物やそれが詰まった桐の箱が、今やこんなに値が付いているとは・・・。真鍮の箸なんかでカツカツと・・・何とも恐ろしい遊びをしていたもんだと。

お客との会話から、オーナーが退職教職員だという感じで、また現実に引き戻されて。

帰りは、母にしっかり向き合う。

「風のガーデン」の話。ガーデニング好きにはたまらないだの、緒方拳はいい役者だったとか、花言葉がいいとか、来年は春から富良野では花の苗に花言葉を添えて売り出すに違いないだとか・・・。

帰宅したら、ぐったり。横になっていたら着信があり、メールもあり。

もう手を回したのかい。そうだよね。そんなもんだよね。ありがとう。

よれっとしながら、メールに返信して。

あねごと約束していた時間。5:30~10:00過ぎまで。

あねごと話してるとなりたい自分にすんなりなれる。

ふつふつと沸いていたものがおさまって、わかってる自分がおおよそを占めている。

もういいってな感じで生きてきたのだから、やりきれないものはばっさり切り捨てても悔いはない。

無理すべき事と、すがる必要のないものは冷静に判断できるんだ。


生キャラメルできたどー

2008-10-11 10:33:34 | 食・レシピ

生キャラメルできたどー

バターをいただいたので、作ってみた。

さとう・ハチミツ・コンデンスミルク・バター・水・生クリーム。

市販の生キャラメルは、食べた事がないけれど、職場に持っていったら、「売れるよ」と誉められちゃったー。

冷蔵庫から出すと、数分でやわらかくなるので、すぐに食べなきゃならない。

コーヒーに、最高に合う。


シワヨセのセツナ

2008-10-11 10:31:44 | 映画

「それでも生きる子どもたちへ」・・・2005年イタリア・フランス。過酷な世界で生きていく子どもたちの姿を6話オムニバスで綴る。

子どもは、子どもを持つ持たないに関わらず、おとながみんなで育てていく意識にはなれないものか。子どもに「投資(様々な意味で)」するって、自分の未来をつくる事なんだよ。

政治家は歴史に学べ。わたしたちは次代を育てよ。

いつの時代も、幸せのバロメーターは子どもの笑顔だ。そして弱いいのちに全てがのしかかる様になっている。

「ジキル」・・・新しくスタートした海外ドラマ。現代版で、自分の愛する家族を、彼は守る事ができるのか。双子の子ども、性格の二面性が心配。これ、楽しみだ。


海までの道

2008-10-11 10:28:47 | 日記・エッセイ・コラム

海までの道

先週は行事ウィーク。

月曜日はクリーンアップ○○という地域清掃。小学生から中学生、社会人までのグループでゴミ拾い。

久しぶりに小学生の唐突な言動を楽しむ。

火曜日は「完歩大会」と終業式。

学校から海までの陸路を結んで、海まで歩くのに程よい山奥でバスを降りて歩く。

私は足のことなどがあり、最初からゴール担当配置。

受け持ちの子どもと打ち合わせをして、彼女の判断に任せる。

本当は遠くから一緒に歩きたかったけれど、できない弱み。

これは、幼い頃からだし、慣れている。ショウガナイ。

トイレを開放してくれる海の家管理人の方と、担当者との話が食い違っていた。

その対応で、心配していた待ち時間2時間があっという間。

「ゴールで待っているからねー」と言って、約束する。

結局、彼女は早々に到着。最後に着いた子どもは、手を振って迎えると涙。

全員、完歩。

この季節の海は、荒々しい表情で、あまり好きではないけれど、子どもたちは裸足になって喜んでいた。そうだよね、波を見ているだけでも引き込まれるさ。

翌日は研修をミッチリ。思うことはあるけれど、継続してきたシステムを今は受け入れておく。

秋休みの二日目はサケ科学館・芸術の森へ行く。天候が悪く、その後の予定はばっさりカット。サケ科学館は子どもたちは楽しかったと言う。学芸員の方が、1週間前に捕獲したメスとオスのサケを使って、受精させる実習を提供してくれた。

繊細で注意深く、いのちを紡ぐ。センスのある対応。

芸術の森では『國松明日香展』を観る。子どもにはピンと来なかったようだった。

事前にレクチャーしなかったから。

限りなく具象に近いけれど、一作品ごとにストーリーが感じられて、見ごたえがある。

展示会場のブースの距離が近いので、作品展開の切り離しが難しそう。

丁度、雨が降っていたし、落ち葉なんかも風に舞う季節。外界とのつながりも楽しめると良いと思う。

子どもアトリエで体験をした子どももいた。ブロンズ粘土を1キロ渡され、好きに作ってきたと言う。野外彫刻をじっくり見れなかったこともあり、粘土細工に終わったようで残念。

缶バッチ体験に没頭した子どもは満足げだった。つくり終えた後で、ある子どもが「この機械、うちにあるよ」。・・・やった子どもはちょっと寂しそうだった。環境って大切だけど、この世は残酷だな。